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About Henna. Q&A


白髪がちらほら出始めた世代へ

今回は、
これまでカラーリングで明るくしていたんだけど
今まで通りのカラーリングでは白髪が目立つし
どうしよう、、とか
白髪染めは抵抗がある、、、という方に向けたお話です。

白髪染めって一度始めたらもう
半永久じゃないですか。
白髪が気になる感覚は、ブリーチして、根元が5mm伸びたのと同じ感覚ですが、
ブリーチは完全なる遊び。に対して
白髪が出るし目立つって悩みじゃないですか。


なぜだか、ぴょこーん!と出てきた1本の白髪が主張する、、、
初めは一本のはずが、気づけば数本に。そしてどんどん増えていく。白髪に限らず髪は死ぬまで伸びるから、今気になる白髪は死ぬまで更に増え続け、
このループがずっと続く、、、、


これがとにかく憂鬱でした。


40代にもなると、みんな同じところで迷うと思うんですよね。
染める?染めない?どうする?と。


わたしの場合は
たまたま見たWEBで、美容師でヘナを作っている人を見つけたんです。
インドに行って自分でヘナを作る美容師なんて
聞いたことがなかったから衝撃でした。



やってみよっかなー程度の軽い気持ちで始めたのに
ヘナを始めてから気づいたら7年も経っていた、、、

7年続いて尚、今も続けているって
ちゃんと明確な理由があるからだと
言えます。

わたしが自分の髪にも使っているヘナというのは
化学薬品ではない、植物100%の白髪染めです。
もちろん、傷みとは無縁です。


ケミカル(化学薬品)フリーとか
オーガニックとか。
言葉のひとり歩きやイメージが勝手に先行してて
それぞれにまた書きたいことが出てくるんだけど
長くなるし脱線するんで今回は割愛します。


白髪を染める方法にはいくつかあります。
ヘアサロンでは化学染料を使うことが多いです。
理由は時短、簡単、材料も安価で単価が高い、
単価が高い、ってサロンの存続に関わるので
ほとんどのサロンではやらない理由がありません。
お客様のビフォアアフターも含めて
イメージ戦略もしやすいです。

なんとなく、イケてる感じがするでしょ?
ハイトーンの髪の方が。


わたしが使っているヘナというのは植物の名前で
ケミカルは一切入ってません。
草やお茶っ葉のような匂いで
華やかさとは無縁な植物です。

ヘナは北アフリカから西南アジア、インドに生息するミソハギ科の低木の植物。

葉のみを乾かし、粉砕したものをヘナと呼ぶんですが、ヘナ染めと呼ばれるのは
ヘナの色素による白髪染色のこと。


実際にはインディゴ(ナンバン藍)を混ぜたものも
ヘナと呼ばれています。

インディゴ配合の方が色味としては自然な仕上がりになるし、好みの話でしかありませんが、わたしもインディゴ配合のヘナを使っています。

負担がないといえば
髪にほぼ負担がないヘアマニキュアがありますが、
ヘアマニキュアとは染まる仕組みが違います。
髪の表面をコーティングするのではなく、
髪の内部の主成分、ケラチンタンパク質と結びつきイオン結合します。

単純に、色落ちしにくい。


立ち位置も染毛剤ではなく、
化粧品の扱いです。



パンデミックの影響から健康嗜好の方も増えたのか
白髪を家で染めるセルフケアをされる方の割合も増えましたね。


その分、ヘナの種類も増えて選択肢が広がり
何を買ったらいいのかわからないというお声も聞きます。


カラーリングをしてかぶれたり、
刺激を感じたりするような方は
薬剤フリーの天然ヘナを使った白髪染めを
ぜひ試してみてほしいですね。


良いことばかり伝えたい気持ちになるけど
忘れてはならないのが
植物だから安全。ではないという点。


わたしは植物崇拝者とかケミカル嫌悪ではありません。
極端な視点ではなく、なにを使おうと、実際には自分の肌や髪に合うもので染めるものがベストだと思っていることもお伝えしたいです。

だからこそ、植物だから安全という神話は壊した方がいいんです。
トリカブトだって植物だけど毒性は極めて高く
危険な植物です。


わたしはヘナで染め始めてから7年が経ちますが
ケミカル反対!とかオーガニック信者とか
アレルギー持ちとかヴィーガンでは全然なくて。
ごく、普通の人間です。


だからこその自分で使ってみての感想を
なるべくフラットにお伝えしたいと思います。

Q. ヘナとカラーリングはどう違うの?

A. 違いの前にまず、
カラーリングが染まるしくみを説明しますね

カラーリングは、「酸化染毛剤」と呼ばれます。
1剤(アルカリ)と2剤(過酸化水素)を混ぜることで
活性化されたアルカリの働きで
キューティクルが開かれ、
毛髪内のメラニン色素を分解します。(脱色)

カラー剤に含まれる酸化染料が
過酸化水素と反応して
開かれたキューティクルの隙間よりも大きな分子に膨らみます。

染料が大きな分子に形成されることで
キューティクルの隙間から抜け落ちないため、発色する

つまり、脱色と染色を一度に叶えることができます。


アルカリ剤によるカラーリングは、
人間の体で例えると開腹手術をしたような感じ。
切って、内部に物質を入れ、構造を変えて閉じる。
見た目にはわからないですが、髪の内部では割と大胆な変化が起きています。

傷むとか、髪がパサつくのは
主成分のケラチンタンパク質が抜ける、減ることが考えられます。


ヘナは、ヘナの成分と、髪の主成分であるケラチンタンパク質がイオン結合することにより、染色します。

ヘナは、マイナスイオン
ケラチンタンパク質はプラスイオンです。

髪の主成分85〜90%は
毛皮質、コルテックスと呼ばれ
その周りは
魚の鱗状に似た、0.0005mmのキューティクルに覆われています。

ヘナはアルカリを含まないので
脱色効果はありません。


⚫︎傷まないが明るくする効果はない

ことが特徴です。

また、一度で効果を出すというより、
一度に結合する色素量は限られているため
継続することで染色効果を実感する、というところも大きな特徴です。


なので初回から効果は期待できません。
だけど3回くらい続けていくうちに色、質感共に
変化を実感できるでしょう。

ヘナは長い目で、スパンを広げて見ていくことがポイントです。ずっと続けるならどっちが良いですか?っていうお話なんです。


そして、今回の
わたしが、白髪をヘナで染める理由


まず、安全性。
なんだかよく分からない物質を体に取り入れるのに
抵抗がありませんか。
近年流通が増えているので、色んなヘナが登場しました。

私が使いたいのは
⚫︎生産ルート(生産地、製造工場や製造過程)が明らかなもの
⚫︎信頼できる安全な商品


お客様に使う以前に、自分で使いたくなければそもそも扱いません。人の手で、手作業で作られたものを使うということがわたしたちだけでなく
現地の生産者の方たちの支援にもなります。


ヘナで染めるメリットしか感じていないのですが
それは、数々の事例と時間が実証してくれたもの。
植物で染めるっていうことに
予想以上の嬉しいことがあったからですね。

◻︎艶が出て、髪がしっかりした
◻︎癖毛が落ち着いた
◻︎頭皮のトラブルがない
◻︎白髪染めが憂鬱じゃない


この中でも特に、憂鬱じゃない、って
わたしにとっての最大の理由ですが
同じ方もいるのでは?

ヘナをやってみたいし
気になるけど、選び方がわからない、
すでにヘナを取り入れているけど、自分で使っているのが合っているのかわからない場合には
LINEにご登録ください。
個別にお答えします。

・・

Ortansia Organics


お読みくださりありがとうございます。

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