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初めてのAI体験はNotebookLM(ノートブックエルエム)で!その魅力を徹底解説!

先生方、いつも本当にお疲れ様です。
学校DXサポーターの大橋です!

突然のご質問ですが、学校で「生成AI」をご活用されていますでしょうか?

【生成AIとは】
文章、音楽、画像など、まるで人間が作ったかのような新しいコンテンツを生成できる人工知能の一種です。大量のデータを学習することで人間が求めるものを理解し、それに応じたコンテンツを生み出すことができます。

文科省は「こどもたちの学びの更なる充実と教職員の負担軽減に向け、国策として推進するGIGAスクール構想を中心に、クラウド環境や生成AIの活用等による教育DXを加速する」と発信しています。

引用:令和7年度 概算要求のポイント

生成AIがどんどん社会で普及する中、教育現場においても、利活用が推進されています子供たちは、すでに家庭で生成AIが使える環境にある中で、改めて正しい使い方を学ぶ機会が必要だと考えます。

【生成AIを使う上での注意点】
情報の真偽は自分で確認:生成AIの情報は必ずしも正しいとは限りません。情報源を確認したり、他の資料と比較したりして、ファクトチェックを行いましょう。
個人情報や秘密の情報は入力しない:生成AIに入力した情報は、外部に漏洩する可能性があります。自分や他人の個人情報、学校の秘密などは絶対に入力しないでください。
著作権に配慮:生成AIで作成した作品が、既存の著作物と似てしまう場合があります。著作権を侵害しないように、注意が必要です。
AIに頼りすぎない:生成AIはあくまでもツールです。自分で考える力を養うことを忘れずに、AIを活用しましょう。

上記を踏まえ、今回は、AI初心者の先生方におススメな、簡単で使いやすいGoogleが開発した生成AI「NotebookLM(ノートブックエルエム)」の活用方法についてご紹介をしたいと思います。まずは試しに、校務でお使いいただくのはいかがでしょうか。



1.NotebookLM(ノートブックエルエム)がAI初心者にオススメな理由とは?

(1)Googleの最先端AIであるGeminiを搭載

学校で使用しているGoogleアカウントでログインし使用するで、同じ組織に属する先生・生徒との共有ができます。
※アクセス不可となった場合は、教育委員会(管理者)に問い合わせてフィルタリング解除(使用許可)をいただくことでアクセスできる場合があります。

(2)アプリにアップロードした個人データのみを情報源とし、チャット形式での質問に対する回答を生成

AIが事実に基づかない誤った情報を生成してしまう現象を最小にすることができます!また、専門的な質問ができるチャットボットを構築することで、専門的な質問をする際、簡易的な質問文章で、容易に回答を得やすくなります。

(3)入力(アップロード)したデータは、アプリのトレーニングや改善に使用されない

NotebookLMに入力(アップロード)したデータは、強固なセキュリティのもとで安全に利用できますが、100%の安全性を保証するセキュリティは存在しません。そのため、個人情報や機密情報をそのまま入力せず、匿名化や加工などの工夫をしてください。必要なデータのみ最小限で入力し、適切な運用を心がけましょう。


2.どのようなシーンで活用できるか

私のこれまでの使用経験から、以下の使い方をご提案します!

(1)議事録の作成補助

音声データをアップロードすると、自動で概要生成と文字おこしをしてくれます!
注)音声が聞き取りづらい場合は、精度が落ちることがあります。

(2)YouTube動画の要約

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

公開されたYouTube動画の共有リンクをアップロードすると、自動で要約と文字おこしをしてくれます!動画を見る時間がない、お忙しい先生方への情報共有方法としておススメです!
注)限定公開動画からは、生成できません。

(3)校内ルール(校則など)のチャットボット

【チャットボットとは】
人間と会話するように自動で応答するコンピュータプログラムです。AI技術を使い、質問に答えたり、情報を提供したり、タスクを手助けしたりします。

規則やルールなど分からないとき、印刷した紙をめくって調べる作業と比較すると断然チャットボットは時短や労力の軽減ができます!例えば、学習指導要領など文科省のデータや、学術者の論文をアップロードし、質問したりするのも良いですね。回答結果を、先生方同士データで共有したり、時間、場所、頻度を気にせず質問できることも重要なポイントです!


3.校則チャットボットを作ってみましょう!

・手順1:校則が記された学校HPのリンク、もしくはPDFを用意します。
・手順2:https://notebooklm.google.com/ にアクセスします。
・手順3:【OK】をクリックします。

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

・手順4:【作成】をクリックします。

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

・手順5:質問する元となる情報をアップロードします。

◆ 校則がWebサイトに記されている場合
【Webサイト】をクリックします。

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

【①URLを貼り付け】にURLを入力し、【②挿入】をクリックします。

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

◆ 校則がPDFデータに記されている場合
① PDFデータを【ソースをアップロード】にドラッグアンドドロップします。

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

・手順6:【①入力を開始します】に質問を入力し、【②→】をクリックすると、質問が投稿され、回答が自動生成されます。

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

・手順7:同じテナント内の先生方と共有する際は、【共有】をクリックします。

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

・手順8:【①ユーザーを追加】に、共有したい先生のアカウントを入力し、【②リンクをコピー】【③送信】をクリックします。

コピーしたリンクは、【①ユーザーを追加】にアカウント登録した先生に共有します。(※共有された先生は、リンクをクリックしNotebookLM(ノートブックエルエム)を閲覧、または編集することができます。)

※NotebookLMは Google Inc. の商標です。

さて、最後に「人間にできて、AIにできないこと」は何でしょうか。
AIに質問してみたところ、以下の回答が返ってきました。

感情的共感と人間関係: AIは感情を理解したり感じたりすることができず、共感や深い人間関係の構築は人間の専売特許です。人間は状況に応じて相手の気持ちを理解し、適切に対応できます。

感慨深いですよね。。。
それでは、次回の投稿で、またお会いできることを願っています!

※NotebookLMをもっと知りたい方は、是非、以下の動画をご覧ください!


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