「女性」という生き物と、キャリアの間で
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この記事はHR×Woman×Lifestyleをテーマにしたコミュニティ、HRWomanのリレー記事です。
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こんにちは。
今は某FinTech企業で採用人事をしていますまゆゆといいます。
社内外ともにまゆゆと呼ばれることが多いです。
自分のプライベートnoteで記事を公開するのが初めてなんですが、タイトルからして割と重めのテーマなので、詳しい自己紹介はまた追々どこかで。
さて、私が何故このタイトルのnoteを書くことにしたかというと、今年に入ってから『2人目の子どもは望まない』という自分の中で割と大きめの決断をしました。
それに至るまでの葛藤などをどこかしらでまとめたいなぁと思っていたところ、タイミングよくこのコミュニティのお誘いがあったので、よしと乗っかったわけです。
ただのしがない女の人生の一幕に過ぎませんが、この激しく移り変わる世を生き抜く女性の誰かが、私ともし同じような岐路に立っていたとしたら、このnoteを読んでちょっと励みになったり、共感して、気が軽くなってもらえたら…なんて思います。
2人目はもう望まない
私はいま、今年の6月で4歳になる男の子と10歳上の夫と暮らしています。
年末から年始あたりに「2人目はもう望まない」という決断をしました。
なのでもうよほどのことがない限り、家族はこれ以上増えません。
この結論に至るまで、たくさんの葛藤がありました。
子育ては本当に大変だけれど、子どもはそれ以上にかわいいしおもしろい。
できればもう1人欲しい気持ちがありました。
夫ももう1人望んでいました。
でもだんだんと月日が流れるにつれ、いろんな思いが交差して、積極的になれなくなってしまいました。
結果的に2人目を望まないという決断に至ったわけですが、その理由は大きく2つあります。
【理由その①】
育休から復職直後のしんどさがトラウマレベル
私は復職当時今とはちがう会社で働いていました。
保育園に入れなかったなどの理由で約2年弱育休をもらっていたということもあり、かなりのブランクがありました。
当時の働き方としては、復職後1ヶ月間は時短。そこからはフルタイム(8:00-17:00)という働き方でした。
「2年も休ませてもらったのだから、なんとかして成果を出さなきゃ‼︎」と意気込んでいましたが、「仕事の勘」を取り戻すのには相当な時間と労力を要しました。
それまで生活の中心が赤ちゃんだったのですから、そこに仕事が入るとなると勝手が違ってきます。
さらに総務と採用を兼任していたことも重なり、私の頭は仕事と家事・育児の間を行ったり来たりで、休む暇もなく、頭の中でモーターが24時間常にカラカラカラカラ…と回っているような感覚でした。
(ある日寝ているときにほんとにカラカラ音が聞こえてきました。幻聴ですね笑)
雑な手書きですが、脳内イメージはザッとこんな感じです。
うまく出来ないこともたくさんあって、焦りも伴いつまらないミスを連発。
毎日自分を責めて、負のスパイラルに陥りました。
仕事が終われば、というより無理やり終わらせて、猛ダッシュで電車に飛び乗りお迎えに行きます。(ほんとに駅の階段駆け上がってたな…)
ところが仕事は負のスパイラルに陥っているので、電車内でも仕事が気になって気になって仕方ない。
子どもと家に帰っても仕事が気になって気になって仕方ない。
当時は気がついたらいつもslackを開いて、息子のことは全然見ていなかったと思います。
思い出しながらこのnoteを書いていても息が苦しくなってくるくらいなので、当時はよく呼吸ができていたなぁと思います。
今思えば、もっと自分ができること、できないことをきちんと周りに伝えて、調整をしてもらえばよかったのですが、「育休もらったのだから…」という変な遠慮もあり、「全部やりますっ!!」と肩が折れるほどの力を入れすぎていたのかもしれません。
要するに当時は自分のキャパを知らなかったのですね。また仕事の調整を相談するのは、甘えだとも思っていました。
(今は違うよ!縁あって入った今の会社では、仕事なのでそれなりに大変ですが、家族やメンバーのおかげでバランス取れています。)
だったらその反省を活かしたらいいじゃないか、という声が聞こえてきそうですが、(夫にも言われました)先に書いた通り、当時を思い出すだけで息が苦しくなるくらいなので、育休からの復職は自分の中ではもはやトラウマなのです。
