見出し画像

ファミコンウォーズざっくり解説【車輌系ユニット】

 本頁は、ファミコンウォーズシリーズに登場したユニットをざっくりと解説するという、タイトルまんまな内容です。初代〜GBしか知らなかった人もいると思われるため、攻略の役に立たない解説をしていこうと思います。
 なお、当方のプレイ経験は初代とGBA以降全作品をクリア済み、GB~SFCは未プレイまたは未クリアとなっており、動画等の参照となります。


概要

 陸戦の花形で、直接攻撃も間接攻撃もあり、対地対空と様々な用途のユニットが揃っている。兵士系と比べるとコストは掛かるが、空や海と比べると安価な事が多い。
 GBA以降でも車輌系を中心に強化するショーグンが多く、マップや適性に合わせて投入すれば戦闘を有利に進める事が出来る。

初代〜GBシリーズでの車輌系ユニット

・戦車(A,B,Z,S)
 陸戦に欠かせない車輌ユニットで、同種までの全ての車輌系ならびに兵士系に強い傾向にある。高性能高価格のA、安価で相応のB、GBでの決戦兵器Zと覚えよう。また、GBW3は駆逐戦車と戦車、傭兵戦車と分かれており、駆逐戦車と戦車にはS版が存在する。
 戦車Aは通常生産出来る戦車の中で最も強く、それだけの値段がする。同時攻撃ゆえに弱い相手からもちくちくとダメージを貰いやすく、相手によっては1ダメージでも損するため、戦うならなるべく値段の釣り合う相手にしよう。一番のお仕事は自走砲Aや砲台の破壊。また、初代では装甲輸送車と並んで移動力6なので川への進入が可能
 戦車Bは兵士系を相手にするにも決定打になりにくいが、装甲車や自走砲B、高射砲や補給車といった支援車輌に対して高い火力を有するので、戦車Aを用いるには勿体ない相手にぶつけるのがベター。

・装甲輸送車、装甲車、歩兵戦闘車、輸送トラック
 兵士系ユニットを搭載し、倍近い移動力で運べる車輌ユニット。初代は装甲輸送車、GBで装甲車となった。初期作品では兵士系に対して特にダメージの高いマシンガンを装備しており、兵士系を相手にするなら戦車よりも装甲車の方が効果的だった。天敵は戦車B。
 GBW3では上位モデルのSが登場するも、歩兵戦闘車という最大のライバルの存在により影が薄い。その歩兵戦闘車は対戦車ミサイルが標準装備で、S型への進化による間接攻撃にもなる上位互換ぶり。こういうユニットバランスはウォーズらしくない気がする。輸送トラックは読んで字のごとく。この辺の分け方は大戦略に近い。安くて足が速いのは強い。
 SFCで偵察車と兵員輸送車に分かれ、前者は索敵戦と対歩兵戦闘を煮詰め、後者はGBAで補給車と統合されて非武装の輸送車になったという印象。

・高射砲、対空戦車
 車輌では太刀打ち出来ない空ユニットを攻撃するための車輌ユニット。初代のみ高射砲、GB以降は対空戦車となった。同時攻撃の都合、爆撃機を相手にすると概ねキルデスがトントンになるが、価格の都合から圧倒的に有利。また、この頃は対地攻撃が出来ない事が多かったため、歩兵に囲まれても身動きが取れなくなった。対地攻撃が可能になったのはSFC以降。
 GBW3では上位のS、モバイルアダプタ限定の傭兵対空戦車が登場。武装にミサイルが追加されるなど、強化されている。

・自走砲(A,B,S)
 戦車が『火砲と装甲を乗せた車』なら、自走砲は『自力で走れる火砲』。遠距離攻撃専門のユニットで、主に対車輌に効果が高い。基本的には戦車と同様だが、AはBと比べて移動力が下がる傾向にある。GBW3の無印〜Sでも同様。この性質はSFC以降の自走砲とロケット砲の関係に近い。
 移動後の攻撃は不可能という説明がされるが、1ターンに移動か攻撃のどちらかしか出来ないと言った方が分かりやすい(GBW3除く)。先述の通り戦車をはじめとした車輌に対する攻撃力が高く、初代であれば自走砲Bでも戦車Aに対してHP10で一発当てれば元が取れるダメージを与えられる。GBシリーズに入ってからはより強力な砲台や、兵士系に強いロケットランチャーの出現により、使い分けが必要になった。また、GBの自走砲Bが弱過ぎたためか、その後は自走砲Aだけが残ったこともある

