私を「私」たらしめるもの
「私」というものを作っているもの。
お砂糖とスパイスだなんて、ファンシーなものでは出来ていない。もっとドロドロとしたもので出来ている。一言で言い表せと言われると分からないが、混ざりに混ざりすぎて綺麗なものとは言えないのは確かだ。きっとそれはみんなそうなのだと思う。一言で言い表せる人なんて居ないように。
私を「私」たらしめるもの。
強いて言うなれば"苦悩"ではなかろうか。
そう思う所以を語るには少し過去の話をしなくてはならない。
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