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新たな新加入選手?


スペインの名門アトレティコ・マドリードからチェルシーへの移籍が噂されていたポルトガル代表のジョアン・フェリックスが、ついにその移籍を完了させる見込みとなった。イギリスの『BBC』や『スカイスポーツ』が報じたところによれば、チェルシーとアトレティコ・マドリードの間で、フェリックスの移籍に関して大筋での合意に至ったとされている。
 
期待されながらも苦戦を強いられたアトレティコ時代
ジョアン・フェリックスは2019年夏に、当時のクラブ史上最高額である約1億2600万ユーロ(約160億円)でポルトガルのベンフィカからアトレティコ・マドリーに加入した。当時19歳だったフェリックスは、その高額な移籍金と才能から「新しいクリスティアーノ・ロナウド」として大きな期待を背負っていた。しかし、アトレティコでの数年間は決して順風満帆とは言えず、期待されたほどのパフォーマンスを発揮することはできなかった。
 
フェリックスはアトレティコの攻撃陣の一角として活躍を期待されていたが、ディエゴ・シメオネ監督の厳格な守備的スタイルとの相性が良くなかったこともあり、コンスタントに結果を出すことが難しかった。また、度重なる怪我やコンディション不良も影響し、彼のパフォーマンスは波が激しく、ベンチに座ることも多くなった。
 
チェルシーでの新たな挑戦
2023年1月、フェリックスはプレミアリーグのチェルシーに期限付き移籍を果たした。チェルシーではいくつかの試合で印象的なプレーを見せ、特にそのテクニックと視野の広さで評価されたものの、クラブ全体のパフォーマンスが安定せず、シーズンを通しての目覚ましい成果には繋がらなかった。2023-24シーズンには、バルセロナでも期限付き移籍でプレーしたが、完全移籍には至らなかった。
 
その後、今夏にアトレティコ・マドリードに帰還したフェリックスの将来は不透明なままであった。しかし、チェルシーが再びフェリックスに関心を寄せる中、今回の移籍合意により、彼は再びロンドンに戻ることが決定的となった。
 
アトレティコ・マドリーとチェルシーの交渉の詳細
今回の移籍において、チェルシーはフェリックスに対して6年契約を提示しているとされ、契約には1年間の延長オプションも含まれている。『スカイスポーツ』の報道によると、チェルシーがアトレティコ・マドリーに支払う移籍金は、基本額として4200万ポンド(約80億円)に、最大430万ポンド(約8億1900万円)のボーナスが追加される見込みで、最終的には総額4600万ポンド(約88億円)を超える金額となる可能性が高い。
 
この合意により、フェリックスは2030年までチェルシーに所属することとなり、彼の新たな挑戦がスタートすることとなる。また、フェリックスがチェルシーに加入することで、チェルシーの中盤に所属するコナー・ギャラガーのアトレティコ・マドリードへの移籍も進展し、最終的には両クラブの間で選手の交換が成立する可能性が高まっている。
 
フェリックスの今後に期待
フェリックスにとって、チェルシーでの新たな挑戦は、これまでのキャリアを再び軌道に乗せるための重要な機会となる。彼の持つポテンシャルは依然として高く評価されており、プレミアリーグという競争の激しい舞台でその才能を如何なく発揮することが求められている。チェルシーが彼をどのように起用し、彼がクラブにどのような影響を与えるのか、今後の展開が非常に楽しみだ。
 

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