「18歳,人生をデザインする。」めいちゃんち退居者インタビュー #1
「めいちゃんち退居者インタビュー #1 」めいちゃんちを退居した人の、出会う前、その最中、退居後のストーリーを追うことで、めいに流れる物語を掘り出すインタビュー集です。記念すべき第1回目は岩倉昂史さん。シェアハウスの事業をはじめて1年が経つ頃に入居した方です。
将来、何する?の答えを探しにめいちゃんちへ。18歳でカフェを開く。
記念すべき第1回目は岩倉昂史さん。
岩倉さんがめいちゃんちに入ったのは、高校を卒業してすぐのことでした。高校生の頃その後の進路を決める時に「目的もはっきりせず、“とりあえず”大学に行くのは違う。将来を決め大学で学ぶことを決めた後、入学したい。」と考えて、進学せずに1年間を「どうするか決める期間」にしようと決意します。
twitterで「シェアハウス」と検索した時に見つけた「めいちゃんち」に興味を持って、DM(ダイレクトメール)で連絡。集まる人たちに魅力を感じて、訪ねたその日に入居を決めた。
高校を卒業してめいちゃんちに住み始めると、大学の美学や経営学の講義に潜ったり、学生団体で活動したりと、思う存分いろいろなことを体験し、学んでいった。その中で「アルバイトじゃなく、お金を稼ぐ時でも、新しいことに挑戦して、学びを深めたい。」と考えていた。
何かやるなら高校の時から興味があって学んできた”料理”だなと思い始めた矢先に「だったらシェアハウスでやろうよ!」と株めいのふたりから声をかけられて、シェアハウスに併設するカフェを一から作ることに決めた。
(これが、2012年のこと。実はこの募集をきっかけに奥さまに出会われたのだとか。。)
めいちゃんちのシェアハウスは、基本はDIY。岩倉さんがカフェをする予定のおうちは、コンクリート打ちっ放しで自分の手で改装が必要でした。
設計図を自分で作り、コンクリートを塗って、テーブルを作ってお店のメニューの作成、集客、調理、経営までを一挙に担った。
一歩ずつお客さまと向き合っていった末に、カフェだけで自分の生活をまかなえるようになった。
めいちゃんちでのカフェの立ち上げの経験から「真摯にやりたいことに向き合い、目の前のことに心を込めてやり続けていれば、自分の手でやりたいことを形にすることはできる。」という感覚を掴んだ。
そして、内装を考えたり、勉強をしたりする中で、デザインへの関心が高まって、独学で勉強し始めた。
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ここまでお読みいただいたみなさま、ありがとうございました!次回は、3/13。いわしさんがデザインに出会い、退居されるまでを綴ります。
(文章:大西芽衣)