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-1からの器械体操#002

器械体操とは
 
 
2 男女で違う種目数
 
 器械体操は男女で行う種目数が異なります。男子は鉄棒、平行棒、吊り輪、鞍馬、床、跳馬の6種目。一方女子は段違い平行棒、平均台、床、跳馬の4種目です。男女の違いに差別するなと厳しい世の中です。男子と女子の種目数の違いに噛みつかれたらたまったものではありません。しかしこれは体験談なのですが、試しに女子部員に「吊り輪をしてみてほしいと」と頼んでやってもらったのですが、ぶら下がるだけでせえ一杯。技どころではありませんでした。そして考えてみてください、男子が平均台の上で飛んだり回ったりしていて着地に失敗したら…。次の日から女子と一緒に練習することになるでしょう。
 このようにおそらくですが男子と女子の種目数が異なるのはお互いの体の構造や筋肉にあった事しかできないため種目数が違うのだと思います。まぁできる人はできると思いますが、大会などが成り立つ人数がいないのもあると思います。
 
 
・男子は6種目
 では最初は男子の種目と特徴などを紹介していきます。
 
鉄棒
 鉄棒は演技が始まったら一度も止まることなく最後までやりきらなくてはなりません。そして一度落ちたとしても30秒以内に演技を再開すれば、失格にはなりません。
器械体操と聞いて皆さんが想像するぐるぐる回っているのは「車輪(しゃりん)」という技です。この技は鉄棒の演技でどの選手も必ず行います。それだけ基礎的な技です。サッカーやバスケのドリブルと似ています。しかし初心者の私にはとても難しく、できるまでに2年の月日を要しました。
また器械体操用の鉄棒は公園にある鉄棒とは違います。まずは素材なども違うのですが一番の違いは、真ん中に空洞でワイヤーが通っていることです。この素材と構造の違いが鉄棒のしなりを実現しています。
 そして次に鉄棒を4方向からワイヤーで引っ張っています。おそらく公園の2つの支柱だけの鉄棒で演技をしたら、鉄棒の支柱に相当な力で負荷がかかり、3人目の演技者ぐらいで鉄棒が壊れてしまう為だと思います。

(↑しなる鉄棒と4本のワイヤー)

 さらに手触りも異なります。公園の鉄棒のように ツルツルとはしておらず、ザラザラとしています。これは摩擦を増やすためであると考えられます。鉄棒の演技時にはプロテクターを付けます。そのプロテクターはつるつるしているため、鉄棒もツルツルだと選手が異世界へ転生してしまいます。男子体操選手がスライムにならないように鉄棒はザラザラしているわけです。

 またプロテクターには芯があり、鉄棒に引っ掛けるようにして握ります。実は鉄棒の演技中は鉄棒をあまり握っていません。この芯に引っ掛けて鉄棒から離れないようにしています。鉄棒を始めたての頃はこれが信じられず怖くて力いっぱい握っていたため、親指の皮がよく剝けてお風呂に入るのが嫌でたまりませんでした。

(http://www.1242.com/radio/chikara/archives/264)


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