昔の人、現代人が全然幸せそうじゃないのを見たらビビるだろうな
今日は午後からずっとパソコンの前に座って、ひたすら文章を色々と書いて、そしてこの日記を書いとる。肩がガッチガチではありますが、充実していたといえば充実していたんじゃなかろか。それにやっぱり文章を書いとる時間というのは、ありきたりな言い方ではあるけれどもやっぱり楽しいのよ。その瞬間、そこには腕を動かしている自分と、自分の脳しかない。脳の中身をぶちまけている感覚。これが一番楽しい。楽しいんだけれども、唐突に不安に駆られて逃げ出したくなる。本当にこういう生活でええのか。怖い。
私は今、自分の楽しいことで生活していけたら最高やんね~と思いつつ、それに向かって文章を書いとるわけだ。けど、自分の楽しいことで生活するというのが本当にいいことなのか分からん。日本人、苦しむの大好きやんか。だから、自分ももっと大変なことをしなければならない、もっと大変で辛くて苦しいことをしないと社会に受け入れてもらえない、という気持ちが強い。実際、「今仕事何してんの?」と聞かれて「ライターのようなものを細々と」と答えたら、「いいね~ラクで」みたいなことを言われ続けている。怖い。私はこの世界に取り残されている気がする。
Twitterやらクラウドソーシングやらで案件を探したら、優秀な人たちが一気に案件に群がっていくのを見る。こっちも死に物狂いで案件に飛び込むけど、基本的に不採用のことが多い。そりゃそうだ、特別な“才”も無いし、芸も無いし学も無い。そうでなければ生きていけない世界に足を踏み入れてしまった。もう後戻りできない。怖い。役所に提出する書類書かなきゃ。忘れそう。怖い。なんかもう、全部怖い。こんなに周りって敵だらけやったっけ? もっとみんな優しくなかったっけ? もちろん、優しくしていただいてるよ。めちゃくちゃ優しくしていただいてる。なのにその優しさが身に染み込んでこないくらい、自分の体をガチガチにしないと身が持たないくらい社会が怖い。とんでもない時代になったな、マジで。
昔、人は「時間が効率よく使えたら楽しむ時間が増えるはずや!」と思て洗濯機やらスマホやらを開発した。便利なもんはどんどん増えて、時間のロスもどんどこ減ってるはず。やのになんでこんなにみんな生き急いでんの? なんで生活は一向にラクになってこねえの? 楽しむために周辺を便利な機械でいっぱいにしたはずやのに、なんで全然時間が無いの? 意味が分からん。きっとこれから便利なもんがどんどん増えても、多分何も変わらんのじゃないか? 今まで以上にもっと忙しく、時間も無く、楽しむ暇なんかどんどん減ってくんじゃないのか。だとしたら、楽しむのは罪にならんか? そんな時代に今生きてんのか、私は。怖い。めちゃくちゃ怖くなってきた。優しくされたい。なんかでっかいぬいぐるみとか買いたい。お金あったら、デカいカビゴンの人形買うのに。部屋をシルバニアファミリーでいっぱいにして、優しい空間にするのに。