・ロケットランチャー
 GBから登場したユニットで、自走砲ではダメージを与えにくかった兵士系ユニットに効果が高い。GBW3のSを除き、同種での上下はない。また、SFC以降のロケット砲に似てるが、あちらは自走砲Aが変化したものなので混同しないよう注意。
 対兵士系という事もあって、間接攻撃ユニットでは特に安価。車輌にはあまり有効打を与えられない。初代で間接攻撃に耐性のあった兵士系に対する効率的なダメージ源と割り切るのが得策。

・砲台
 GBW〜GBW2のみ登場するユニット。
 自走砲Aを凌駕する火力と射程を誇り、戦艦や空母にも有効打を与えられる怪物のようなユニット。移動力と燃料がたったの1で、これは補給車に搭載して移動するための物に等しい。
 対地対艦ほとんどのユニットに有効だが、先述の通り足が遅く、値段も陸ユニットではトップクラスに高いので、量産にはやや不向き。

・対空ミサイル
 初代から登場するユニットで、SLG作品では車輌系唯一の皆勤賞。
 自走砲Aの対空版のような扱いだが、空ユニットは移動力が高く地形もほとんど無視して飛んでくるため、他のユニットで壁を張るなり囮として釣るなり、ひと工夫が必要になる。同時攻撃の仕様上、爆撃機を安全に叩けるのは大きなアドバンテージなので、歩兵や輸送ヘリを囮にしてでも運用するメリットは大きい。
 初代は弾数が2と戦闘工兵より少ないため、補給車によるサポートが欠かせない。

・補給車
 読んで字のごとく、燃料と弾薬を補給するユニット。初期作品は補給を受けられるのは未行動ユニットのみなので、全補の後で拠点にいなかったユニットにも補給してあげるようにしよう。また、燃料と弾薬にもコストが発生するため、生産に資金を回したい場合は補給を抑えるのも戦略。補給車の出来る事、やるべき事は多く、今よりも重要性の高いユニット。
 また、GBWシリーズの砲台を搭載、輸送出来るのは装甲車ではなく補給車である事に注意。GBW3では補給物資も消耗品となったほか、Sへの進化ルートも発生。

・工作車
 GBW3に登場するユニット。
 見た目はショベルカーで、やる事は資材を消費しての地形や簡易拠点の敷設。簡易空港は空ユニットの補給などに非常に役に立つため、直接戦闘するユニットと同等以上の価値がある。この工作車といい補給車といい、初期からこの辺りまでのウォーズは支援車輌の価値が高い。

・コンバットバギー、戦闘車両
 GBW3に登場するユニット。
 それぞれ非装甲、装甲ユニットを相手にするための安価な攻撃手段といった印象。両者ともS型に進化する事は出来るが、それでも強いユニットと比べると厳しいステータス。包囲効果で敵の能力を下げられるので、足の速さに物を言わせるタイプとも。

SFC,GBA以降の車輌ユニット

・戦車(軽、中、重、新型)
 戦車の区分が変更になり、安価で高機動だが攻守ともにそれなりの軽戦車、高価で鈍重だが相応に強い重戦車、その間の中戦車、特殊条件で使用可能になる上位互換の新型戦車に分けられる。
 SFCは軽、中、重、新型の四段階なのだが、GBAでは軽、重の二段階となっている。GBAの重戦車は性能が中戦車、価格が重戦車となっており、海外版ではMid Tank(中戦車)表記である。色々とややこしい。性能面の違いはざっくり言うと、自分の重さ未満の戦車に対して強い、軽戦車は戦車未満の車輌に対して強い
 新型戦車に関しては、SFCでは工場での生産が出来ず、研究所を占領した兵士ユニットが新型戦車に変更される。GBA2ではブラックホール軍の最新技術で作られたという設定の為、見た目からタコ戦車とあだ名される、キャンペーンモードにて特定の都市を占領して地図を入手し、出現した研究所マップをクリアする事で生産出来るようになる。DSでは普通に使える。性能面では軽戦車の機動力と重戦車より一回り高い火力、重戦車と同等の防御力、燃料弾薬共に最高値という千両役者。しかし、爆撃機と同レベルの価格のため、マップによっては使われない事も。
 余談だが、索敵戦での視界は軽戦車が最も広い。GBA~DSでは、視界補正があれば偵察車がいらなくなるほど。

