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【制作者必見】SNS媒体 広告入稿規定まとめ

SNS (ソーシャルネットワーク) の利用は今や個人だけでなく、企業での発信も当たり前になってきました。SNS利用者の増加に伴い、企業のSNSの広告出稿も増えてきております。

実際にSNS広告出稿をする際に必要な、画像・動画サイズや文字数などの規定を本記事では取り纏めた上で、クリエイティブ制作におけるトレンドもご紹介したいと思います。


国内のSNS普及率と媒体

2020年 8月現在で、日本国内のSNS利用者は7,975万人、人口全体に対して普及率80%となり、若年層だけでなく幅広い世代に利用されるようになっております。なんと、2022年末に8,200万人を超える予想となっております。

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SNSも多くの媒体が存在します。一度は耳にしたことがあるであろう、Facebook (フェイスブック) 、 Instagram (インスタグラム) 、Twitter (ツイッター) などです。日本国内での各SNSの利用率では、「LINE (ライン) 」がコミュニケーションツールとして利用率が7割を超え、次いで「Twitter (ツイッター) 」が4割弱でした。

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日本国内でも利用率が高いSNS媒体ですが、実はそれぞれ広告枠や広告のサイズなど規定がバラバラです。複数のSNS媒体で広告出稿を行う際は、様々なサイズの広告画像や動画を制作する必要があります。

意外と知られていない広告画像や動画の規定を纏めて、見やすく表にしてご紹介したいと思います。

広告画像や動画の制作クリエイターやマーケティング担当の方のお役に立てればと思います。

LINE

日本国内で圧倒的なシェアを誇るLINE (ライン) 。広告メニューとしては、FacebookやInstagramなどと比較すると後発ではありましたが、現在では、LINEのタイムライン面やLINE NEWS面に掲載するLINE AD PLATFORM (通称、LAP、ラップ)を中心に広告面の拡充も行われています。

LINE広告 (LINE AD PLATFORM)
月間8,600万人(2020年9月時点)が利用する国内最大級のSNSアプリ「LINE」内の、タイムラインやニュース面に出稿することができる広告メニューです。

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※引用:LINE広告概要

https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/

・広告規定

■画像 動画サイズ
1200×628、1080×1080 1200×628、1080×1080
■アスペクト比 (横:縦)
16:9、1:1 16:9、1:1
■容量
5MB以内 100MB以内
■ファイル形式
 jpgもしくはpng ほとんどの動画ファイルが対応可能
■動画の長さ
 5秒~120分間
■タイトル文字数
全半角20文字以内
■テキスト文字数
全半角75文字以内 全半角75文字以内


Instagram

今や若者だけでなく、幅広い層から利用され、日本国内の利用者は3300万人 (2019年10月時点) を超えた国内最大級のSNSアプリです。画像・動画に特化したソーシャルメディアのため、幅広い層に画像や動画を中心に広告をアプローチできることが特徴です。Instagram広告には、タイムライン上に表示されるフィード広告とストーリーズ面に表示されるストーリーズ広告の2種類があります。

フィード広告
Instagramのタイムライン上に表示させることができる広告です。フォローしているユーザーの投稿の様に見えるネイティブ広告仕様のため、エンゲージメント(いいね、シェア、フォロー)やクリック遷移のパフォーマンスが良いです。

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※引用:Instagram広告概要

https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP

・広告規定

■画像 動画サイズ
 600×315pix ~ 1,936×1,936pix
※推奨サイズはスクエア の1,080×1,080pix
■アスペクト比(横:縦)
 14 : 5 ~ 1.91 : 1※カルーセルの場合は1:1以外だと、画像は1:1に切り取られる場合があります。
■容量
30MB以内 4GB以内
■ファイル形式
jpgもしくはpng ほとんどの動画ファイルが対応可能
■動画の長さ 60秒以内
■カルーセル 10枚以内
■テキスト文字数 2,200文字以内
■ハッシュタグ数 30個以内
■その他
 広告全体に占めるテキスト量は20%以下が推奨 動画のサムネイル画像テキスト量は20%以下が推奨
※注意点:Facebook, Instagram 広告の20%ルールには気をつけましょう。


