私という人間が友達を失うまでのプロセス
私という人間、noteとかTwitterでこそかなりイキっているけど、現実世界ではハチャメチャな陰キャ。ていうか、インターネットでイキってる人間は基本リアルはクソ陰キャやと思う。ソースは私。
基本的に言葉が出るのが遅い。話されている言葉を理解するのも遅い。ゆえに、めちゃくちゃなめられる。すっげ~なめられる。
私は結構色々考えている方、だと思う。自分語りダセ~。でもまあ基本この日記全部自分語りやからまあいっか。
頭ん中では、面白いとは何かとか、今されている質問に対する最適解とか、めちゃくちゃ考えていると思う。人の頭の中は覗けないので他人と比較して評価することは出来んけども。
ただ、「脳内で色々考えていますよ」顔ができない。これはもう生まれ持った顔やからしょうがないとは思うんやけど、「何も考えていませんよ」の顔なんよね。
だから、「こいつ何も考えてねえな」と思われてしまう。そう思われるのは別に構わんのやけど、この勘違いがどんどん加速すると、「こいつ何も考えてないから何を言っても響いてねえな、もっと強い言葉で言わないと聞かねえな」と思われてしまうのよ。これがね、申し訳ないけど本当に厄介。
私は友達が少ないので、数少ない友達を大事にしたいと思う。でも、その「友達」に完全になめられている。言い方が悪いのは本当に申し訳ない。でも、それ以外の語彙が出てこない。
言われている言葉を理解するのに時間がかかるから、確かに言われてすぐはあんまり響いてないことが多い。「なんか私に言われてんなあ」くらいにしか思ってない。その時考えていることは「私がこの言葉にどう返答すればいいのか」のみなので、自分の心に相手の言葉が達するというよりは、「通常速度の会話を成立させるための最適解」みたいなものしか考えてない。
夜、ベッドに入ってから言葉が効いてくる。
あ、あの時私はこんなこと言われてたんかってようやく気付く。反論すべきことを言われていたことに後々になって気付く。悲しくなることを言われていたことにようやく気付く。でももう遅い。会話の何気ない言葉なんて、普通の人はもう覚えてない。そんな記憶にないことを後になって「あの時言うてたあの言葉さ……」みたいに持ち出すのは普通おかしい。だから反論がいつもできない。そういう経験だけがどんどん積み上がっていく。夜、ベッドに入ってから思い出す言葉だけが増えていく。反論できなかった言葉を反復していくうちに、本当は反論すべきではなくて、あの人は正解を言ってたんだな、反論なんか私はできなかったんだな、ってことにも気付き始める。解決しないもやもやだけが残っていく。
後日、友達に会う。もうその友達は言ったことを覚えてないし、しかもその友達は「こいつ何言っても聞かねえな」ってことしか思ってない。だからさらに強い言葉が飛んでくる。私はその時は理解できてないからへらへら笑って返事する。夜思い出して情けなくなる、後日会う、友達から見た私はただへらへらしている人なのでまた強い言葉が飛ぶ、私はそれを夜思い出す……
そんなことを繰り返すうちに、数少ない大切にすべき友達なのに、会うことが億劫になってくる。よくないのは分かってるけど、以前言われたことを思い出す。またああいうこと言われて夜になったら悲しくなるんだろうな、と思うと、会えなくなる。そして友達を失っていく。
友達は悪くない。おそらく私のことを思って言うてくれとるんやと思う。こいつ言っても聞かねえけどちゃんと言うこと言うたらんとあかんなって思ってくれてるんやと思う。でも、こっちは勝手に嫌になってしまう。こんな自分勝手なことあるか? 分かっちゃいるのに治せない。いつまで経っても治せない。
どうすればいちいち友達の言葉に傷付かんようになるのか。いまだに私は最適解を見つけられてない。