中小企業を退職、一流企業への就職を目指した(Part3/3)
病院を2日で退院し、上司(以前、退職願を提出した上司は既に異動しており別人)に退職の意を伝えました。
上司は、
『そう言うと思っていたよ。ただ、会社なんてどこ行っても、こんなもんだよ。そして、転職するたびに待遇は悪化するんだ』っと。
私は、この頃、気付けば、事業場で"働き頭"的な存在になっていました。
上司は、
「そんなキャリアを捨ててまで、転職にメリットがあるのか?」っとも。
"世間知らず と 自惚れ の相乗効果で、自分の立場 や 状況を見誤っている"などなど、事業所長までやって来て、説教されました。
また、"次の就職先なんて、簡単に見つかるものではない!まっ、大企業(一流企業)にでも雇ってもらえるんなら、退職を認めてやってもいいぞ!世の中そんなに甘くないがな!今まで通り、うちで働くのがお前にとって最良の選択だ"っと。
私は、終始、言われるがまま黙っていましたが、最後に、
「わかりました。では、大企業を目指します」と返事し、条件付きで退職を認めてもらう約束をしました。
当然、何の当ても、見込みもなく、0(ゼロ)からのスタ-ト。
求人情報を集めるところから開始!
ある意味、しんどかった...。
朝7:00から会社で仕事、夜23:00~24:00くらいに帰宅して、ネット上で就活する毎日。時期は6月中旬、中途採用の募集などほとんどなかった(業種をある程度選んでいたのが原因かも?)。
"やっぱり、今の会社のままで..."っと、何度も思いました...。
こんな生活が3ヶ月続き9月を迎えたころ、大手〇〇メ-カ-から面接の要請がありました。
しかし、待遇が"準社員(非正規雇用)"だったので、少し悩みましたが、非正規雇用からの正社員登用あり!との条件もあり、初めて"有給休暇"なるものを取得し、面接を受け、採用通知を受けました。
待遇は、準社員だが採用されたことを上司と事業所長に報告し、退職の承認をお願いしました。
多々悶着はありましたが、了解いただきました。
大手〇〇メ-カ-での就業は、来年4月から。
社会人になってからこれまで、ほとんど何もできなかったので、今の会社をできるだけ早く退職し、自由な半年間を想像した時、大学に入学し、一人暮らしを始めた折に感じた、言葉にならない高揚感に浸りました。
しかし、"自由な半年間"は、幻に終わりました...。
最後の最後に、信じられないことが起きました...。
私の退職願が、それから、5ヶ月間も滞納されました。
退職を認めてもらって以降の1週間は、催促もせず、従来通り働きました。
2週間目には、"早く手続きお願いしますね"と爽やかに上司へ打診。
1ヶ月が経って、さすがに「どうなってますか?」と上司へ真剣に問い質すと、「すまん。まだ、俺が持ってる...事業所長が....」っと。
事業所長に確認すると、「そんな指示はしていない!」の一点張りでしたが、別に興味もなかったので、「では、本社への展開、お願いします」と事業所長に頼んで、受け取ってもらいました。
また、1週間は、催促もせず、従来通り働きました。
2週間目に、"どんな状況ですか?本社へ確認してもいいですか?"と質問すると、「俺が責任を持ってやっているから、待ってろ」と言われ、"宜しくお願いします!"で終わりました。
でも、また1ヶ月が経ち...。
そんな時、本社の同期から電話連絡が...。
ついに来た~、受理された~っと思ったら、
「12月にそっちへ異動になるからヨロシク!」という連絡。
"悪いんだけど、ちょっと頼めるか?実は..."と退職の話をすると、
「えっ、マジで。何で何で?」っと...。
一連の顛末を説明、本社での退職願の状況を確認してもらったが...。
「知り合いに探り入れてみたけど、届いてないみたいなんやけど...」
えっ~....。
確認したら、退職願の日付が6月19日だったため、現行の日付で提出するように差し戻されたまま、放置されていた模様...。
直ぐに、作り直して、上司、事業所長の承認印を受け、自ら本社へ郵送。
今度は、本社のお偉いさんが、事業所にやって来て....。
あろうことか、あの人事部長までやって来て、「一緒に頑張ろう!」と言われた時には、さすがに失笑してしまった。
そして、やっと2月末に退職できることになった。
(12月に異動してきた同期は、1月末で退職した....)
"やっと退職できる!"
"4月まで1ヶ月しか残ってないけど、満喫するぞ~!"
と、また言葉にならない高揚感が沸いてきた矢先、1本の電話が...。
大手〇〇メ-カ-人事部から、
「急で申し訳ありませんが、3月から来れますか?」
「・・・・。はい、大丈夫です....」
1ヶ月のバカンスも消滅....。
そして、大手〇〇メ-カ-での就業開始!
(2年後、この大手〇〇メ-カ-で、正社員登用いただきました。
この話は、また、"一流企業に登用してもらうコツ"とでも
題して、駄文化してみようと思います。この度は、ご拝読、
誠にありがとうございました。次回も宜しくお願いします!)
<next!>
https://note.com/mbb_mbb/n/n5998d4f540e1
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