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人生で「子どもを産みたい」と思わせてくれた最低男の話

女性であれば将来的に子どもを産みたいかどうか、1度は考えたことがあるのではないだろうか。そして、子どもが欲しいと思う女性は多いのではないだろうか。男性も欲しいと思う人の方が多いのかもしれないけれど、そこは一旦置いておいて・・

今の時代、産みたくても産めない人、なかなか授からない夫婦もたくさんいらっしゃるし、産みたくない人も、子どもがいなくても人生楽しんでいる人もたくさんいらっしゃるし、子どもを産むべきだ、とかそういうことを言いたいのではありません。ただ、私にとって「子どもを産む」ということが自分の人生にとって必要であり、ある意味使命であると感じさせてくれたショッキングな出来事がありました。

なかなか授からない方、産みたくても産めない方にとっては不快な内容かもしれないので、ここで読むのを辞めていただいても構いません。

私の友人A子ちゃんとB男くんカップル。どちらかというとB男との方が付き合いは長いし、ビジネス上でも繋がりがある。そして、A子ちゃんはB男には勿体無いくらいの美人さん。ところが、B男にはずっと忘れられずにいた、昔好きだったC子ちゃんがいる。そのことについてA子ちゃんが知っていたのかはわからない。

A子ちゃんから相談のLINE。妊娠してしまったのだけど、B男からは下ろしてほしいとお願いされている、でも私は産みたい、と。どうやら今回が2回目らしい。B男からは「俺が責任とるから」と言われたそうだ。B男のいう「責任」とはなんなのか。ただお金を払えばいいと思っているのか。産みたいのに2回も子どもを下ろすことによる心理的、身体的ダメージの責任まで考えているのか。

A子ちゃんからのLINE「今日の夜、出血があって、お腹が痛いから、明日病院に行こうと思ってる」と。B男ももちろん付いて行くのか聞くと、「ミーティングがあるから行けないらしい」と。そのミーティングは私も出席予定のもので、別にB男がいなくても成り立つものである。最低だ。私ははらわたが煮えくり返って、次の日私が病院へと付き添った。大事には至らなかったが、A子は下ろすことに決めた。

その帰り道、B男と顔を合わせたので、怒りが沸点に達した私は「お前の言う責任てなんなんだよ。目の前の人も守れないくせに、でかいこと言ってんなよ!最低だよ!!」と言い放った。(B男は普段、講義をしたり、大きな夢を語ったりしている)誰かにあそこまで面と向かって怒りをぶつけたのは初めてだったと思う。

その後、しばらくして2人は別れ、B男はC子と結婚し、A子は別のイケメンダンディさんと結婚して子どもも産まれている。結果的には2人とも幸せに暮らしている、と思う。

この事件が起きた時、私は思ったのです。「いつか必ず子どもを産もう」と。それまでも、子どもは欲しいと思っていたけれど、改めて使命感的に子どもを産もうと心に決めました。

なぜって、女にしかこの気持ちはわからないんだと気づいたから。女にしか子どもは産めないんだと実感したから。当時私も妊娠経験があったわけではないので、完全に子どもを持つ気持ちを理解していたわけではありません。そして、全ての男性がこんなちっちゃい奴だとも思っていません。それでもやっぱり、男と女は違うんだな、とその時思ったのです。

女にしかできないのであれば、産みたい。男にはできない経験だからこそ。きっと自分の人生を輝かせてくれる一つの宝物になる。なぜかその時そう思ったのです。

そしてそれから5年くらいが経ち、その経験を得ることができた今日現在。夫とのやり取りで、男女の感覚の違いを、より一層に感じている。笑 これ以上にない大切な宝物、我が息子を授かることができたことに感謝する毎日。「男ってやつは、、」と思っている、その「男」ってやつを育ててるから不思議なものです。少なくとも、あの最低男みたいにはなりませんように。

これから、この子が私を成長させてくれるんだろうな。



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