地べたに落としたシュークリームを食べた話
高校生の頃、私は下校中の買い食いが趣味でした。
しかし重大な問題があったのです。
私はとある女子高に通っていたのですが、その高校の校則では「下校中の買い食いは禁止」、そう決まっていたのです。
最寄駅には学校の先生がスパイのようにうろついていて、しかも近隣住民もグルです。バレたら校則違反になってしまいます!(バレなければ校則違反ではないと思っている??)
しかし私の食欲の前に、そんな規則は足止めにもなりません。
私は性懲りもなく、買い食いをしていました。
ここからが本題なのですが、ある日 私はコンビニでシュークリームを買いました、1個300円 美味しいシュークリームです。
会計を済まし、外に出て 袋を開けました。
その瞬間、シュークリームが開けた勢いで飛び出した 気付いた時には既に、シュークリームはアスファルトの上で、中のクリームを露出させ、無惨な死体のような姿になっていました。
普通ならもう食べれない…と諦めるでしょう。
しかし私は
1秒経過
(どうしよう…)
2秒経過
(食べるか?!)
3秒経過
(う、ウワ~ッ!!?)
三秒後、気付いたらアスファルトに落ちたシュークリームを拾いあげ、混乱していたのか、アスファルトに設置した汚い部分からシュークリームを食べていました。
すると、此方を見ている視線を察知。
辺りを見渡すと、なんと 近隣住民にアスファルトに落とした汚いシュークリームをモシャモシャと無作法に食べている所を見られてしまったのです。
や、ヤバい!そう思い私が取った行動は
「何事も無かったかのように振る舞う」
でした。
どうしようもないので 何事も無かったかのように、私はその場を去り、帰って寝る事に
半ば自暴自棄で、(もうどうにでもなれ~!)という気分でした。
そして次の日 朝会にてこんな注意喚起が先生の口から知らされるのです
「昨日、○○駅で買い食いしてる生徒を見掛けたと近隣住民から電話が…」
(そ、それは私だ~!!)
内心、そう思いながら汗だくでした。
しかし結局、それが私だという事には誰も辿り着きませんでした。
だから私は難を逃れる事ができましたとさ、めでたしめでたし!
この件に懲りず、その後も買い食いをしました。(毎日してました)
実話なので そんな爽快なオチはありません。
しょうもないのに見てくれてありがとうございました!また次回!