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カフェ公演『ユージュアル・デイズ』を終えて

7月17日(土)・18日(日)
カフェ公演『ユージュアル・デイズ』
無事、3公演を終えました。
このようなご時世の中ご来場くださいました皆様、応援のメッセージを送ってくださった皆様、本当にありがとうございました!!

たった3回しか披露されなかったこの公演。
『ユージュアル・デイズ』というタイトルのくせに、まるでユージュアルなデイズではなかったですが、本当に本当に楽しい公演となりました。



今回の内容はループもの。
とあるカフェ店員がループに巻き込まれながら、シフト交換を巡り人間関係について触れていくお話。(説明雑か)

初めて台本をもらったとき、どこからどこまでが一日なんだ?とみんなで話したのが遥か昔なように感じます。ループものゆえに最初は流れを覚えるのにいっぱいいっぱいだったのですが、台本を読めば読むほど味がしてきて。
良い話なんです…この『ユージュアル・デイズ』。
このセリフはここのセリフがきっかけだったのか!と毎日色んな気づきを更新しながら読んでいました。

今回私は後輩役をやらせて頂きました。
役の名前は繭乃。みんなそれぞれ自分の名前が役名だったので、ご覧頂いた皆様もすぐにその人がどんな役なのかすんなりと入ったのではないでしょうか。
今回の後輩ちゃん、そんなにたくさんのセリフ量はないはずなのに何故かお腹に落とし込むまでにものすごく時間がかかりました。後半にいくにつれてめちゃくちゃ大事なセリフが多くて。
それに、今回主演で長年演劇をしてらっしゃる大滝さんを言葉のナイフで追い込み、決心させなければならないというとんでもない使命……!!
「なんて役をこんなペーペーな私にやらせるんだ…」と演出のちばさんを若干恨みつつ。笑
やはり、セリフというのは感情が乗らなければ出てこないし、説得力が薄れるんだなとこの身で実感しました。

稽古最終日になっても、なかなかセリフがぽんぽんと出てこなくて、長い時間私と大滝さんのシーンに費やしてもらいました。(皆さんありがとうございました)
共演者の皆さんの教え方が上手くて、感覚的なものも技術的なものも丁寧に教えてくださるので、なるほど…!と思いつつ。それでも頭では分かってるのにいざやるとなると全然出来なくて。悔しくて情けなくて、気付いたら涙が止まらなくなってしまって、久しぶりにあんなに大粒の涙でボロボロ泣きました。(笑)
泣いてもすぐに泣き止む人のはずなのになぁと思ったのですが、それだけ悔しかったんだと自分の感情に向き合った瞬間でもありました。
そのおかげもあってか、感情を露わにすることへのストッパーがだいぶ緩んだようで、本番は精一杯やれたように思います。役者として少なくとも一歩は進めたのではないかなと……。(そう思いたい。)
大滝さんと言い合うシーンは、あの目力に負けない!と必死でした。大滝さんの目力凄いんだもの。
「あっ……ごめんなさい……」とつい言いたくなる、綺麗な力強い目をしているので…(笑)

今回の公演では、色んな演出をしました!
そもそもカフェ自体が舞台装置だったので、お客様と役者の距離感も近く、より鮮明に表情が見れる公演だったと思います。
窓の大きな会場を活かして外まで使ったり、実際に出入りもしたり、水を使ったりしたのですが、どれも笑ってくださって嬉しかったです♪良かった良かった!
こんなご時世でなければもっと多くのお客様に見てほしいお芝居だったなと、とても思います。
またいつかやれたら良いなぁ。



そして、役者陣が考えたオリジナルドリンクはいかがでしたか?
その役にまつわるイメージドリンク。
考えるのも作って試飲するのも楽しかったな!
私のドリンクは『クマゴロウ君』でした!

シナモンとターメリックを入れたちょっぴりスパイシーなカフェオレ!
クマゴロウ君という強そうなカレピ♡がいる役だったので、それをイメージしてみました(笑)なかなか美味しかったでしょ??笑
材料さえあれば家でも出来るのでお試しあれ!

ちなみに、実際に大滝さんに見せていたカレピの写真とやらは、パンケーキを食らうドウェイン・ジョンソン様を拝借しておりました🙏🏻笑


チラシも今回たくさん作りました◎
楽しかった〜!!
そのままモノクロにしてパンフレットにも使用してもらいました!

長年演劇をされている方の中で、こうして一緒にやらせて頂けるのは本当に嬉しいことです。
早くみんなに追いつけるように、もっともっと精進していきたいです。そしてまたいつか共演する時には、びっくりしてもらえるくらいにならねば。

改めまして
『ユージュアル・デイズ』をご観劇頂いた皆様、
応援してくださいました皆様、
本当にありがとうございました。
またすぐに私は9月に舞台の出演をさせて頂きます。
その時までお互い身体に気をつけていきましょう!
コロナでも負けないエンターテイメントを。

良き夏をお過ごしくださいね。

繭乃

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