テキストが画像や動画全体の20%以上に含まれている広告のパフォーマンスは低いことが分かっており、FacebookやInstagramのユーザーにとっても広告主にとってもメリットがない低品質の広告として見なされています。

そのためFacebook、Instagramでは、画像や動画内のテキスト量を20%以内に収めることを推奨しています。

広告画像や動画内におけるテキスト量が全体の20%以上を占めてしまうと、広告配信量や広告配信頻度が制限されてしまう仕様に以前はなっておりました。

現在は広告画像内のテキスト量の制限は撤廃されましたが、依然Facebook、Instagramはテキスト量を抑制する事を推奨しておりますので、テキスト量には注意しながら画像や動画を制作した方が良いかもしれません。

広告を入稿する前に事前に、画像や動画内のテキスト占有率をチェックしておきましょう。

※Facebook、Instagram広告画像内のテキスト量の制限が撤廃されたため、画像や動画のテキスト量チェックができるツール「テキストオーバーレイツール」の利用ができなくなりました。

ストーリーズ広告

Instagramのストーリーズ面にに表示させることができる広告です。フィード広告同様、フォローしているユーザーの投稿の様に見えるネイティブ広告仕様のため、広告パフォーマンスが高いです。また、スワイプアップすることで、直接外部リンクへ遷移させれることも特徴です。

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※引用:Instagram広告概要

https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP

・広告規定

■画像 動画サイズ 600×315pix~1,936×1936pix
※推奨サイズは、縦長の 1,080×1,920pix

■アスペクト比 (横:縦) 9:16もしくは1.91:1~4:5(フィード広告と同様)
※推奨サイズは、9:16
※カルーセルだと9:16のみ対応

■容量 30MB以内 4GB以内
■ファイル形式 jpgもしくはpng MP4もしくはMOV
■動画の長さ 5秒間表示 15秒以内
■カルーセル 3枚以内
■テキスト文字数 190文字以内
※フィード広告と同様の広告を使用した場合のみ

その他 広告がフルスクリーンで表示されるため、サイズが足りない場合は自動的に背景がグラデーションに設定されます。

Facebook

国内外問わず、Facebookを知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。国内の利用者が2700万人 (2019年7月時点) を超えている、Instagram同様、国内最大級のSNSアプリです。利用者は、投稿やシェアだけでなく、ビジネス利用としてメッセンジャーというメッセージ機能を活用するケースも増えています。

フィード広告
Facebookのタイムライン上に表示させることができる広告です。Facebook上の友人の投稿の様に見えるネイティブ広告仕様のため、エンゲージメント(いいね、シェア、コメント)やクリック遷移のパフォーマンスが良いです。

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※引用:Facebook広告フォーマット

https://www.facebook.com/business/ads/ad-formats

・広告規定

■画像 動画サイズ 600×600pix 以上
※推奨サイズは、横長王道の 1,200×628pix

※カルーセルの場合は1,080×1,080pix

■アスペクト比 (横:縦) 9:16 ~ 16:9
※カルーセルの場合は1:1のみです

■容量 30MB以内 4GB以内
■ファイル形式 jpgもしくはpng ほとんどの動画ファイルが対応可能
■動画の長さ 240分以内
■カルーセル 10枚以内
■テキスト文字数 ①見出し:25文字以内
■②テキスト:125文字以内

■その他
広告全体に占めるテキスト量は20%以下 が推奨
動画のサムネイル画像テキスト量は20%以下 が推奨


ストーリーズ広告
Facebookのストーリーズ面にに表示させることができる広告です。フィード広告同様、Facebook上の友人の投稿の様に見えるネイティブ広告仕様のため、広告パフォーマンスが高いです。また、スワイプアップすることで、直接外部リンクへ遷移させれることも特徴です。

・イメージ

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※引用:Facebook広告フォーマット

https://www.facebook.com/business/ads/ad-formats

・広告規定

■画像 動画サイズ 600×600pix~1,936×1936pix
※推奨サイズは、縦長の 1,080×1,920pix

■アスペクト比 (横:縦) 1.91:1~9:16
※推奨は、9:16

※カルーセルだと9:16のみ対応

■容量 30MB以内 4GB以内
■ファイル形式 jpgもしくはpng MP4もしくはMOV
■動画の長さ 6秒間表示 15秒以内
■カルーセル 3枚以内
■テキスト文字数 190文字以内
※フィード広告と同様の広告を使用した場合のみ

