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彼女が 痴漢に遭ったとき

また急に思い出した話。
デート中、恋人が痴漢に遭ったらどうします?もちろん、そんなの自分で対処しろよっていうのも ごもっともな意見だとは思いますが、助けてくれたら嬉しいよね。

パターン①
彼氏と、ぎゅうぎゅうの満員電車に乗車。
電車が動き出してすぐ、お尻を触られました。隣にいる彼氏に
「あの、お尻を触られているのですが。」
と小さな声で報告しました。彼は、
「いや無理、動けないから。」 と 一言だけ発して あとは無言。
その声が痴漢に聞こえたかどうかは わかりませんが、次の駅に停まるまでの数十分、執拗にお尻を揉まれ続けました。

パターン②
彼氏と、東京競馬場に行きました。当日はG1(?)という大きなレースがあり、場内は たいへん混雑していました。
彼氏が 「自分は馬券を買いに並ぶから、お前はここで待ってろ」 と言うので、私は少し離れたところで ひとり待っていました。すると、ひとりの男性がこちらへ向かってきて、すれ違いざまに 私の下腹部…というかモロ股間、を触りました。がっつり。よそ見していて ぶつかったとか そういうのではなく、確実に確信犯です。
馬券を買って戻ってきた彼に、「痴漢に遭った。」 と報告しました。彼は、「え!?どこどこ!?どこをどう触られたの!?(笑)」 と、ニヤニヤしながら聞いてきて、私は ただただ不快な気分になりました。そのあとも、馬券購入やら払い戻しやらで たびたび ひとりにされました。

これって普通なの?
『男なら助けるべき』とか『フォローは あってしかるべき』 なんて、そんなことは言わないけどさぁ。少なくとも茶化すのは違うだろ。
世の中には 赤の他人を助けてくれる人もいるというのに、恋人にすら助けてもらえないとか ちょっと悲しいよねって話。

オマケのパターン③
彼氏と、ほどよく混雑した電車に乗車。座席の前にある吊革に、ふたり並んで 立っていました。
吊革に つかまっていないほうの手が空いていたので、いつもするように 彼氏のお尻をサワサワしました。彼は痴漢だと思ったらしく、怖い顔で周りを見回しました。私たちの目の前に座っていた女性が、『え、痴漢!?』 と 心配そうに彼のほうを見ています。私の仕業だと気づいた彼が、「お前か!紛らわしいんだよ このやろう!」 と、私の頭を はたきました。

めでたし、めでたし。
(いつも お尻触ってるのに、なんですぐに私だと気付かなかったんだろ…)

無印の はちみつねり梅を買い占めたいです。