元損保マンが語る「不完全で愛すべき保険」
万能でない保険という商品が好き!
むしろ万能ではなくて不完全な保険という商品だからこそ、私は保険が好きなのかもしれない。
何となくそれっぽいことを言っていて、何を言っているかわからないよと思ったあなたは正解です、私もよくわからないです。笑
保険という金融商品はよく分からないんですよ。
本日のnoteの結論を先に言ってしまうなら、
保険は完璧じゃない
という事です。
保険とは
もしも、保険という商品が完成していてもう改善しようのない商品なら、あとは値下げをするかしないかだけの勝負となります。
その場合は、体力のあるメガ損保だけが値下げ合戦で勝てることになって、今みたいに損害保険ビジネスに数社が参入している環境となりません。
もしも、保険という商品が完成していて、コモデティ化して、万人が加入するような商品だったなら、どうでしょう。
それは我々の不安に思う保険に加入したいようなリスクの個人差や世帯間差、企業間の差がなくなり同一化していくことと同義です。
つまらない世の中になっていることと同義です(個人の意見です)。
こうして考えてみると、保険ってどの人にも万人受けする商品ではないし、かと言って保険に入らなくてもOKとならないから、完璧な満足感はなくとも加入する選択を消極的にする・・
と言うような少し複雑な商品であるわけです。
A保険商品の例え話
Aという保険商品に、
家族構成や将来設計、世帯年収に性格も真逆なLさんとKさんが加入することもあるので不思議ですよね。
この場合は、LさんとKさんのAという保険商品に魅力を感じてるポイントは異なるんだと思います。
同時にLさんとKさんのAという保険商品に不満を持っている点も違うのかもしれません。
でも、それでいいんです。
それが保険なんです。
YouTuberの保険不要論について
YouTuberが言い切っているように、必要な保険、不要な保険が明確にあるわけじゃないんです。
保険商品は複雑な金融商品です。賢い人達が頭をひねって、保険でのリスクヘッジを必要とする人のために保険商品を設計しています。
その保険を不要だと言う人は、その不要だと言う人に不要なだけで、他の人には必要なんです。
だからその商品を、営利企業である保険会社が販売して、売れているんです、買ってくれる人がいるんです。
保険の基本
自分が必要な保険に、必要な時に必要なだけ入る。保険の基本はコレだけです。
もちろん、保険会社も営利企業なので儲けが出るように保険料(顧客の支払額)を設定します。
保険会社が顧客のリスクを引き受けて、万が一に結構な保険金(保険会社の支払額)を支払います。
保険会社の(健全に)儲けが出る運営になっていないと、いざと言う時に保険会社が保険金を払えなくなりかねません。
財務の健全性の話ですが、安かろう悪かろうの保険なんて入りたくないんじゃないかなと。
私は安すぎる保険に加入するのは怖いと思います。安いにこしたことはないですが。。
ある程度、安心していざと言う時のリスクを背負わせてちゃんと支払いをしてくれそうな保険会社に加入して、必要に応じて特約加入などでオーダーメイドをしていく、保険はこれにつきます。
保険を子育てになぞらえてみる
(主契約だけでは)得手不得手のある子供を、(特約をつけて)長所を伸ばすなどして成長させていくイメージです。
何を言っているかわからないって人はすみません。まぁ、子供の成長は親次第で、保険加入に際しては、親(保険加入者)がきちんと子育て(金融商品、ファイナンス)を勉強して、選択をしていくイメージです。
まとまらなそうなので、クロージングに移りますが
クロージング
保険って不完全でいいんだし、不完全だから愛おしい
って、タイトルにしましたが、私はそう思っています。
1ミリも共感いただけなかった人はすみません。
1ミリでも共感いただけた人は、凄く嬉しいです、今後ともよろしくお願いします。