・偵察車
 SFCから登場したユニット。
 初代~GBシリーズの装甲車と同等の攻撃力があり、移動力はさらに上昇している。しかし、移動タイプがタイヤとなったため、道路や都市などの拠点を通らないと移動範囲が一気に落ちる。
 偵察車という名前の通り、索敵戦での視界が広い。常に山に登った兵士系ユニットと同じ視界なので、GBA以降では道路脇に森があったらこいつが潜んでいると思って良い(SFCでは移動タイプがタイヤだと森に入れない)。
 攻撃力は対兵士系以外にはそこまででもないが、移動力の高さと能力補正を活かして遊撃や陽動に用いると効果的。GBAのマックスやDSのハンナ、チャッカ辺りにこれでロケット砲や対空ミサイルを殴られると凹む

・対空戦車
 SFC以降は対地攻撃が出来るようになり、汎用性が増した。
 GBAからは対兵士系火力が大幅に強化され、マイナス補正と地形効果が無ければ確殺するほど。これによってクラシックマップのオニギリジマが糞マップと化した。さらに先手有利の戦闘システムに変更されたため、ヘリ系であれば無傷で撃破が可能になり、爆撃機も大破させつつ反撃でも軽傷という強力なユニットになった。その分、値段が軽戦車以上になり(DS2では同額)、対戦車戦闘に関しては相変わらず期待出来ない。

・ロケット砲、自走砲
 それまでの作品における自走砲A,Bが変更となった。
 GBシリーズのロケットランチャーや砲台が廃止され、代わりに対兵士系や艦船ユニットへの攻撃力が強化された。また、両者とも移動力は同じだが、ロケット砲は移動タイプがタイヤになり、地形に引っ掛かりやすくなる事で移動力は今まで以上に低下した。対空ミサイルと共に渋滞が最大の敵
 何気にロケット砲は防御力も低下しており、歩兵に撃たれても地形効果が無ければ20~25%ほど削られる。運が悪いとHP3ダメージほど持っていかれる事も。言うまでもなく大損である。

・対空ミサイル、対空自走砲
 SFC限定の対空自走砲というレアユニット。
 言うなれば自走砲の対空バージョンなのだが、対空ミサイル以上に敵を引き付ける必要があるので、もっぱら壁役を用意して安全に狙撃する運用になる。対空ミサイルを揃える金がない時、対空戦力が少しでも多く必要な時に用いる事になる。
 対空ミサイルは相変わらずの空ユニットキラーとして運用されるが、索敵戦での視界が偵察車並みに広い。しかし、移動力は半分で移動タイプがタイヤになったため、足は全ユニットでトップクラスに遅い。ロケット砲と足並み揃えて渋滞すると眉間に皺が寄る。弾数が増えて補給の手間がかかりにくくなった事が評価ポイントか。
 DS2では今までの使い勝手の悪さを大きく改善、移動力と射程の強化と値段の低下という強化が施された。

・グレートタンク、弩級戦車
 それぞれDS、DS2に登場した戦車系ユニットの上位種。
 グレートタンクは全ての車輌系ユニットを圧倒する攻撃力と防御力を備えた陸戦の怪物だが、弾数と移動力の面から攻勢には少々難がある。本部にこいつを置いておくと対ドミノ戦での事故率が減らせるのでオススメ。とはいえ、DSにはブラックボムやダメージ系ブレイクによる固定ダメージ手段が多々あるので油断は禁物。
 弩級戦車はSFCの重戦車より少し弱いくらいの性能で、価格も同レベル。別段強くも弱くもないが、DS2には対戦車砲という強者がいるので、どうしても生産頻度は控えめにされてしまう。空港があれば爆撃機でなんとかなるし、無くても他の戦車と自走砲でなんとかなってしまう。

