投資に向く人、向かない人
「投資したいんだけど、できるかどうか不安で」
という相談を、ママ友からたまに受けます。
話を聞いていると、投資に向くタイプと向かないタイプに分かれます。これは手元資金がいくらとかそういうのではなく「性向」の話です。
投資に向くのは
「損を受け入れられる」
人です。
「人生、予想外の何かが起こって当たり前」なのですが、この事実を受け入れられない人は一定数います。
専業主婦歴が長い、公務員歴が長い、エリート意識・リベラル志向が強い人に多い気がします。個人的に。
「こうであって当たり前」
「こうでなくてはならぬ」
といった理想や理念が強すぎるということは、言い換えると
「自分の意図したこと以外は受け入れられない」
ということです。
でも投資は予想外があって当たり前。
昨日1万円上がっても今日は2万円下がるかもしれない。
そんな世界です。
そして、その結果は自分で引き受けざるを得ません。
逆ギレして感情的になったり、金融機関やおススメした誰かに文句を言っても何も変わらないのです。
投資に向くのはその逆です。
「損した事実を受け入れて次に行ける人」。
こういうタイプは思うようにならない現実から学びます。
何がいけなかったのか、どういうスタンスで臨むべきだったか。
人それぞれ投資スタイルは違いますが、自分なりのスタイルを築ける人です。
最終的には自分なりに納得できる利益を手にできます。
もっとも、こういうスタンスの違いの影響は投資に限った話ではありません。
「一人で仕事をする」「結婚する」「子どもを育てる」などなど、「思うようにならない要素が生じやすい」環境に飛び込むことすべてに言えます。
見方によっては、投資で「思うようにならない」事実と向き合い、自分なりに考え、他の場面で活かすというのもアリなのかもしれません。