投資銀行就活②(フルタイム内定獲得まで)

投資銀行就活①の続きです。

内容は、①インターン業務(守秘の範囲内で)、②内定獲得に重要だと感じる部分の振り返り、の2点となります。

①-1  インターン業務(入社前)
業務ではないのですが、各種書類の申請や事前のトレーニングが課されることが多いと思います。当たり前ですが、遅れのないように対応しましょう。
また、トレーニングは強制のものとそうではないものがあると思いますが、特に投資銀行やファイナンス業務の経験がない方は積極的に取り組むとともに、可能であれば同級生の詳しい人からレクチャーを受けることをオススメします。
元々投資銀行で働いていたことから、日本でのインターンに関しても色々と情報を得られることがありますが、総じて準備不足という印象を持たれている方が多いです。プロセス並びにインターン自体が大変なのでそれまでは休みたくなる気持ちもわかりますが、内定獲得までは全て評価されている期間であるということを胸に刻んでいただくのが吉かと思います。

①-2  インターン業務(入社後)
会社や案件の状況によって本当にマチマチかと思います。
自分がしていた業務の内容も正直ほとんど話せないのですが、MBA生であれば基本はアソシエイト採用ですので、こいつ仕事できると判断されれば簡単なモデリングなどの定量面も任せてもらえると思います。一方、学部生でアナリスト採用であれば定性的な情報や確定した数字(つまり過去の会社の業績など)の整理のような仕事をが多くなる気がします。(念のためですが、アソシエイトもアナリストと同じ業務をたくさんさせられます笑)
また業務をマーケとエグゼの2つにざっくり分類すると、状況次第ですがマーケ業務の方がアサインされやすいのかなと思います。その場合は、チームメンバーが作成したシェル(スライドの枠的なイメージ)から一部を割り当てられて、メンバーと適切なタイミングでコミュニケーションを取りながらページを完成させることが求められます。エグゼに関しては、より自由度が高いので一概にお伝えするのが難しいのですが、お願いされたことを何でもサポートするということになる気がします。
大変さという意味では案件次第ですが、エグゼの方がやはり時間的な制約や求められるクオリティなどの観点で厳しくなる傾向にあると思います。
併せて、サマープロジェクトやモデルアセスメントがある会社もあります。通常業務に加えてということになりますので、平日深夜や休日に取り組むことになります。

②  内定獲得に重要だと感じる部分の振り返り
自分の身近だけに絞っても一緒にインターンをした学生(学部生含む)全員が内定をもらえたわけではありませんでした。
私自身は運よく内定を頂戴することができたので、僭越ながらどういう部分が評価された(と思う)かを簡単にシェアさせていただければと思います。(ちなみに正式なフィードバックとして受け取った内容も含まれていますので、大きく的外れというわけではないと思います。)

②-1  英語力は関係ない
先ず声を大にして言いたいのですが業務遂行に支障がないレベルであれば英語力は関係ないです。恥ずかしながら、僕の英語力はMBA生の中でも最底辺だと思いますし、特にカジュアルな会話に関しては分からないことも多くいつもストレスを感じながら会話をしているレベルです。でも内定獲得できましたので、英語力に悩まれている方は気にしすぎなくて大丈夫です!

②-2  姿勢の見せ方
大きく2つあるかなと思います。
1つ目は、他のインターン生(主にアナリスト)が悩んでいたら教えてあげたり、トレーニングの活性化に資する質問を投げかけるというものです。
特に、MBA生は(年齢的には相応なのですが)外から見るとアナリストを飛び越えていきなりアソシエイトで入ってくることになるので、アナリストとの関係性を上手く作りつつ、時には上下関係の中でアナリストを指導するといったことも求められますので、それが上手くできるということを見せることは大切かと思います。
投資銀行出身者でないと難しいのではと思われるかもしれませんが、アナリストインターンは正直かなーり素人なので事前にしっかりと勉強しておけばリアルな経験がなくてもトレーニングレベルの内容であれば十分に教えられると思います。
また個人的に良かったのではと思うのは、オフィシャルなトレーニングとは別にアナリストインターン向けにモデル実演講座を個人的に開催したことです。自身の習熟度、アソシエイトとしての姿勢、仲間への貢献の姿勢、などなどポジティブな効果を発揮したことは間違いなかったのではと思います。(アナリストのアセスメントの結果にも如実に出ていたのではという気がしています)
2つ目が業務を通じた貢献の姿勢を見せるということです。きっと業務中にイライラしたりすることもあると思いますが、常に評価されているということを忘れずに、頼まれたことだけではなくそれ以上に自分から仕事を取りに行くくらいの姿勢が大切です。これは特に社会人経験があってやる気もあるMBA生なら問題ないかもしれませんが、意外と差が出る部分だなと感じました。特にプロフェッショナルファームでの働き方に慣れていない人は気を付けた方がいいと思います。

②-3  関係性の構築
僕には一番苦痛ではあったのですが、仕事の合間にコーヒーチャットなどを絶えず行い続けることも大切です。正確には覚えていませんが10~20人と追加で話しました。どういう仕組みで合否を決めているのかは分かりませんが、きっと多くの人の意見を集めているものと推察されます。よって、1人でも多く味方を作っておくというのは地道ですが重要かなと思います。

②-4  地頭力
これは最低限というお話です。
残念ながら言われたことを繰り返す人や習ったことが1回でできない人はオファーをもらえていない印象でした。

②-5  オフィスソフトを使えること
パワポ、エクセルは必須です。どちらも最低限ではなく問題ない水準で使えるように前もって準備しておくべきです。

とりあえずパッと思いつく範囲で記載してみました。
もし何かご質問などあればコメントもしくはXにてお問合せいただければ可能な限り回答します!


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