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糞が。
2025年2月某日(2039文字)
14:30
気が重い。文字を作るという事が重い。
けど、文字は次から次に追いかけて来る。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アイツと、横尾忠則展に行く数日前、
押し入れで捜し物をしていたら、
懐かしいモノが出てきた。
私
「見てー!!」
それは、私が初めて美術館に行った時の画集。
真っ黒い画集。
特定のアーティストの展示ではなく、
テーマに合わせて集められたアート達だった。
いつだって無知な私は、
ただ、「美術館に行ってみたい!」
そんな軽い気持ちだった。
そこにあった沢山のアート達は、
とても不可思議で、グロテスクで、真っ直ぐ。
そして、単純な感じがした。
不可思議なのに、なんか分かる。その気持ち。
グロテスクを共有してしまう。
そして、真っ直ぐな好奇心が故の何か。
そもそも画集という存在を知らなかった無知な私は、
画集があると知った時、迷わず財布を開いた。
私のこの気持ちを残したい。
その展示のテーマは、「現代の人間像を見よ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
その、展示、画集で印象に残った作品が、
『重い手』という作品だった。
誰が描いたのか、どういうものなのか、
全然分からなかったけど。
とても、印象に残った。
初めて美術館に行った私は、
何に興味を示したかと言うと、
何で描いているか。素材や絵具等。
なので、今も絵を描くという人が目の前に居ると、
「何で描いてるん?」とか「どうやって描いてるん?」
と、聞いてしまう。
絵が描けない私からすると、答えはなんでもいい。
どんな答えでも、絶対的に新鮮なのである。
そして、
基本的にほとんどの作品にその情報が入っている。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
私
「見てー!!」
アイツ
「ん?何?」
私
「これ、私が初めて行った展示の画集」
アイツ
「そうなんや笑」
私
「これがなぁ、なんか記憶に残った作品。
なんか、やばいよなぁ笑」
アイツ
「うーん。すごいな笑」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そして、忠則に行った時。
ある作品に「重い手」が描かれていた。
正直、😬ってなった。
たぶん、数日前に画集を見つけてなかったら、
気づかなかった。
この感覚を上手く説明出来なくて、
華麗にスルーした。
なんなん😒
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
1人になった時。
恐る恐る調べてみた。
鶴岡正男。1949年、h130.w97/油彩、カンバス
東京都現代美術館蔵
鶴岡正男🤔
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なんだか、4次元空間の暴れを感じる。
なんだ。重いな。
アイツに、家系図の話をしてから、
なんだか、空気の歪み?なんだろ。
間違っていないんだけど、違和感。
みたいなのを感じる。
例えば、この世界に成仏というものがあるなれば。
成仏しなきゃいけないもの達は、
どんな気持ちなんだろうか。
成仏したいけど、したくない。
気づいて欲しいけど。
気づかれたら成仏しなきゃいけない。
そのもの達は、何年、何十年、何百年?
迷いと葛藤の中にいるのだろうか。
負けちゃいけない。踏ん張らなきゃいけない。
分かってる。分かってはいるけど。
その力はあまりにも強大で、押しつぶされそうだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
人って、なんて弱いんだ。
昨夜、キッチンに立つ私。
私
「なぁ。」
アイツ
「ん?」
私
「なんか、言っていいんか知らんけど。
世にも奇妙な物語来てる」
アイツ
「・・・・・。」
私
「それだけ。。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
なんとなく、アイツは幼少期から、
色んな声が聞こえていたんじゃないかと思った。
1人で過ごすのが、怖い。
それは、なんか得体の知れない何かに気づいてた。
お前、よく生きてたな。
アイツを守ろうとする存在が居る。
アイツを奪おうとする存在が居る。
その狭間で、踏ん張り続けた。
または、踏ん張り続けるアイツに、
何をしてやれるのだろうか。
アイツは、今も尚、夜泣きのような症状がある。
それを初めて見た時から、
眠るアイツに触れるようになった。
ある意味では、きっかけになった。
チベットの邪気祓いのお香が届いた。
そのお香を炊くと、アイツは眉間にシワを寄せる。
なんだ?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お風呂の準備をずっとしてるのに、
全然入ろうとしない。
もう、2回も湯船の水を捨てた。
我が家の、湯船は絶対的に塩風呂だ。
アイツ
「俺、反スピやから!」
私
「笑笑。私もやで笑」
そんなアイツは、
私が毎回、塩を入れている事を、
知ってるけど、知らないフリをして入ってる。
なんだ?なんで、今回は入らないの?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
私
「お風呂入れる?」
アイツ
「おん、入れて」
そんなアイツは、結局ソファで寝てしまった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
2月だ。旧暦で言えば、お正月ってやつだよね。
この時期に、みんなでワイワイ過ごす意味。
「笑う門には福来たる」
お前が、頑張るしかないんだよ。
お前が、進むしかないの!!💢
負けるわけには、いかないの!!💢
頼む。負けないでくれ。
意地悪な神様。
どうか、アイツを連れて行かないで。
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は?なんの話?だるっ。
アイツ
「上がったと思ったら、下がって。
下がったと思ったらな、上がるねん。」
糞が。そっちじゃないって。
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