・列車砲、パイプランナー
 それぞれSFC、DSに登場した特殊地形移動型の間接攻撃ユニット。
 列車砲は鉄道駅にて生産可能、一度に一部隊までしか場に出せないレジェンドの召喚。陸ユニットを載せて線路上を凄まじい速さで移動可能、さらに対地対艦に高い攻撃力を有する。ちなみに、鉄道駅と線路はSFC限定の地形で、4Pマップのコロコロテツドウは山間の線路が移動ルートとなる。しかし、GBAでは線路が道路になってしまったため、マップ名と内容が矛盾するようになってしまった。市長、渋滞がひどいので線路を敷きましょう
 パイプランナーはGBA2~DSに出てくる進入不可地形のパイプを高速で移動する間接攻撃ユニットで、ハンナの攻撃力アップ補正を受ける事から車輌系に分類される。ロケット砲より小回りの利く射程距離と、潜った潜水艦と隠れたステルス以外すべてのユニットを攻撃出来る汎用性が特徴。パイプの角に穴熊戦法を取られると殺意が湧くため、マップデザインでパイプを使う時は気を付けよう。
 工場で生産出来るが、隣にパイプがないと移動出来ない。また、ハチないしソウルオブハチを付けたスペシャルブレイクでも都市で生産が可能。状況にもよるが、毎ターン回復と補給と地形効果の付いた固定砲台として運用する事も出来る。

・対戦車砲、照明砲
 DS2に登場するユニット。
 対戦車砲は直接攻撃に対して反撃出来る間接攻撃ユニットで、車輌やヘリからの攻撃に対して高い耐性がある。被弾しても動じない硬さというよりは、的が小さくて当たりにくいためダメージを受けにくいというのが近い。その上で無傷なら戦車系をHP5~6は確実に削る高火力。値は張るが、相応の強さがある。移動力が低く移動タイプがバイク兵と同じタイヤ2なので、総合的ま移動力はロケット砲と自走砲の中間。
 欠点はロケット砲には射程で撃ち負ける事、流石に爆撃機には勝てない事、兵士系に殴られると大損する事、船には攻撃出来ない事。逆に言うと、そのくらいしないと有利に立てない厄介な敵。味方ならば存分に使ってあげよう。
 照明砲は直接攻撃ユニットだが、間接攻撃の要領で照明弾を撃つ事が出来る。射程はロケット砲と同じで、着弾点から一定範囲を索敵する。この時、森や拠点、岩礁といった隠蔽地形も見る事が出来る。その性質上、索敵戦専用ユニットのような立場だが、何気に偵察車と対空戦車の中間みたいな火力のマシンガンが装備されているため、マップによってはワンチャン活用出来なくもない。

・輸送車、工作車
 装甲車のマシンガンを偵察車に分け、補給車の能力をドッキングさせたユニット。兵士系ユニットの補給と周囲のユニットの燃料弾薬を補給する事が出来る。何が凄いって、今までは出来なかった空や海のユニットにも補給が可能になった事。これにより空ユニットの行動範囲が大きく広がり、空港を補給の為だけに埋める事がなくなった。しかも、補給物資には一切のコストが掛からない上に数量制限もない。丸腰になった事を補って余りある強みを手に入れた。また、GBA1では敵がめっちゃ狙ってくる
 工作車は輸送車をベースに、GBW3の工作車に近い機能を追加されたDS2のユニット。平地に簡易空港、浅瀬に簡易港を建設出来るようになった。簡易拠点はユニットの補給以外にも、タイヤ履きユニットの移動補助、地形効果付与が可能なため、活用の機会は多い。資材は一度の建設で使い切り、基本的に補給出来ないものの、使い終わっても輸送車としての機能は残るため、無駄にはならない。これお値段据え置きでええんか?

