mayuriとレンズぬま *第二十一本* ASAHI PENTAX Super-Multi-Coated Takumar 28mm F3.5
1.レンズについて
今まではキヤノンEF/EF-M/RFマウントを中心に紹介していました。これからの21~25回はEFマウントシリーズを抜けだし、ついに他社マウントへ!(しかもオールドレンズ)
その第一回となる今回は、1971年発売(らしい)ASAHI PENTAX Super-Mluti-Coated Takumar 28mm F3.5(以下smc Takumar 28mm F3.5)となります。マウントはM42、ねじ込み式のスクリューマウントですね。
さて、なぜ突如オールドレンズとなったかと言えば5月のある日。広島でカメラ中古市がありやすいレンズを物色していました。
が、安いのはM42のレンズ(主にペンタックス)なので特に買う事も無く撤収しました……。
の、いくらが日が経ってフォロワー氏より入れていた干芋からマウントアダプターが送られてくるじゃないですか。
そうして、オールドレンズ沼は始まった――
というのが私のオールドレンズの始まりでした。まだ一年もたっていません。マウントアダプターを送られたのでレンズを探しに行き、手始めに購入したのがこのsmc Takumar 28mm F3.5でした。そして次回以降紹介予定の、smc Takumar 135mm F3.5も。
オールドレンズ沼の始まりのお話はここまでとして。今回のレンズ、smc Takumar 28mm F3.5について見ていきましょう。
自分がこれを買った理由は、フードが付いていたからというのとレンズ自体がかなり綺麗だったということです。
28mm自体は苦手な焦点距離ですが、この角形フードや綺麗な状態で1万円切りで手に入るというのが魅力的だったので即購入しました。
そしてこの角形フードというのが中々クラシカルな感じでとても良い。フード自体の固定はレンズにはめて、外周のリングを回して固定します。
フードは逆付けに出来ますが、その場合レンズキャップが付けれません。が、プロテクターをつけることによりプロテクター分の出っ張りが発生するのでそこにレンズキャップを取り付けることが可能です。
F3.5というF値のためか、後玉はかなり小さいです。こうしてみると35mmフィルムや35mmセンサーにこのサイズで対応出来るんだなぁ……。
それと少しマウント部より出っ張っていますが、EFマウント一眼レフでのミラー干渉はないので使用可能です。同じくsmc Takumarの35mm F3.5だとミラーに干渉したので、ものによるとは思います。
ちゃんと確認して付けようね!と言いたいところですが付けてシャッター切らないとこういうのは分からないですね。
マウントアダプターに付けた状態。ちょっと長くなりますが相手がミラーレスなのでこれは仕方がない。
2.このレンズで撮影した写真
一通り見てきたので、このレンズで撮影した写真を見ていきましょう。
最初の方に書いたように、28mmは苦手な焦点距離でしたが実際に使ってみるとその苦手な感じが嘘のように撮りやすいレンズでした。
EF28mmF1.8だとうまく撮れないのに、このsmc Takumar 28mm F3.5だと撮りやすいのは何のだろうか?
単焦点にしてはF値が高く、ボケがあまり期待できないように思いますが最短0.4mと寄れるので寄ってボケの描写を出すことは可能です。自分が主にドールを撮るので、そこそこ寄れるのはかなり強みです。
写真はすべてLightroomにて調整現像しています。
▼2024年9月7日 鳥取ツーリング(EOS M3 / 45mm相当)
▼2024年8月4日 竹原(EOS 6D MarkII)
▼2024年6月15日 出雲日御碕(EOS 6D MarkII)
▼2024年6月1日 大阪中之島(EOS R5)
3.おわり
以上、初のオールドレンズであるsmc Takumar 28mm F3.5でした。こうして古いレンズを最新のデジタル使ってみても、中々使えると言う事が分かりますね。
流石に現代レンズに比べれば劣るところはあるかもしれませんが、それでも必要十分な画を写してくれます。そういう事もあり、このタクマーから安くて古めかしいオールドレンズ沼へと沈んで行ったのでした……。
まあマウントアダプターが増えたのが一番の原因なんですけどね。気が付いたらM42アダプタがEF,EF-M,RFと揃っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた次回、レンズ沼の淵からレンズをお届けしていきたいと思います。