はじめに
この記事では、YouTubeの動画「Perplexity(パープレキシティ)で色々と分析したら凄すぎた!:簡易AIマーケティングのデモ」の内容を基に、Perplexityを使ったAIマーケティング分析の魅力と活用方法をご紹介します。
Perplexityとは?
まず、Perplexityについて簡単に説明しましょう。Perplexityは、AIを活用した検索・分析ツールです。通常の検索エンジンとは異なり、自然言語で質問を入力すると、AIが関連情報を収集・分析し、整理された形で回答を提供してくれます。まるで賢い秘書がいるかのように、欲しい情報を素早く的確に教えてくれるのが特徴です。
https://www.perplexity.ai/ja/hub/faq/what-is-perplexity
Perplexityを使ったマーケティング分析の基本
Perplexityを使ったマーケティング分析の基本的な流れは以下の通りです:
分析したい企業や製品について質問を入力
Perplexityが関連情報を収集・分析
整理された形で結果が表示される
必要に応じて追加の質問を行い、より詳細な情報を得る
例えば、「スクウェア・エニックスについて教えてください」と入力すると、会社の概要、主要製品、業界での位置づけなどの情報が整理されて表示されます。これを基に、さらに詳細な質問を重ねていくことで、より深い分析が可能になります。
※著者は、小学校の頃のファミコン版からFF・ドラクエシリーズをやって、むちゃくちゃ面白かったです!サガシリーズはゲームボーイの1・2やサガフロ・ロマサガもやりました!あと、聖剣伝説とか!
競合分析への活用
Perplexityは競合分析にも非常に有効です。例えば、「スクウェア・エニックスの国内競合企業は?」と質問すると、コナミ、バンダイナムコ、カプコンなどの企業名が挙がります。
さらに「海外の競合は?」と聞けば、Activision Blizzard、Electronic Artsなどのグローバル企業も表示されます。これらの情報を基に、各企業の強みや弱み、市場シェアなどを比較分析することができます。従来の方法では膨大な時間がかかっていた競合分析が、Perplexityを使えば短時間で効率的に行えるのです。
ポジショニング分析と改善案の生成
Perplexityは単に情報を集めるだけでなく、分析や提案も行ってくれます。例えば、「スクウェア・エニックスのポジショニングを分析してください」と入力すると、強固なIP(知的財産)、多岐にわたる事業展開、グローバル展開などの特徴が挙げられます。
さらに、「スクウェア・エニックスへのアドバイスを教えてください」と聞けば、メタバースやVR/ARへの展開、既存IPの活用、新規デジタルマーケティング戦略の構築など、具体的な改善案が提示されます。これらの提案は、AIが膨大なデータを分析した結果であり、人間では気づきにくい視点が含まれていることも多いのです。
製品レビュー分析の活用
Perplexityは製品のレビュー分析にも威力を発揮します。
以下は、2024年7月の商品レビューで高評価なものをリサーチした結果です。
すると、「ファイナルファンタジー7リバース」がもっともよいレビューであったことをPerplexityは示唆します。
そこから、例えば、「ファイナルファンタジー7リバースの良い点と悪い点を教えてください」と質問すると、グラフィックの美しさ、ストーリーの深さ、ゲーム性の高さなどの良い点と、ミニゲームの難易度の高さ、エンドコンテンツの難しさなどの改善点が挙げられます。これらの情報を基に、製品の改善点や次回作への反映事項を検討することができます。
また、「ファイナルファンタジー7リバースのストーリーの良い点は?」といった具体的な質問を重ねることで、より詳細な分析も可能です。
まとめ:Perplexityが切り開くAIマーケティングの未来
Perplexityを活用したAIマーケティング分析は、従来の方法では難しかった多角的かつ迅速な分析を可能にします。競合分析、ポジショニング分析、製品レビュー分析など、マーケティングの様々な側面でPerplexityは強力なツールとなります。
しかし、注意点もあります。Perplexityの分析結果は、あくまでもAIによる解釈であり、人間の洞察や業界知識と組み合わせて活用することが重要です。また、同じ質問でも結果が若干異なる場合があるため、複数回の分析を行い、結果の傾向を見ることも大切です。
AIツールは日々進化しています。Perplexityのような先進的なツールを上手に活用することで、より効果的なマーケティング戦略の立案が可能になるでしょう。
ぜひ、自社のマーケティング活動にPerplexityを取り入れ、AIの力を最大限に活用してみてください。きっと、新たな発見や洞察が得られるはずです。
それでは、また!
【プロフィール】
佐藤源彦(MBBS)
医療や心理学の研究所に研究員として勤務。
その後、独立して心身の総合研究所MBBSを設立。
心理学を応用したAI共創学を研究・開発している。
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