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『風のかけら』 00 絵本のようなもののまえがきのようなもの

 これは大人のための写真絵本です
 込められているのは頭のための情報ではありません
 心に呼びかけ、思索のきっかけとなり、開放を促そうとするものです
 たとえば夫婦の対話のきっかけになれる絵本
 たとえば恋人同士が互いの人生観を確かめ合える絵本
 たとえば自分自身の心と語り合うための絵本です
 言葉はだから思索のきっかけ
 写真はだからその言葉を語った当人たち
 そしてその人たちは厚い衣を捨て去ったあとに残る〝裸の人間〟
〝知る〟や〝わかる〟は与えられていません
 答えはいくつもあって、一人ひとりのなかに見つかるものだからです
「この笑顔が気になる」
「こう思う」
「きっとこうだわ」――を読む人自身の心のなかに見つけてほしい
「なぜだかわからないけど‥‥‥」
 そんな気がするのが、今のあなたなのですから
 そして明日にはまたちがう答えが見えてくるかもしれない
 そんなきっかけが待っているかもしれない
 自分に善いものを自分の中に見つけられれば、それでいい
 それが今の自分自身であると思えれば、それでいい
 自分が自分である意味、自分の好きな自分らしさ――
 Identityを一人ひとりが追い求めつづけられるなら、それですべていい
 その先にはきっと慈しみが生まれる瞬間が待っている
 するとまわりの人々がもっと見えてくる
 みんな美しい
 みんな仲間になれる
 Fraternity・・・友愛の世界
 Unity・・・一体感という至福
 長くなりましたが、この猿(僕のこと)は、そんな夢を見ています

 36回つづきます
 楽しんでいただけたなら幸いです

00 僕の住んだ町 San Francisco のある日のどこか “STOP, SLOW and so on”

Love & Peace,
MAZKIYO
©2023 Kiyo Matsumoto All International Rights Reserve


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