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周回計測
陸上コーチのMBです。
昨日もOTTの運営のお手伝いをしてきた。昨年から参加し始めて、4回連続の参加になる。
OTTとは?
今回は有難いことに設営リーダーと周回計測のサブリーダーという仕事を仰せつかった。笑
しかしながら、どちらの仕事も今まで担当ではなかったので、当然リーダーが務まるわけもなく経験者の力を存分に借りる事となった。
設営はかわむーさん
周回は赤さん
設営
会場を作る仕事
設営は言わずもがな、フィジカルな仕事である。
・荷物の搬入
・テントの組み立て
・机や椅子準備
・ハードルを使ったフラッグの設置
・投擲ネットの移動
・撤収作業など
駒沢競技場で特に大変なのが、ハードルを使ったフラッグの設置である。
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ハードルは基本的には台車に乗っていてそれを押して出せばいいだけのことであるが、駒沢競技場で使用できるハードル?倉庫から台車を使って出すことができない構造になっている。(設計というよりは古いハードルを置く場所がなく仕方なくそこに置くようになったためだと推測)
トラックと倉庫の間には1m程度の段差があり、運び出すためには、わざわざハードルを台車からおろして、段差の上に手で持ち上げる作業をしなければならない。(この写真を撮っておけがばよかった)
ちなみにハードルは1台10kg以上あるので非常に重たい。
肉体労働感満載ではあるが、感覚的には準備撤収作業をするだけウエイトトレーニングと同じくらいの効果はあると感じる。
周回計測
ランナーが何周走ったかを把握する
周回計測は大学生の時以来の仕事であったので、なんとなく覚えていた。仕事は以下の流れである。
①担当しているランナーの腰ゼッケンを見つける
②1周ごとにシートにチェックを入れる
③残りの周回が少なくなってきたらあと何周かを伝える
十数年ぶりの周回#OTT pic.twitter.com/49YjXBvCYD
— 林田章紀/Akinori Hayashida (@RindaEX) March 12, 2022
最近はスマートウォッチなどを使っている人も多いので周回をあまり気にしない人も多いかもしれないが、自分自身で長距離を走るようになって感じたのは、走りながらあと何周と計算するのは大変だ。
そういう意味であと何周かを伝えてもらえるのは有難い。ましてや、早いランナーがいて周回遅れにされていたら、なおさらわからなくなる。
OTTの周回計測と一般の試合の違うところは、周回計測の担当者がランナーに声かけをしてくれるところだ。
「○○さん、ラストファイト!」
「○○さん、いいリズムですよ!」
「○○さん、そこ粘って!」
周回計測も、はじめてのボランティアに、2,3回目のボランティアが教えて、みんなで、周回計測をっ! pic.twitter.com/EF3zQRXvfT
— オトナのタイムトライアル(次回5/15@世田谷大蔵) (@OtonaTT) March 12, 2022
長距離はとても苦しい競技だ。そんな中で誰かに声をかけて応援してもらえるのは嬉しいし、頑張ろうと思える。また、一人で参加しているランナーにとっては嬉しいサプライズだ。
レース後に、ランナーから周回計測のスタッフに「声かけのお陰で粘れたよ、ありがとう」などの光景が見られるのOTTならでは。
周回計測というランナーが何周走っているかを把握するだけの仕事に留めない。こういったアイデアがOTTには詰まっている。
次回のOTTは5月15日(日)世田谷大蔵で開催されるそうだ。走っても楽しい、大会運営をしても楽しいOTTに一緒に参加してみよう。