ヒバ精油の効果と効能について
こんにちは
久々にアロマについてのお話をさせていただきます
今回のお題は、ヒバ精油です
個人的に樹木系の精油は好きですが、
昨年からヒバの香りにハマっています
ヒバは日本で古くから馴染みのある樹木の一つで
香料としてだけでなく、木材としても有名です
特に青森県産の青森ヒバは
日本三大美林の一つとしても知られています
ヒバとは
ヒバは、ヒノキ科アスナロ属に分類される針葉樹で、
図鑑などではアスナロ(翌檜)という名前が
主に使われているようです
アスナロの語源だという
「明日はヒノキになろう」が俗説だそうで
外見はヒノキによく似ていますが、
ヒノキよりはやや小柄の樹木です
古くから日本国内で親しまれてきた樹木であり
アスナロという名前の他にも、
アスヒ(明日檜)・ツガルヒノキ・クサマキなど
地域によって異なる名前で呼ばれているそうです
九州から北海道南部まで広く分布しており
北方型と南方型の二種類に分けられるそうです
南方型は主に木曽地方に分布しており、
ヒノキ・サワラ・コウヤマキ・ネズコと共に
木曽五木(きそごぼく)にも数えられているそうです
一方、北方型は青森県を中心に分布しており
アスナロ属の一変種として
ヒノキアスナロとも呼ばれているそうです
このことから、南方型を主にアスナロと呼び、
北方型をヒバ、またはヒノキアスナロと
呼び分けることもあるようです
木材としてのヒバ
ヒバは見た目だけでなく、機能的にも非常に優秀で
やや柔軟で加工しやすく、表面仕上げも良好だそうです
ヒノキやイチョウと比べて水に強く、
腐敗しにくいとも言われているそうです
実際に、800年前の大津波で
埋もれ木となったヒバの埋没林は、
表面の2センチを除いて腐朽しておらず、
それ以外のほとんどの部分は製材品として
使えるほどだったそうです
また、シロアリを寄せ付けない木材としても
知られており、耐久性や抗菌性にも優れており、
東北ではヒバを使った建造物が多くあるそうです
900年以上前に建てられたとされる
中尊寺金色堂も、
全体の9割以上が青森ヒバで作られているそうです
有名な「青森ヒバ」
青森県内で産出される青森ヒバは
長い歴史を持つ木材だそうです
木材としての優美さはヒノキにやや劣るものの、
青森ヒバは大曽ヒノキ・秋田スギと並び
日本三大美林とされているそうです
ヒバは陰樹で、ほんの少しの日光で
300年以上生きる生命力を持っているのだとか
青森ヒバは、雪の多い地方でなければ
育たないと言われているそうで
北国の冬の厳しい風雪に耐えながら
長い年月をかけて成長するそうです
ゆっくりと年輪を重ねるため、
木目も細やかで美しい木材になるのが
青森ヒバの特徴だそうです
ヒバに含まれる抗菌成分ヒノキチオールがすごい
ヒバには毒性が低く、幅広い殺菌作用を持つ
ヒノキチオールという成分が含まれているそうです
成分名にヒノキと入っていますが、
これはヒノキから発見された成分ということで
名づけられたもので、
ヒノキ自体にはほとんど含まれていないそうです
ヒノキチオールは、
特に青森ひば油の中に多く含まれているそうで
低濃度でも多くの雑菌類やカビ類、ダニの増殖を
抑える力があると言われているそうです
ヒノキチオールの高い殺菌性から、
青森ひば精油は化粧品や医薬品などにも
配合されており、
近年は加工食品にも取り入れられているそうです
防虫剤にも使える
青森ヒバはシロアリをはじめとする害虫が
寄り付かないことで知られていますが、
それもヒノキチオールによる効果であると
言われているそうです
シロアリのほかにも、ゴキブリや蚊避けにも
効果があるそうです
ヒバ精油の効果・効能
近年、日本の植物由来のアロマ精油が増えました
ヒバもその一つです
アロマテラピーでヒバ精油を使用するときに
得られる効果・効能を紹介します
1.心を落ち着かせる
ヒバ精油は、スッとした独特の樹木の香りです
心を落ち着かせる作用があり、
深い森の中で森林浴をしているような
気分を味わうことができます
ストレスを和らげる効果もあるため、
ストレスや神経の興奮により引き起こされる
不眠の軽減にも有効です
不安を解消したい時、イライラを抑えたい時に
特にオススメです
2.冷え性やむくみを改善
ヒバ精油には
血行促進効果や鬱滞除去作用があるそうで
冷え性やむくみ、凝りの解消にも役立ちます
ヒノキチオールの高い殺菌作用により
肌を清潔に保つことができ、保湿効果もあるため
ヒバ油はスキンケアにも効果的です
特にバスオイルとしての使用がおすすめで、
身体を温めるだけでなく、
お湯の殺菌も期待できるそうです
ニキビケアや頭皮のかゆみ、べたつきの改善や
アトピー性皮膚炎の悪化の原因となる
菌類の繁殖を抑制も期待できます
また、黄色ブドウ球菌や
インフルエンザウィルスの増殖を抑制する効果、
クラミジア・トラコマチスに対する
抗菌活性なども報告されているそうです
使用上の注意点
ヒバ精油には皮膚刺激性があるため、
スキンケアに使用する際は必ずパッチテストを行い
使用濃度に注意してください
使い方の例(手作りアロマウォーター)
天然成分100%だから安心安全スプレーです
除菌消臭に、
虫除けスプレーがわりに、
気分のリフレッシュに、
使用用途がたくさんあります
100mlのスプレーを用意してください
・材料
無水エタノール 20ml
ヒバ精油 20滴
精製水またはミネラルウォーター 80ml
・作り方
容器に無水エタノールとヒバ精油を入れ、
よく振り混ぜてから
精製水またはミネラルウォーターを入れて完成です
使うたびによく振ってからスプレーしてください
オススメのブレンド
ヒバ精油はウッド系の香りなので、
同じ樹木系の香りや、ハーブ系、
スパイス系の香りととてもが相性が良いです
より高い効果を期待できる組み合わせを
効果別にご紹介します
・ストレスケアに
シダーウッド、ローレル、セージなど
・安らかな眠りをサポート
ラベンダー、イランイランなど
・
抗菌・消臭に
レモン、サイプレス、クローブなど
・虫除け・防虫剤がわりに
バジル、ベチバー、レモングラスなど
ちなみにわたしの好きなブレンドは、
ヒバ、オレンジスイート、マンダリン、ジンジャー、
ローズマリーベルベノン、ラベンダーのブレンドです
それぞれの精油の比率によって、
香りのニュアンスも変わります
ぜひ試していただきたいブレンドです
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます
ヒバ精油は、心を落ち着かせたり
肌を健康的に保つだけでなく
消臭や防虫、殺菌などの効果も期待でき
ハウスキーピングにも役立ちます
また、ペットや小さなお子さんがいらっしゃり
防虫剤や殺虫剤を使うことに抵抗がある方に
特にオススメです
生ごみ入れや排水溝、玄関の防臭にも役立つので
ヒバ精油が一本あると、
さまざまな場面で応用できて便利です
日本で古くから親しまれてきた
ヒバの天然の力を、ぜひ活用してみてください