突撃!!シリーズの車輌ユニット

・戦車(軽、重)
 戦車の区分はGBA以降と同じで、火力と装甲はそれなりだが快速な軽戦車と、攻守ともに優れるがやや足の遅い重戦車となる。また、突撃!!シリーズはアクション要素もあるため、車体が大きい分の当たり判定という優劣も発生する。基本的にこの作品では強い車輌ほど大きくて当たりやすい
 軽戦車は走攻守のバランスがよく、当たり判定も大きくないため、プレイヤー操作に最も適したユニットとされる事が多い。軽戦車がいなければ、重戦車がその代役になる事も。ちなみに、軽戦車と重戦車が同時に配置されるステージは非常に少ない。ツンドラやエキシルバニアのボーナスミッションくらいである。
 敵の戦車に対しては、対応するユニットを広く展開してT字戦法で攻撃しよう。孤立した重戦車はタコ殴りされるとあっさり沈む

・偵察車(軽、重)
 良くも悪くも変に有名なユニット。GC版の『脱出時間、残り6分!』やWii版の『駆け抜けろ、ビッグホンシュー!』では文字通り主役となる。SLG作品と異なり、地形による機動性の減衰がほとんどないため、スティックを全開に倒してとんでもない速さでステージ上を走り回る。その分コーナーリングに凄い癖があり、初見のプレイヤーはまずまっすぐ走らせる所から始まる。地面の凹凸でもあっさりハンドルが取られ、ジャンプ台を前にスピンしたり変な方向に走って川にドボンなんて事も。
 今までのは軽偵察車の話。GC版のリージョン2からは重偵察車に更新され、スピードは大きく落ちたものの火力と装甲、安定性が増した……のだが、ほぼ同時期に重戦車や戦闘ヘリが使えるようになるマップがあるため、微妙に影が薄い。かわいそうな事に、Wii版では軽偵察車に一本化された
 ちなみに、Wii版では車輌ユニットによる歩兵への体当たりダメージは速度に比例するようになったため、偵察車の体当たりは戦車以上に強い

・自走砲
 長距離まで強力な砲弾を飛ばせる、とても優秀な自走砲。SLGと異なり、自走砲の射程は戦車の射程と移動力を加味しても長く、最大射程で撃ち始めれば、接近されるまでに数発は叩き込める。軽戦車なら中破以上に至るほど。ネストにタワーにバンカーと、MGを備えた防衛拠点に対しても有効で、あっという間に圧し折れる。Wii版では戦艦未満の艦艇とも戦える。
 弱点は接近戦に弱い事。戦車と違って砲塔がないため、ロックオンして走り回りながら撃つといった戦法が使えない。移動もやや遅く装甲も弱いので、守りの面では気を配ろう。

・対空戦車
 名称こそ対空戦車だが、性能は対空ミサイルに近い。
 ロックオンした空ユニットに向かって対空ミサイルを発射して攻撃する。ミサイル兵と違ってチャージしないで倍の発射数を叩き込めるため、登場初期こそ重宝されるが、微妙な足の遅さが災いし、配置ユニットの多い終盤ではミサイル兵の方が使い勝手が良くなってしまう。また、ミサイル兵と同様、GC版ではミサイルはどのユニットに対してもそこそこ効いたが、Wii版では対空戦闘特化のユニットに変更された。

・グレートタンク
 DSにて登場した怪物戦車はこちらにも登場。むしろこっちの方が活躍。
 GC版の頃は車体と固定式の主砲をぶっ放す巨大戦車で、その火力は重戦車が一撃で瀕死になり、海の向こうの自走砲部隊を直接撃破、トーチカも難なく破壊出来る。その分移動力は遅く、また空からの攻撃にも弱い。被弾してもあまり効いていないように見えるが、単純にHPがとてつもなく高いだけ。爆撃機から連続被弾すると面白い位にHPが溶ける。
 Wii版にて主砲が旋回式になり、弾道も山なりになった。運用としては戦車と自走砲の中間に近く、それが超火力と防御力を得たような状態。相変わらず遅いが、敵のグレートタンクに対する有効打だったり、最終戦の拠点に太刀打ち出来る唯一の戦力だったりするため、大事に使おう。

いいなと思ったら応援しよう!