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mayuriとレンズぬま *第二十七本* EF35mm F2
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(購入時価格 / 中古22300円)
1.レンズについて
35mm二本目の紹介となる今回はキヤノンの35mm単焦点、EF35mmF2となります。キヤノン使いならお判りでしょうが、このレンズは非USMでDCモーターレンズ、通称ジーコレンズです。
このレンズを買う以前はYongnuoのYN35mmF2を持っていましたが、鏡胴のガタつきや絶望的な逆光の弱さがありましてこの純正EF35mmF2に買い換えた話になります。
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このレンズの特徴と言ったらDCモーター搭載でフルタイムMFが出来ない……。ではなく、絞り羽根が5枚と言う事です。
この時期で他のメーカーならこのクラスなら6枚以上の絞り羽根だと思われますが、このEF35mmF2はなんと絞り羽根が5枚なんです。他に5枚羽根だとEF50mmF1.8 / F1.8 IIがありますね。(もちろん他にもありますが)
5枚と言う事は、少し絞って撮影すると背景の玉ボケが五角形になります。(それはそう)
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見た眼はEF50mmF1.8、EF28mmF2.8等の初期EF単焦点のデザインをしています。とはいえ発売は1990年、恐らくこのデザインで発売された最後の単焦点かと思われます。
先にも書いたようにUSMではないのでフルサイズMFは出来ず、MFをするためにはスイッチをMFにする必要性があります。まあAF一眼レフでMFが必要か?と言われるとそこまでいらないよな……。
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最短撮影距離は0.25mとそこそこ寄れます。
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レンズ裏面の製造番号を見るかぎり2010年5月製となります。この二年後の2012年に後継機のEF35mm F2 IS USMが登場したので、このEF35mmF2はほぼ最終型かと思われます。
キヤノンも結構長い事売っているレンズも多いよな~と。
2.このレンズで撮影した写真
一通り見てきたので、このレンズで撮影した写真を見ていきましょう。
35mmという焦点距離、実はあまり使えていなかったりする。
写真はすべてLightroomにて調整現像しています。
▼2025年1月1日 高知
(EOS55 + 富士フイルム フジカラー100)
▼2024年12月31日 愛媛
(EOS55 + 富士フイルム フジカラー100)
▼2024年11月17日 衆楽園
(EOS55 + Kodak GOLD 200)
▼2024年6月22日 福山バラ公園(EOS 6D MarkII)
(with Kenko ノスタルトーンブルー)
▼2024年1月28日 児島湾周辺(EOS R5)
▼2023年12月10日 呉ツーリング(EOS R5)
▼2023年10月21日 夜の岡山(EOS R5)
(with KANI Streak Blue + Kenko Blackmist No.1)
▼2023年3月5日 鳥取(EOS R5)
▼2022年12月24日 旧遷喬小(EOS R5)
▼2022年12月11日 備前方面ツーリング(EOS R5)
(with Kenko ノスタルトーンブルー)
▼2022年12月10日 鶴見緑地(EOS R5)
3.おわり
以上、キヤノンの35mm並単焦点、EF35mmF2でした。安価で手に入りこの明るさでこの写りなら文句はないでしょう。後継のEF35mmF2 IS USMはアホみたいに値上がりしたのでそこが残念でしたね。
今後紹介する予定ですが、中華レンズのYN35mmF2も新品1万ちょっとで手に入るほど安いレンズでしたがここまで差が無いと当時純正中古を買っておくのが正解だったかもしれません。
その時のメイン機はEOS Kiss X5とAPS-C機でドールも1/6がメインだったので本当に買うべきなのは50mmではなく35mmか28mmだったのですね……。1/3ドールならその辺りは問題ないんですけどね。
35mmという焦点距離、50mmより狭くなく、28mmより広くも無い。個人的には50mmの方が好きですが、この35mmの一本だけという条件であれば悪くない選択だと思っています。
最近は中古も値上がってあまり安いとは言いにくいかもしれませんが、オールドレンズみたいな5枚羽根の絞り、いいと思います。
(1990年発売のレンズなのでほぼオールドですけど)
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それではまた次回、レンズ沼の淵からレンズをお届けしていきたいと思います。