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ミッドライフクライシスかな?と思ったら


今、自分が実年齢が何歳であるとしても
いつかはこの世界線には終わりがくる。
平等にくるその「いつか」は、誰にもわからない。

そして
いつかくるその時がリアルな実感を伴い始めるのが
50年生きたあたり「中年、ミッドライフ」からかもしれない。


先日ちょうど50歳の誕生日を迎えたので
「中年の危機」についてと
自分もそうかな?とあてはまる人に向けて
書いていきます。


ミッドライフクライシスとは


ミッドライフクライシスとは
中年の危機とも呼ばれるらしいです。
調べると、40代から50歳前後頃にかけて
仕事やプライベートでやってきたことについて
今までのようにはいかなくなると思わせる出来事がきっかけで、悩みを抱えるとあります。


例えば無理ができなくなる、というと言い訳っぽく聞こえるけど、事実30歳の頃の体力と比べると
40代も後半になると体の機能や見た目が変化し
女性なら閉経に向かっていることを
体で感じたりもする。


年齢なんて関係ないと思っていたわたしですが
あらゆる見た目の変化に対して自分の心が対応しにくいと感じることも。

分かりやすいところでは
白髪が増えるとか、痩せにくいとか。
当たり前のことなんだけど、自分にもきたか、というような感覚。


人生の最終地点がじわりじわりと近くなっている感覚と、今の現実とのギャップを感じて
わたしの人生これでいいのか?と
誰にも分からない答え合わせをしているような
感覚が、ミッドライフクライシスにはあるようです。


どうして、こんな感覚になるのかを考えてみましょうか。

中年の危機を感じる理由



わたしたち肉体は
物質である肉体
感じる機能である
指令塔である思考
命の源のがあります。


健康は、全てが調和している状態です。
病気やあらゆる悩みの全ては
肉体と目にはみえない魂の分離からきています。

病は気からとも言いますが、気が足りない状態(気力不足)だと肉体にもうまく血液が回らずに
体力も低下します。

元の気と書いて、元気というように
元気がない時は気が流れていないんです。
詰まっている。

エネルギーは、詰まりがなくなれば
元の状態では勝手に溢れているものです。
年齢は関係ありません。


体は経年劣化していく反面、
目には見えない魂は経験を積み磨きがかかっていくから、一時的に分離したような感覚になるとしても仕方がないのかもしれない。

統合する前は混乱やカオスですからね。


悩みがある時は細かく詳細に捉えがち。
まずは自分でつっこみを入れるくらい大枠で考えてみるのもひとつの方法です。


悩みは
体に現れるので、まず体を観察して、
肩や首、頭の凝っている場所を見つけて軽く揉むだけでも随分と詰まりがなくなり気が流れます。

困ったときや悩みの中にいる時ほど
自分が自分の手当をすると、自信になります。

中年の危機を感じるひと、感じないひと、
同じことを体験しているのに
感じ方が全く違うのは
どこを見てどう捉えるか?という
思考の癖、思考の方向の違いだけだと思います。



感情が豊かで、繊細で周りに流されやすいとか
軸がないと感じる方は特に悩みやすい傾向にあります。わたしもかつてはそうでした。

感情にはあまり意味がなく
ただの指標ですから、あまり気にせず
バロメータ的に客観的に見てみるのが
オススメです。


実は影響があるのは思考

じゃぁ、なにが人生に影響があるのかといえば、
感情ではなく自分の思考の向いている方向。


方向は、矢印のことで
何を見たいのか。で感じることは変わります。
思考が全てではないにしろ、
人生に対する思考の影響力はとても強いということですね。


例えば同じ空間にいても、
「緑色のものを探してください」と言われる前と後では絶対に「緑色のもの」が見え方と量が違うはず。赤のものは目に入らないはず。例えあったとしても。


だからこそ思考は、
いかに自分の脳に見たい世界を見るように指令するか?
という思考の調整をすることがとても大事なんだと
わかります。

ポジティブシンキングをしろと言っているわけではないですが、調整をすることは自分にできる唯一のこと。

ミッドライフクライシスに限らず
人間 悩みを抱えている時というのは
一時期的に思考、心、魂が分離しているように感じる現象。


悩みは全て、自分の中での分離から生まれるということは、つまり元々繋がっていたのだから、自分で統合できるんです。


理想と現実とのギャップ


こうしたい理想の自分と
そうできない自分

色んなことをしたいのに
体が追いつかない、とか
若くいたいのに
日々衰えを感じる見た目、とか。


ミッドライフクライスは
今までの人生から受け取ったことを一度整理して
新しく自分が見たいことに思考(フォーカス)を
あてなおす時期。

元気になりたかったら?



