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ヤバすぎ!遊戯王MD環境の動き#03

 はい、今回は少し具体的な話をします。今回語るのは「環境」からはちょっと逸れて「手札誘発」の話をします。「手札誘発」とは手札から直接効果を発動できるカードのことを指します。
 通常、モンスターカードであれば召喚してから、罠カードであればフィールドにセットしてから効果を発動できます。しかし、「手札誘発」カードは条件さえ満たしていればその効果を手札から発動できるのです。昔の遊戯王しか知らない人や初心者にとって「手札誘発」はおそらく一番頭を悩ませるカードになります。しかし、「手札誘発は生存権」と言わんばかりにこのカードは重要なのです。
 
 「手札誘発」の重要性は「後攻になっても相手の先攻1ターン目の動きを妨害できる」ことにあります。後攻になってしまったとき、当然こちらはフィールドに罠カードやモンスターカードは無く、相手は妨害を気にせず強力なモンスターを召喚する準備をするでしょう。こちらにターンが回ってきたときには5回も6回も相手から妨害され、なにも出来ないかも知れません。そこで手札に「手札誘発」があれば相手の先攻1ターン目であっても条件さえ満たせば相手の準備を妨害することが出来るのです。
 
 ではここに代表的な三つの「手札誘発」を用意しましたのでひとつづつ効果を見ていきましょう。
 
 
〇灰流(はる)うらら

 このカードは遊戯王マスターデュエルを遊ぶ上で見ない日はないと言っていいほど使用されているカードです。そしてこのカードで悔しい思いをすることは多々あると思いますが、私たちが「環境」に抗うためにも必要なカードなのです。
 
 ではその効果はというと、長々とテキストには書いてありますが端的にいうと「相手がデッキのカードを、手札に加える、墓地に落とす、特殊召喚する効果を無効にする」という効果です。相手がデッキに触ろうとした行為を無かったことにできます。
 
 先述しましたが、現代の遊戯王は1ターンの間に多くのカードをやりくりします。そしてそのカードのほとんどはデッキから調達することになります。「灰流うらら」はそのルートをブロックすることで、相手が強力なモンスターを召喚する筋道を妨害できるのです。
 
 また、灰流うららはチューナーモンスターであることから、デッキによっては強力なシンクロモンスターを召喚するための素材にすることができます。このように余すことなく利用できる灰流うららは現在ほぼ全てのデッキに最大枚数である三枚採用されます。
 
 
 残りの二枚についてはまた次の記事で説明しましょう。
 
 ちなみに「手札誘発」は俗称であり、公式の用語ではないので大会でこの言葉は用いないように注意しましょう。
 
引用
・遊戯王 マスターデュエル
©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
©Konami Digital Entertainmen

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