
アフターコロナとパラレルキャリア(複業)
以前、パラレルキャリアについて述べましたが、
私の考えではなく、P.ドラッカーの考え方を今回は述べたいと思います。
まず、パラレルキャリア(第二の仕事)を持つには
「もう一つの世界をもつこと」
とドラッカーは述べています。
つまり、自分の視野・世界観を広げ、行動することだと思います。
いや、この「もう一つの世界」というニュアンスは、「今までと違う価値観の世界」を含んでいるようにも思えます。
(この辺りは、また述べたいと思います)
そして、
「うまくいっている仕事はそのまま続ける」
と述べています。
逆に、うまくいっていないものは切り捨てることも必要かもしれませんね。
ここで私が注目したいのは、
「あえてパートタイムになったり、コンサルタント的な契約社員となる。しかし、もう一つの世界をパラレル・キャリアとしてもつ。多くの場合、非営利組織で働く」
とあることです。
これがアフターコロナで加速する可能性があるかもしれません。
今までの世界は、正社員になることが良いとされてきましたが、これからのパラレルキャリア時代はパートタイム・契約社員の方がよいのかもしれません。
これは、本質的な見方ではないですが、個人事業主となり、給付金や協力金を貰いながらやっていった方がいい、と思う人も増えるかもしれません。
いいのか悪いのかわかりませんが、頑張って働き正社員でお給料をたくさんもらうよりも、給付金・協力金・補助金などで休養しつつほどほどに働くというようになるのかもしれません。
(これがベーシックインカムになっていくかどうかです)
今回のようにコロナで経済が止まった時、ランニングコストがかなりきついことになったことを体験したので、企業側も正社員という形を減らしていくのではないか、と思います。
つまり、「正社員時代の終焉」となるかもしれません。
そして企業の場合は資本を持っていた方がキツイので「資本主義の終焉」となるのかもしれません。ただ、資本家は現状もやはり強いので、今のところ資本主義の終焉は企業においてのみとなります。しかし、流れ的に資本主義は終焉するのかもしれません。では、次は何を中心とした社会となるか?
今回はここまで。
では、また!
佐藤源彦
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【参考文献】
P.ドラッカー,上田惇生『明日を支配するもの』ダイヤモンド社