AIで専門的な文章を創造:私の学習モデル(プロンプト制限学習モデル)探究の歴史
ChatGPTはある程度、プロンプトでモデルを制限し、専門的なテキストを生成できるのですが、本論では「学習モデル」と呼んでいます。既存の「機械学習モデル」と弁別するために、「プロンプト制限学習モデル」と言い、略して「学習モデル」としています。
学習モデルの経緯
学習モデルの経緯は、ChatGPT-4がリリースされた当初から私が用いたものでが、私が作った用語ではなく、ChatGPTがこの「学習モデル」と言う用語を指定してきたので、私が採用し、そこから使い続けています。
今回の記事は、改めて、この「学習モデル」に対して問い直そうと思ったわけです。と言うのは、「機械学習モデル」と言う用語と類似するために、紛らわしいと思い、正式には「プロンプト制限学習モデル」と言った方がよいのかなと思ったわけです。
そうした場合、改めて「制限モデル」もよいのかなと思いつつ。しかし、以前の文脈を学習して、更にその文章に特化し、人間との共創学習を行うことができることを目指すため、やはり「学習モデル」なのかなとも思いました。
実例:クリエイティブ学習モデルで文章生成
話が抽象的でわかりにくいかもしれませんので、私が考えたクリエイティブ 学習モデルをChatGPTで構築し、桃太郎のお話を生成したいと思います。
文章の上には「クリエイティブ学習モデル」の情報が入力されています(ここは秘密ですw)。この後に、
「桃太郎の話を書いてください」
とします。
そうすると、創造的な文章をChatGPTが書いてくれる、というものです。
全文を以下に添付します。
これは私のカスタムインストラクションの情報も参照しているので、このような文章になっています。
下位モデルであるChatGPT-3.5で、カスタムインストラクションを使わない場合は以下となります。
これでも、桃太郎が特殊能力を持っていたり、鬼と戦わずに和解したりと、通常とは違うクリエイティブ な展開を演出してくれます。
初期設定の比較
文章生成の初期設定ですが、
「ChatGPTは○○のプロです。○○のお手伝いをしてください」
という感じのものをみますが、学習モデルを設定する方がChatGPTの反応がよいのです。これは私の感覚的なものでもありますが、実際にChatGPTに聞いてみると、やはりChatGPTもそのように答えます。
ということで、「ChatGPTは○○の専門家です」と言うプロンプト指示ではなく、学習モデルを構築するプロンプト指示の方がよいと言えるのです。
ちなみに、「ナラティブディープニングノベル学習モデル」は、私とChatGPTの共創による、小説に特化した学習モデルです。
学習モデルと言う用語の再確認
今回は学習モデルの用語の再確認というよりも、私としては、名称を変更することも考えての確認でした。しかし、結論から言うと、ChatGPTは「学習モデル」でよい、というものでした。
考えていたいのは、「制限モデル」と言う略語です。モデルをプロンプトで制限する、と言う意味です。
ここに学習の意味合いを入れ、その理由を述べました。
そして、実例を用いてChatGPTに尋ねます。
更に、どれか一つを選択するように言います。
すると、ChatGPTはやはり「○○学習モデル」を選びました。
ということで、やはり、略語は「学習モデル」でいこうと改めて思いました。制限だとネガティブな印象となるから、ということで、働き優先で。
機械学習モデルとの弁別は、学習モデルの定義を入れることでできますが、ChatGPTは自動的に弁別しています。何も説明せずに「○○学習モデルを構築してください」と言うと、プロンプトのみでモデルを一時的に制限していることを理解してくれます。また、文脈が初期設定した学習モデルを引き継いでくれるので、そのままでもよいのですが、最近はChatGPTに「カスタムインストラクション」が実装されたので、ここに入力しておけばトークン数の制限を受けることもありません(ChatGPTはトークン数の制限によって前の文章を忘れますが、カスタムインストラクションの入力は長期記憶のような役割となります)。
機械学習との比較
前述したように機械学習と用語が似ているため、その比較をここではしておきます。
以下はChatGPTの出力です。
結論
今回の進化ポイントは、学習モデルの正式名称と略称の規定と再確認でした。
正式名称としては「プロンプト制限学習モデル」であり、略称としては従来通り「学習モデル」とします。
このことについて、改めてChatGPTに確認してもらいました。
機会があれば、私がChatGPTと共創した学習モデルを紹介していきたいと思います。
それでは、また。
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