フーディー&フードスタイリング
フードスタイリストといっても様々で、私の場合は企業系の新商品プロモーションや広告撮影対応が主。そのため、何かプロモーション案件があると、代理店さんからこういうのどう?という連絡が来ます。
ちゃんとお仕事として考えてくださっている代理店さんは、プレゼン前から連絡をくれ、こういう商品をこうPRしたいんだけれど、どうやって試作試食したらいい?どういうターゲットなんだけど、どう食べさせる?と相談してくださいます。プレゼン資料にも当然出すお料理の試作は器までセレクトしてこちらでイメージカットをお送りします。こういう場合は、たいていコンペも勝ち、そのままGOサインが出ます。幸せなお仕事です。
私も気がつけばこの業界で15年以上。なのでいろんな代理店さんにお世話になってきましたが、今日ひさびさに5年前にお仕事をした代理店さんの方から連絡がありました。
ある食品のPRをするんだけれど、50人分3品。何時間必要で何人いればいいか教えてとメールが。
特に、隠しているわけではなく、この文面のままです。いつ、何を、どんな形で、誰に、どうやって提供するのかわからないと答えられませんと返答すると、柔軟性ねーなー、まだ何も決まってないんだからざっくりでいいんだよねー!と返されました。柔軟性の問題ではありません…。
フードスタイリングは盛りつけ係でもなければ、調理班でもなく、クライアント様の商品をPRするために、全力を尽くす係。コンペ通ったら連絡するねって言われましたが、通らないと思います。