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銀河の形状はどうなってるの?

 銀河は、それぞれ形や大きさが様々です。私たちの住む天の川銀河は、渦巻銀河と呼ばれる形をしており、大型の銀河になっています。他にも楕円銀河やレンズ状銀河、矮小銀河などがあります。今回は、そんな多種多様な銀河の形状や大きさについて紹介していきたいと思います。
 
 まず初めに、銀河の形状について紹介していきたいと思います。銀河の形状は4つの種類に分けることができます。
 初めは画像左上の楕円銀河を紹介していきます。楕円銀河とは、恒星の大集団である銀河の1つで、球状または楕円状の形をしています。楕円銀河は、通常若い星やガス、塵などを含まず、古い星から構成されています。
 次に画像右下の渦巻銀河を紹介していきます。渦巻銀河とは、楕円銀河と違い、円盤状の構造をもった銀河のことです。円盤に渦巻状の濃淡が目立って見えることから渦巻銀河と呼ばれています。恒星や星間物質が円盤状に集まることで構成されています。渦巻銀河中央部には、円盤部よりは小さい球形状の構造であるバルジと呼ばれる部分があります。
 次に画像左下の棒渦巻銀河を紹介していきます。棒渦巻銀河は、渦巻銀河と全く同じ特徴を持っています。渦巻銀河と違う部分はバルジが棒状になっている部分です。バルジが棒状に伸びていることから棒渦巻銀河と呼ばれています。
 最後に画像右下のレンズ状銀河を紹介していきます。レンズ状銀河は、楕円銀河と渦巻銀河の中間系の銀河です。渦巻銀河のような渦状の構造は見られず、星間物質はほとんど無く、古い星から構成されていますが楕円銀河とは輝度分布が大きく異なります。また、レンズ状銀河は円盤部をもっていますがあまり発達していません。

 銀河の大きさについて紹介していきたいと思います。下にアンドロメダ銀河の画像があります。画像をよく見ると上下に小さな銀河が2つあることが分かると思います。この銀河はアンドロメダ銀河の衛星銀河であり、天の川銀河からの距離がアンドロメダ銀河と変わらないことが分かっています。このことから、遠くにあるため小さく見えるのではなく、とても小さい銀河であることが分かります。このように小さい銀河のことを矮小銀河といいます。

 また、銀河には不規則銀河と呼ばれる銀河もあります。不規則銀河は、銀河のサイズが小さく不規則形状になる場合だけでなく、銀河同士の衝突や接近により形成されることがあります。しかし、銀河のサイズが小さくても楕円形という場合もあるため、矮小だから不規則銀河であるとは限りません。
 
 今回は、銀河の形状や大きさについて紹介していきました。宇宙に存在する様々な銀河について知ることが出来たと思います。銀河の形状や大きさがそれぞれ違うことは皆さんご存じだったでしょうか。この記事を読んで知ってもらえると嬉しいです。