■その他 広告がフルスクリーンで表示されるため、サイズが足りない場合は自動的に背景が白に設定される


メッセンジャー広告
Facebookのメッセンジャー受信箱内に掲載できる広告メニューです。メッセンジャー広告は、利用者をMessenger内の詳細画面に誘導され、サイトやアプリ、Messenger上の会話画面などに誘導させることが可能です。

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※引用:Facebook広告フォーマット

https://www.facebook.com/business/ads/ad-formats

・広告規定

■画像 動画サイズ 254×133pix以上
※推奨サイズは、1,200×628pix以上

制限なし
アスペクト比 (横:縦) 9:16~16:9 16:9~1.91:1
※推奨は、9:16

※カルーセルだと9:16のみ対応

■容量 上限なし 4GB以内
■ファイル形式 jpgもしくはpng ほとんどの動画ファイルが対応可能
■動画の長さ 1秒~240分間
■カルーセル 10枚以内
■テキスト文字数 :125文字以内(120文字以内)
■リンク横:25文字以内

■その他 広告全体に占めるテキスト量は20%以下 が推奨 動画のサムネイル画像テキスト量は20%以下 が推奨


Twitter

プロモツイート
Twitterの王道の広告メニューです。静止画、GIF、動画と幅広いフォーマットで広告配信が可能。

Twitterのタイムライン上に、フォロワーの投稿などに溶け込み広告を表示させるネイティブ広告です。Twitterが持つユーザーデータの中からターゲティングを絞ることができ、幅広い利用者にリーチしたり、既存のフォロワーのエンゲージメントを高めることに有効です。

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※引用:Twitter広告クリエイティブの仕様

https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html

・広告規定

■画像 動画サイズ 600×335pix以上 640×360pix以上
■アスペクト比 (横:縦) 16:9もしくは1:1
※推奨は、16:9

■容量 3MB以内 1GB以内
■ファイル形式 jpg、png、gif推奨 MP4もしくはMOV
■動画の長さ 140秒以内
■カルーセル 4枚以内
■テキスト文字数 140文字
※このうち24文字はリンクに使われるため、116文字がテキストとして使用可能

■ハッシュタグ数 制限なし


プロモアカウント

Twitterのタイムライン上だけでなく、おすすめユーザーや検索結果画面で、ターゲティングしたユーザーに、オススメのアカウントという形でTwitterアカウントを宣伝することができる広告メニューです。アカウントの認知度を高め、フォロワー数を増やす事に有効です。

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※引用:Twitter広告クリエイティブの仕様

https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html

・広告規定

■文字数 140字以内
補足 ユーザーが配信した広告からアカウントをフォローした際に、課金が発生します。

プロモトレンド
Twitter上のトレンドページを丸1日 (24時間) 独占することできる広告メニューです。ブランドの認知度とツイートによる会話を最大限に拡大できる施策です。

国内の事例としては、11月11日にグリコ社のポッキーが「ポッキーの日」を想起させる形でトレンド面を毎年ジャックをしており、ユーザーの会話や商品売上の最大化を図っております。

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※引用:Twitter広告クリエイティブの仕様

https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html

・広告規定

■文字数 約20文字以内
※文字の幅によって変動あり

補足 句読点、記号、スペースを含めることは可能だが、トレンドランキングには入ることができない。


まとめ


SNS利用デバイスの大半はスマートフォンのため、スマートフォン利用ユーザーに適した広告配信面やサイズが主流になってきております。

実際に、画面いっぱいに広告を表示させることができるストーリーズ広告の広告出稿量は増加傾向にあるそうです。今後はSNS利用者(≒スマホユーザー)ファーストな広告面が増えると同時に、トレンドを抑えた上での広告画像や動画の制作が重要と言えるでしょう。

また、ソーシャルネットワークは利用ユーザーが非常に多くトレンドの移り変わりも激しいため、広告クリエイティブの検証が非常に重要になってきます。制作体制が整っていないと、SNS広告を攻略するハードルが高くなってきます。

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