その3「山辺の道(やまのべのみち)」
奈良といえば、鹿と大仏など歴史的遺産が有名ですよね。しかし、奈良にはそれだけではありません!
今回紹介する奈良県の知らないかもしれないスポットは、古事記や日本書紀に登場する「山の辺の道」として知られている古代の道路でもあって、また他県の知らない人にもぜひ知っていただきたい自然と歴史が織りなす秘密の絶景ルートがある、山辺の道(やまのべのみち)です。
この道は、奈良時代の8世紀に建設されたものであり、かつては東大寺から吉野山へと続く参拝や行幸のためのルートとして利用されていました。
山辺の道は、奈良市の東大寺や興福寺周辺を出発し、吉野市の吉水神社付近で終わる全長約40キロメートルの道路です。
この道は国の特別史跡に指定されており、古代遺跡や仏教寺院など、奈良ならではの文化財が点在しています。例えば、石舞台や吉水神社、吉野神宮など、古代の信仰や歴史に関わる建築物や神社仏閣があります。
一番の魅力は、なんと言ってもその美しい自然環境です。山辺の道は、豊かな森林や清流、渓谷など、四季折々の風景が広がっています。特に春には桜が満開で、道一面がピンク色に染まりまり、秋の紅葉の時期には、道一面が色とりどりの葉で覆われ、絶景が広がります。
SNS映えする写真を撮るのも忘れないようにしてください。
山辺の道ではアウトドアアクティビティも楽しめます。歩行者やサイクリストが利用できる遊歩道も整備されているので、サイクリングなども楽しむことができます。また遊歩道を利用すれば、ゆっくりと歩きながら自然を満喫することができます。
道沿いには休憩スポットや展望ポイントもあり、散策しながら景色を楽しむことができます。地元の食文化を堪能できる場所でもあります。道中には地元の食材を使用したレストランや土産物屋が点在しており、美味しい地元料理やお土産を楽しむことができます。私自身小さいころに行ったことしかないので、おすすめの商業施設などは紹介できませんが、お土産としておすすめするとしたら、奈良名物の「柿の葉寿司」や「吉野の漬物」、鹿のキーホルダーがおすすめです。お腹がすいたら、ぜひ立ち寄ってみてください。思いっきり自然と道中の商業施設で心身ともにリラックスできること間違いありません。
山辺の道は、知られざる秘密の絶景ルートです。自然の美しさと歴史的な魅力が交差するこの場所では、驚きや発見があなたを待っています。忙しい日常を忘れ、リラックスできる山辺の道へ足を運んでみませんか?長い道のりなので水分補給など準備はお忘れなく。