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つーちゃんのエアコンってどうなってるの?

つーちゃん(MAZDA2)をはじめ、車のエアコンユニットについて調べたのでまとめてみました!今回は車内側のエアコンユニットについてまとめています。ボンネット内部のエアコン系の関連部品についてはまとめていません。

用語集

エバポレーター

めっちゃ冷たくなる金属の板

ヒーターコア

めっちゃ熱くなる金属の板

エアコンユニット

エアコンユニットの簡略図を作ってみました!まずはご覧ください!(ファンなどは省略しています!)
※参考文献先に非常にわかりやすい図が載っていますが勝手に使うわけに行かないので大いに参考にさせていただき作図しました!

車内エアコンユニットの簡略図

どのように操作するとどのように動作するのかをまとめてみます!

冷たい風だけを出したい

完全に冷たい風だけを出したいときは下記のようになっています。
エアミックスダンパー(エアミックスドア)が動きヒーターコア側に空気が行かないように空気の道を作ります!エバポレーターで冷やされた空気は冷たいまま吹出口から車内に出ます。

冷風だけ出したいとき

温かい風だけを出したい

完全に温かい風だけを出したいときは下記のようになっています。
エアミックスダンパー(エアミックスドア)が動きヒーターコア側に空気が行くように空気の道を作ります!
温かい風だけを出したいエアコン設定の場合、エバポレーターは冷たくならない(はず)のですが、空気の流れはエバポレーターを迂回しません。
なので全然冷えてないエバポレーターを通過した風がヒーターコアで温められ温かい風になって吹出口から車内に出ます。
ちなみにエバポレーターはON・OFF(ヒエヒエ・ヒエヒエじゃない)状態がありますがヒーターコアはエンジンが掛かっていれば暖房使わなくても常にアチアチなはずです。(不経済的に思えるけどヒーターコアはエンジンの捨てる熱を使っているので常にアチアチで全然問題ないらしい)

温風だけ出したいとき

冷風と温風を混ぜてして25℃くらいの空気を出したい

車は割と極端で、「エバポレーターは凍るくらい冷たい」し「ヒーターコアは触ったらヤケドするくらい熱い」らしいです、、!
車内がめっちゃ熱いとき、とかめっちゃ寒いときだったら「エバポレーターON!ヒーターコア通さない!」や「エバポレーターOFF!ヒーターコア必ず通す!」でいいのですがそんな極端なことってあまり無いですよね??
人間が継続して快適なのは25℃くらいです。
じゃあ25℃くらいの空気を出したいときはどうするのか。「エバポレーターからのめっちゃ冷たい空気を一部ヒーターコアに通して適温にする」らしいです!
図で見るとこんな感じ↓

適温を出したいとき

要は「車は割と極端」なのでこのように中間の温度を作るには「風を一旦めっちゃ冷たくしてちょっと温めて適温を作る」以外方法が無いようです、、!
AUTOエアコンがついている車は車内の温度センサーからのフィードバックでエアミックスダンパー(エアミックスドア)やそもそもの風量調節を自動で行うことで車内の気温を一定に保っているようです!

付加情報

今回の図で濃い緑で記されているパーツはAUTOエアコンの車の場合、前に説明した「サーボモーター」が使われている可能性が高いです。
※マニュアルエアコンの場合、おそらくスイッチの物理的な操作が各種バルブやダンパーの開閉などに直結しているのではないかと思います。

つーちゃんの場合、エアコンダイヤルの真ん中のスイッチを押すと「内気・外気切り替えバルブ」のサーボモーターが動作します。↓

向かって右のダイヤルを操作すると「吹出口切り替えバルブ」のサーボモーターが動作します。↓

向かって左のダイヤルを操作すると「エアミックスダンパー」のサーボモーターが動作します。↓

実際に向かって左の温度調節のダイヤルをいじったときにどのようにエアミックスダンパーのサーボモーターが動作するのか動画を撮ってみました。
暖房側に回すと上に動き、冷房側に回すと下に動くようです!↓


ちなみに、「A/C」これはどうやらエバポレーターの電源ON/OFFらしいです、、!
エバポレーターは空気を冷やすと同時に除湿の機能もあるらしいです!温かい湿気を含んだ空気を冷やすことにより水蒸気が結露としてエバポレーターに付着するらしく、夏場にエンジンをかけておいて車を止めておくと車の下に水たまりができることがありますが、これはこのエバポレーターで結露した水らしいです!

よく「A/CをONにしておくと燃費に影響する」なんて言われますが、要はエバポレーターを稼働させておくエネルギーをエンジンの回転から得ているので燃費に影響するというわけなのですね!

参考文献


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