自分にとって不要なものは捨てて
望むことに焦点を合わせるだけで
無駄なエネルギー漏れがなくなり
元気になります。


人生は限られているからこそ
エネルギーの無駄遣いほど
もったいないことはありません。


無駄使いしちゃっていたら、疲れるので
自分でも自覚がありますよね。

本当は我慢していたことはなかったか
自分に聞いてみる時期。

 

40代後半は働き盛りの年代でもあるから
家族がいたりしたら尚更
自分の望みについて考えるのは今更な感じがしたり
プライドが邪魔して感じたことに素直になれない場合もあると思います。


疲れや悩みが生じるというのはタイミングですので
自分に聞いてみればみるほど
自分の中にある答えに辿り着けるはず。



人間は、結局ノンフィジカルの世界からきて
また、戻っていきます。肉体がなくなっても魂はなくならないのでしょう。
そして今は、肉体を持ってしかできない体験を
わざわざ選んで生まれてきた、としたら
全部の体験が価値ということになります。



何かに影響を受けたり
選択することが困難に思えたりするのさえも
体験しにきているといいますからね。


自分はなぜ生きているのか?という問いに対して
わからなくなったら
理由はない。だから自分で決めるだけ。
という考えが今は好きです。


シュタイナーの成長論

ここで、最後にルドルフ・シュタイナーの話を。

ルドルフ・シュタイナーの記事はこちらでも
書いています。


シュタイナーは人間の成長段階について
すべきことを自分で見つけて実行できるひと、
つまり大人と定義される段階に育つまで、
7年ずつ、3つのスパンに分け、21歳が成人として捉えています。

0歳から7歳頃までが第1-7年期 意思を育てる時期
7歳から14歳頃までが第2-7年期 感情を育てる時期
14歳から21歳までが第3-7年期 思考を育てる時期


「9歳の危機」と呼ばれる、まわりの世界から
切り離された「個」としての自分を確立し始める
大きな節目は
その後の自分と社会との関わり方に繋がっていく。


全て、7の倍数で変化をしていくので
49歳が境目。

42歳から49歳

42歳は「存在の危機」のときであり、人生の大きな転換期です。女性は閉経し、更年期に入り始める時期。からだの衰えとともに、精神的な創造性を発展させることが課題です。「どんな才能をこれまで葬り去ってしまったのか」を自分自身に問いかけ、それを新たに発展させるときでもあります。女性は指導力や客観性をもち元気に自己主張していく時期。
それまでに得たものを、今後はより多くのひとへ与える側に。

0〜7歳を大切にするシュタイナーの子育て
月刊クーヨン編集部/編




第2の思春期と言われるのも
第1の思春期とは違う新しい「個」として自己を確立する時期。
これまでとは違う、体力や体の変化、経験を元にした考え方に出会う時期だから。

49〜56歳

新しい自分のリズムを見つけることが大切な時期。
これまでと同じリズムで忙しくしていると、からだ(とくに肺や心臓)にダメージが出やすくなります。人生を振り返る休息が必要。自分の子供だけでなく、若い世代のひとびとに対し、母や父のような助言ができるとき。仕事の面では後進をうまく育て、退く準備をするときです。男性より女性が元気に活躍できるとき。人類的な愛のこころを持つようになります。

0〜7歳を大切にするシュタイナーの子育て
月刊クーヨン編集部/編



大人の思春期は今までやってきたことを見直しながら、50歳以降からは何を残していきたいのかを
決める時期。モノだけじゃなく、思考もです。


子供の頃には、周りの大人を権威と感じ従ったけど
中年期に権威だと感じるのは
周りの人の目や声、世間体、今までの自分。ですね。



周りから望まれる自分だったり一般論ではなく、
本来の自分の望みを素直に出すきっかけにするのに
最適な時期。




人間は元々元気なんです。
元が、気が充満している状態で、それが
デフォルトです。

だからもし、今体調が良くないとしたら
なんらかの抵抗のある思考で
元々にある良き流れを詰まらせて阻害しているだけ。


抵抗と言えば、刑事ドラマで警察官が追い詰めた犯人に
「無駄な抵抗をやめなさい」と言いますけど
まさに。



嬉しくない感情(否定的な感情)が湧いてくるのは、
自分に対して抵抗のある思考をしている時。
これは思いこみとただの勘違いなので、まるで犯人みたいに万歳してただ無駄な抵抗をやめると
自然と元気になります。


わたしがミッドライフクライシスになった?と
気づいたときから
参考にした書籍や取り入れたことです。
アーユルヴェーダやハーブ、植物によるセルフケアにご興味があればぜひオススメです。

▪️0〜7歳を大切にするシュタイナーの子育て
月刊クーヨン編集部/編

▪️食事で変わる心と体
アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ
        香取薫・佐藤真紀子
▪️私を、整える。自然のちからで不調をなくす、
自律神経のセルフケア   鈴木七重
▪️ゆるめる・温める・巡らせる 自然のちからで「治る」わたしをつくる、簡単セルフケアの本
             鈴木七重
▪️「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出
             角野栄子
▪️アドバンスト・スタイル
そのファッションが、人生。 2014年公開


ここに書いたものは、わたしにとって必要だったものです。

もし、ミッドライフクライシスに思いあたるかたは
自分のペースで
7年間周期の途中にあると捉えてみるのが
良いかと思います。

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時間がかかるかもしれませんが、頂いたメッセージには目を通し返信させていただきます。



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