もう1人子どもが欲しいと思っていた反面、今後も仕事を続けるとしたら、育休からの復職は必ずついて回ります。
2人目の話が上がるたびに、復職が頭の中をチラつきました。
その度にどうしても後ろ向きな気持ちになってしまう。運良く2人目を授かれたとしても、母親がこんな気持ちになってしまう中で果たして生まれてきてくれる子どもは幸せなのだろうか?と思うようになってしまったのです。
【理由その②】将来に対する漠然とした不安
働かないという選択肢もありましたが、それは我が家の場合、将来のことを考えるとあまり現実的ではありません。
やはり夫が10歳年上ということを鑑みると、夫が定年を迎える頃、息子は高校三年生くらい。
大学進学を考えるとまだまだお金がかかりますし、彼がその時に自由な選択をするためには少しでも世帯収入はあった方がいい。
また、夫が定年を迎えた後のリードタイムを考えると、それまでの収入がゼロになる期間が長くなるので、私も働くことが健全だと考えました。
とすれば、子どもが小さいうちは、いわゆるバリキャリじゃないとしても、キャリアを止めたくはない。
専業主婦から華麗な転身をとげたママももちろんいますが、私はそんなに器用なタイプの人間でも強運の持ち主でもありません。
多分うさぎとかめで言うなら、かめタイプなので、コツコツ地道に働いていく方が今の自分にはしっくりきます。
また遠くない将来、自分の生活を年金だけに頼ることはできません。
地道に働きながら少しでも資産を築き上げた方が堅実だと思いました。
ここまでお金周りの話がメインでしたが、将来自分がどうなっていたいか?についても考えました。
コロナ禍もあり、何がいつどこで起こるかまったくわからない世の中であることを改めて思い知らされたこの一年。
自分の足でちゃんと立っていたい(つまり仕事をする)と再確認しました。
また息子が将来巣立った時、自分を保っていたい。
そのためのものが仕事だとも思ったのです。
夫にはこれらの理由を正直に全て話しました。
少し寂しそうでしたが、納得してもらうことができました。
何が君の幸せか?
今はどうかわからないですが、
私が20代後半くらいの頃は
結婚をしていなければ結婚は?結婚していても子どもがいなければ、子どもは?子どもがいれば、2人目は?と周りから遠慮なく言われたもんです。(もちろん悪気なし)
ただ周りがなんと言おうとそれは全て個人の選択ですし、幸せはいろんな形があるものです。
辛いものを食べて幸せを感じる人もいれば、映画を見て幸せを感じる人もいる。
私は家のベッドで寝てる時が1番幸せ。
幸せの感じ方はみんなそれぞれじゃないですか。
私たちはこうして2人目を望まないという結論を出しましたが、今は悔いなしです。
正直「きょうだいがいた方が良かったかな」と思ったこともありました。
でもきょうだい仲がめちゃくちゃ良い人もいれば、反対に関係がこじれてしまった人もいるので、「そんなもんだよね。」と思います。
「きょうだいがいた方がいいよ」は結局のところ正解も不正解も、betterもなにもないのです。
結局は将来どうなるかなんて誰にもわからないのだから、その時持ってるカードでどう戦うか?どう効果を最大化するか?を考えて行動し続けることが、今の不確かな社会では重要になってくるんじゃないかな?と考えています。
今の私の目標
ここまで、なんかちょっと意識高いことを書いてしまいましたが、結局のところ私の目標は「食べ盛りを迎えた息子に駅前のはま寿司でたらふくお寿司を食べてもらう🍣」です。
これ書いてたらはま寿司の茶碗蒸しが食べたくなりました。
もう自分の赤ちゃんのお世話をすることはないけど、息子に会えて良かったし、健康に生まれてくれたから、それだけで丸儲けです。
最後に「何のために働くか?」
家族のため子どものため、自分の将来のためはもちろんなのですが、私はありがたいことに健康体に生まれたのだから、ちょっとでもいいから社会貢献したいという気持ちが強いです。
今の会社の事業やミッションは自分の志向性ともマッチしているし、一緒に社会を良くする仲間を集める今の採用という仕事にとても腹落ちしています。
というわけで、採用めっちゃやってます!
興味ある人連絡ください!と募集ページのリンクでも貼りたいところですが、このコミュニティブログとの目的が違ってくるので、やめておきます笑
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