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月刊MJ 2022年10月号
パッケージの会社をやっているからだけではないですが、
私、箱好きです。推してる箱は・・・。
推し活の意味で、「箱推し」というと、グループの特定メンバーを応援するのではなく、グループ全体(箱)を応援するということみたいですね。
10月のMJでは、本来の箱(BOX)を推させてもらいました。
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秋の味覚の栗を使った栗羊羹、モンブランは大好きです。そして、バームクーヘンにもカステラにも目がないです。
10月号で紹介させていただいた箱の種類は3種類で、ギフトなどの贈答用として使われることが多い貼箱、最も一般的に化粧箱として使われる組み箱、そして、木箱のそれぞれの推しポイントをご紹介させていただきます。
貼箱はベースとなる生地に厚紙を使用し、そこに薄い紙(貼紙)を貼ってつくる化粧箱で、貼紙に質感のあるものや綺麗な色の洋紙を使うなどして存在感や雰囲気を大きく変えられるメッセージ性の高い箱です。
その貼箱の事例として、名古屋を中心に6つのレストランウェディング会場を展開されている株式会社オー・ド・ヴィーウェディング様の貼箱を挙げさせていただきました。
カタログギフトの分野でオリジナルのギフトブランド「三羽鶴堂」を立ち上げられ、参列者の方々にお配りするギフトカードを入れるための貼箱を印籠式で作らせていただきました。引き出物として使われるため、高級感や重厚感を感じていただけるように通常よりも生地を厚くしてます。
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東海地方特有の引き出物のひとつの名披露目(なびろめ:新郎新婦の名を見浪するという意味)と引き菓子もセットで手提袋に入れられるので、セットした際に形やサイズなどのバランスが整うようなサイズ感になることも意識し、3種類の箱ができています。
続いて、組み箱です。量産することでコストを抑えられつつ、印刷適性も高くデザイン性の表現も高いため最もポピュラーな箱としてつくられています。
名古屋にある京菓子司 亀広良様の「いちまいのみず」の箱を組み箱でつくらせていただきました。
箱の天面には割れた氷の線をデザインし、シルバーの箔で表現しました。
名古屋商工会議所がつくった新しい名古屋の和菓子土産ブランド「なごや菓八菓」に選ばれました。名古屋城のお堀に張る薄氷をイメージされ、表面はシャリっと、中はトロンとした食感の違いが楽しめるお菓子です。
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木箱は、箱としての紙箱と比べるとデザイン性や意匠性に優れている訳ではないですが、”開ける楽しみ” を高めてくれる箱だと思っています。
木箱に入っていると、中の商品は高級感や品質の良いものだと思うので、どんなものなんだろうという開ける前にワクワクする気持ちになります。
「開けてみてからのお楽しみ!」というのを前面に出してくる存在ですね。
そんな木箱でご紹介させていただくのが、テテリアミル様の薬膳茶の印籠式の木箱(桐箱)です。
オーガニックなハーブや産地にこだわった薬膳材料などが、箱を開けると木箱一面に綺麗に敷き詰められた状態が目に飛び込んできます。
これはもらって嬉しいですね!
貼箱、組み箱、木箱、それぞれの良いポイントをご紹介させていただきましたが、目的に合った箱をチョイスするのが大切だと思っています。
弊社では様々なパターンのご提案が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社メイワ
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