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忘れられない言葉

林田章紀@対馬です。

昨日は実業団コーチ時代にお世話になった会社の会長のお墓参りに行ってきた。その会長とは選手の勧誘がきっかけで出会った。

「選手を社員として向かい入れて、社員の指揮を上げ、一体感を作ること。そして、会社として社会に貢献をしたいと思っているんです。そのために協力してください。」

当時、陸上競技のコーチとして、上位大会で成績を残すことしか考えていなかったが、会長の言葉に強く感銘を受けたことは今でも忘れられない。

また、勧誘時に選手と私宛に以下のようなLINEでの手紙をくれた。非常に良い内容なので皆さんにシェアしたいと思う。

※以下抜粋

私たちは三つの夢を持っています。

一つ目は、あなたが世界の舞台で活躍することです。オリンピック、世界選手権でメダルを取ることです。これを実現するためにバックアップすることです。ただ、私たちは陸上競技の素人でノウハウも何も持っていません。あなたやコーチの意見を尊重し、また多くの識者たちの意見も聞いてサポートしたいと考えています。

二つ目は、競技をメジャーにすることです。かねてより、高く評価されるべき競技にも関わらず、その人気の無さに違和感を覚えていました。

メジャーにするには「華のあるスター」が必要です。人の縁であなたを知ったとき、その可能性をあなたに見ました。また、直接面会したときその人柄を知り、その可能性はますます強い思いとなりました。

広く言えば、企業は社会への貢献が必要です。弊社はいくつかの社会貢献を実施していますが、スポーツの世界への貢献として、ファンを増やす、その一つの取り組みとして競技をメジャーにすることを考えたわけです。あなたという人材がいるから。

三つ目はスポーツの世界にファッションを取り入れることです。ファッションに関わる仕事をしている私たちは、競技会会場でいくつかのことに気づきました。要はデザインやカラーコーディネートに美しさと楽しさが不足していると感じています。「強さ」に加え、今のスポーツには「美しさ」と「楽しさ」が必要だと思います。

◾️世界でメダルを取る
◾️競技をメジャーにする
◾️ファッションを取り入れる

この3つが私たちの夢です。

大きな夢の実現には、挑戦する心が不可欠です。誰も歩いたことない道を進むわけですから。その道を弊社とあなたと共に歩みたいのです。


毎年、会長の命日である7月になると、このLINEでの手紙を読み返している。

当時、力不足で会長や会社の期待にほとんど応えることができなかったと思う。しかし、会長に学ばせてもらった時間は今での活動に原動力、そして視点になっている。

実業団アスリートの指導現場から離れて2年になるが、あの言葉あったからこそ今があると思う。会長の言葉を忘れず、スポーツの楽しさを通して社会貢献できるよう対馬で頑張っていきたい。

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