12日目 パーソナルスペースは広めに欲しい
ひとりっ子由来のものではあると思います
ただ、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)気味とも言えるでしょう
診断してもらったことはないのですが、当てはまる項目がとても多いので、きっとそうなのだろうと思います
およそ5人に1人の割合でHSP気質の人が存在するそうなので、珍しいことではないのでしょうね
1996年にアメリカのエレイン・アーロン博士によって、HSPの存在が明らかになったそうですが、私が知ったのはここ1年以内のことです
私は高校時代に不登校気味になり、進級できるスレスレのラインで授業とテストを受けるという情けない高校生活を送り、なんとか卒業しました
もちろん希望の大学ではありませんでしたが、進学できたのが奇跡のようなものでした
高校2年生くらいから、教室にいると息苦しくなり、イライラして授業に集中できず、「この空間から抜け出したい!」と、毎日思っていました
通学時、満員の電車とバスを乗り継ぐのも苦痛以外の何ものでもなく、学校に行けない日がたびたびありました
学校を休むと、両親は共働きで不在なので、音楽を聴いたりマンガやを読んだりと、誰の目を気にすることなく好きなことをして過ごせる幸せがありました
好きな科目だけ勉強して、苦手な科目の溜めてあった宿題をすることありましたが、授業の内容に遅れを取っていたことは否めません
両親が帰宅すると、学校を休みがちなことを責められる日々でしたが、「心配すらしないのね… 私の希望した高校を受験させてくれなかったクセに! 私に興味もないくせにうるさいこと言わないでよ!」と、心の中で毒づいてやり過ごしていました
起立性調節障害やこのHSPにしても、近年診断名として認知されています
私の高校時代にそれが認知されていたらどうだったのかな?
私がその診断を受けていたら、高校の教師や両親から責められることはなかったのかな?治療すれば今はもっとマシだったのかな?と、考えたりします
過ぎ去ったことだから今頃考えても仕方ないよね…とも思いますが、この気質が結婚生活に大きく影響したのです
子ども至上主義の元夫は、子ども部屋はしっかり整え、居心地よく過ごせるように配慮しました
そして、夫婦の寝室は、元夫に合わせた導線で配置され、私の家具やドレッサーは、納戸の隅に追いやられてしまいました
元夫と付き合う前までに付き合っていた彼氏とは、パーソナルスペースなど気にすることは全くなくて、小さなシングルベッドで2人、ぐっすり眠れていました
それなのに、元夫との暮らしでは、2つのベッドに分かれているにもかかわらずず、睡眠障害になるほど眠れなくなってしまい、同じスペースにいることが苦痛ですらありました
安らげない、くつろげない、そんな感じでしたね
やっぱり相性なのでしょうか?
スーツの似合う年上エリートで、人柄的に特に問題があるようには感じていませんでした
でも、どうしてそんな負の状況しか生み出さない相手と結婚してしまったのでしょうね?
若気の至り、分別のなさ、なんとかなるさ~と現実から目を背けたことが理由かもしれませんね
家族が増え、子どもが大きくなるにつれて、自分の時間やスペースがなくなって来ると、私の睡眠障害は加速して行きました
しまいには、リビングのソファでうつらうつらしながら朝を迎える日々になりました
元夫にしてみれば、私の行為は屈辱的だったかもしれません
それは本当に申し訳ないと思っていましたが、とにかく静かな場所でぐっすり眠りたいという思いしかありませんでした
離婚後、ストレスも少なくなり、ぐっすり眠れるようになったのは、ひとり暮らしのおかげだと思います
現在、母親との生活では、忘れかけていた「パーソナルスペース」という言葉が、日々私の頭の中を駆け巡っています
血のつながりのある親子なので、元夫との暮らしよりは随分マシですが、一緒に並んで食事の準備をするのも、トイレやお風呂を使うタイミングに気を遣うのも苦痛ではあります
もう、ここまで来ると、これは私のせい以外の何ものでもないですね
ここに綴っていて、改めて気付きました
元夫や子ども、母親に大きな非がある訳ではありません(ここに書けない大きな問題はありましたが…)
診断をつけてもらえば、きっとHSPであることは間違いないでしょう
できれば会社にも行きたくないのですが、自分の腕で稼げるようなスキルもないので、今の職場で頑張るしかないのでしょうね
特にしたいこともないし…
私、いつまで頑張れるのかな?
距離感の近い社員も多々いて苦痛に感じることもありますが、許容範囲内ではあります
もうそんなに長く生きなくていいのです
できれば、今すぐにでも消えてなくなりたいと思う日々です…