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今井正人さんMGC出場権獲得
陸上コーチのMBです。
大阪マラソンで順大陸上部の先輩である今井さんがMGC出場権を獲得!
【#JMCシリーズ #大阪びわ湖マラソン】
— ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ) (@jmc_series) February 27, 2022
✨選手コメント✨
6位 #今井正人(トヨタ自動車九州)2時間08分12秒
JMCパフォーマンスポイント 1244pt#MGC 出場権獲得👍🇯🇵
✅https://t.co/uS5WwljNTA#MGCチャレンジ #MGCファイナリスト pic.twitter.com/y4l1PoI03p
MGCとは?
http://www.mgc42195.jp/
今井さんは「山の神」という言葉を生んだ箱根駅伝のスター選手だ。
僕が1年の時の4年生で憧れの存在だった。順天堂大学は部員が200人を超えるとても大きな部活で、同じ陸上部の先輩と言えど種目ブロックが違うことで密に関わることはほとんどない。ましてや、長距離ブロックの今井さんとはほとんど関わることはなかった。
しかしながら、僕は今井さんを本当に尊敬していた。
4年生を送る送別会でサインをもらおうと意を決して話しかけた時のことだ。
「十種やってる長崎の林田だよね?いつも練習頑張ってるよな!」
挨拶以外で一度も話したことがない今井さんが200人以上いる部員の中で、覚えてくれていることに感動したことを今でも覚えている。
当たり前のことのように思うかもしれないが、大勢いる部員の名前を覚えるというのは簡単ではない。
さらに、今井さんの一番素晴らしいところはどんな部員に対しても、丁寧にいつも笑顔で接してくれる「誰からでも愛される選手・先輩」だった。いろんな人の話を聞いても、今井さんの悪口を言う人は全くいない。
競技力も、人間力も一流。
かなり前の記事だが、ここにはこう書いてある。
「山の神」と呼ばれた男の思考術 卒業から7年、今井正人が結果を出し始めた理由 | 「走り」を制する者は仕事を制す - 東洋経済オンライン
「思うような結果を残せなかったレース後の取材では、不快感をあらわにする選手も少なくない。それは人間であれば自然なことだろう。でも、今井は走れなかったときも、前を見据えて、丁寧に取材に答え続けた。」
「箱根駅伝でスターになっても、偉ぶらず、マラソンで好走しても、もちろん驕ることはない。筆者は高校時代から今井を知っているが、その人間性は変わらない。」
僕も指導者として、今井さんのような「誰からも尊敬される選手、愛される選手」の育成に関わることができたら本望だろう。
<RT
— 太田 涼 (@Ryo504) February 27, 2022
この後、1人頭を下げる姿もまた、今井正人。
だからこの人に憧れて、背中を追ったんだなあ、と心に焼き付けました。
「正直、この1本がダメなら…という思いもありました」
「岡本君に負けたのは悔しいけど、高め合える存在がいる自分は、幸せ者です」
かっこいいにも、ほどがある。#大阪マラソン pic.twitter.com/P4DBVzGjLf
やりたいことリストの中に今井正人の世界大会での応援とある。
2015年北京世界陸上出場を決めていた今井さんは出場を辞退した。理由は北海道での合宿中に起きた髄膜炎だった。
この時、教え子が世界陸上に初出場もしていたので現地で応援できると喜んでいたが、とても残念だったことを記憶している。
今井さんはまだまだ諦めていない。諦めていないどころか、大迫選手が言うように年齢なんて関係ないこと、やれることを証明してくれる。
大坂マラソン走った皆様お疲れ様でした!
— suguru osako (大迫傑) (@sugurusako) February 27, 2022
優勝した星選手ももちろん凄いけど、今井さんと岡本さんも流石だった。
直感的に日本で使われがちな意味の「ベテラン」という言葉はこれから死語にしていってもいいと思う。
今井さんが世界大会で走る姿を見に行きたい。今井さんに負けないように自分も目標に向かって走り続けたいと感じた。
頑張れ!!今井さん!!これからも応援しています!!