見出し画像

銭湯でのアンダーヘアの処理はありかなしか。

先日、家から歩いて行ける距離にある銭湯に行ってきた。サウナ付きの銭湯で値段がなんと460円!!この良心的な価格が私の心もじんわりさせる。

中には威勢の良いおばちゃんが番台で、「今日は電気風呂が壊れているから、使えない。嫌だったら他へ行ってちょうだい」と、何度も言っていた。しかし、耳の遠いおじいさんが「え?え?」と何度も聞き返してる。これもよく見慣れた光景だ。

私は銭湯が大好きだ。特にめちゃくちゃ古くて、黒いマッサージ機があり、ドライヤーがお釜ドライヤーなところ(なぜかというと、そういう銭湯はたいがいお客さんの、年齢層がかなり高め。だから、自分だけ若くてピチピチしているから謎の優越感に浸れる)そう!こういう腹黒い思考回路を持ち合わせているから私は男っ気がないのである。

そんなこんなで、体を洗い始めた。中にはご年配の方々が10人ほど。皆常連さんらしく、お互いの近況報告をしたり、いくつになっても大好きな女の噂話、体のあちこちが痛いという話、などお互いの背中を洗い流しながら喋っていた。他の銭湯に行ったときは、サウナにボスザルのように陣とっているご年配の方もいたが、ここの銭湯はみんな本当に仲が良さそうだった。

私が体を洗い始めたとき、右斜め後ろのおばさんがムダ毛処理をしていた。そのおばさんは、アンダーヘアーの処理をしていて、おばさんと私はお互い逆方向を向いて座っていた。そこまではいいのだが、おばさんがようやく毛を剃り終え、アンダーヘアーのムダ毛を流そうと立ち始めた。そして、そのシャワーの水とおばさんのムダ毛が私に向かって一緒に飛んできたのだ。あれには驚いた。おばさんは少し斜めを向いて陰部を綺麗に流し始めたのだ。真後ろには誰もいないのに。。。なぜ少し斜めになって洗うのか。光の照明具合が斜めが好都合だったのか。でも小心者の私はシャワーのお湯とあなたのアンダーヘアーが私に向かって飛んできている、なんて言えなかった。なぜ人の毛と一緒にシャワーのお湯をかけられるのか。しかもアンダーのヘアー…。

そこで私は思った。アンダーヘアーを人にはかけちゃいけない。(当たり前!)しかし、アンダーヘアーを銭湯で剃るのは一つも悪いことではないと私は思う。なぜなら私もお風呂が壊れた時や、どうしても銭湯でムダ毛処理をしなければいけない理由(夜の用事が次に待っているとき)が近い将来あるかもしれないからだ。未だかつてないが。もしかしたら、あのおばさんは銭湯後の夜の用事があって、剃っていたのかもしれない。だから照明の当たり具合まで気にしていたんだな。そうなると、話は随分と変わってくるのだ。
皆んなの使う銭湯だから人にムダ毛とシャワーをかけないよう意識しながら気持ちよく利用しようと、今後の銭湯生活において心に誓った。

体も心も温まり脱衣所に向かった。そして大きな鏡があり、そこに映る自分を見て「あら、ちょっと痩せたんじゃない?」と思わせてくれる。こう痩せた気にさせてくれるから私は銭湯通いがやめられない。

あちゃちゃちゃちゃ〜。