見出し画像

人生最高密度の1年|2021年振り返り&2022年の抱負

先日進級発表があり、無事4年生に進級できたようです…!

これを機に、やっと2021年を振り返り、今年の抱負を語ろうと思います(言語化できてないことの方が大きいですが笑)。人生最高密度の1年でした。
気が付けばレポートレベルの6000字くらいになっていました。のんびり読んでください🤸‍♂️(何か強いメッセージがある!っていうよりは、1年の日記に近いです。けど何か読んだ後持って帰ってもらえたら嬉しい!)

1年この手帳と一緒に歩みました
毎日の日記や計画や思ったことや、全部入り。


2021年、どんなことしていたの?

2021年は主に、
inochi WAKAZO Project全体代表・WAKAZO代表をしながら、研究室(大学での武部貴則教授の研究室)にも通っていました。
代表をやるからこそ、inochiを最優先としつつ、inochiは自分の一部であり「自分」を持ち続けることを心がけていました。

最後の方はもうinochiどっぷりでしたが笑、猪突猛進な2年生と少し変えて、3年では絶対に通いたかった研究室とも並行したり、ときどきは今の自分に必要な本を読んだり、人に相談したりすることも意識していました。

(※これを読んでくださっている方の中で、inochi WAKAZO Projectって何?WAKAZOで何してたの?って方がいたら、以下の画像を見てください。)

ざっくり二つのプロジェクトがあります。
2015年から始まり、現在150名程度のメンバーが集まる、医療系学生中心の学生団体。
私はinochi WAKAZO Projectの全体代表&WAKAZO代表をしていた。

私はもともとリーダー経験が全然なくて(小学校の縦割り班長くらい)、代表はすっごく迷ったのですが、「自分のスキルに言い訳して逃げない(逆に十分なスキルのときっていつ?)!」「心のわくわくも大切にしよう」「足りない部分はメンバーに助けてもらおう」の気持ちで、代表になりました。

WAKAZO代表を振り返って

代表というのは、メンバーの1年を背負っているとも私は考えていて、メンバーにとってここの経験をどれだけ良いものに自分ができるか、本当にたくさん悩みました。

そんな代表を務める中で、最も達成したかったことの1つは、「結果を出しつつ、人を大切にできる組織を実際に創る」こと。

学生団体ながら人事的ポジションを作り(コミュニティデザイナーという名前)、すごすぎるコミュニティデザイナーのメンバーによって

・WAKAZOに入る前の面談。プロジェクトに沿う人のみ入会。
・やりたいことと、WAKAZOが提供できることのすり合わせ
・クレドづくり
・1on1mtgの定期開催(やりたいことができているか/楽しめているかなど)
・定期的なピアレビュー
・月一お遊び会や、不定期な作業zoom会(雑談の機会・人柄を知る機会の設定)
・ミーティングの効率化

などのフローが作られて行きました(感謝が止まりません)。

1年を通して、強いチームビルディング・活動を楽しめる環境があってこそ、長期的に見て結果を出す団体が作れることを確信しています。

プロジェクトの結果については、WAKAZOが2020年に構想した「inochiのペイフォワード※」の実証実験を、今年実際に行うことまでなんとかこぎつけました。
※誰かのいのちを守るために、自分のヘルスケアデータを寄付(ペイフォワード)する、WAKAZOが考案する未来のデザイン。万博で実証し、未来に実装したいと考えています!

参加費の一部が長期入院の子供たちへのクリスマスプレゼントとなる、Osaka グレート サンタ・ランを実証実験の舞台に

はじめての実証実験で、やってみて初めてわかる困難(リサーチ、研究計画書、ご指導いただく先生、コロナ関係、当日のロジなどなどなど)が多すぎて、本来必要ない回り道もたくさんしてしまい、またそこにメンバーを巻き込んでしまったつらさもたくさんありました。
何とか形となる実証実験ができたことで、参加動機をどう設計するのが良いかなどの実験の機会ともなりました。

「inochiのペイフォワード」の可能性の実証のためにも、2021年の反省を生かし、ある程度既にチームビルドされている2022年ではよりアップデートした実証実験を行っていけるようなサポートをしていきたいです。また、WAKAZOでは海外との共創にも取り組んでいきます。

そして、活動を続けていく中で、万博関連イベントなどへWAKAZOとして出演機会をいただくこともあり、プロジェクトや団体、そして万博自体についても広く知っていただく機会となりました。

<記事掲載>
DOCTOR-ASE|次世代イノベーター集団 inochi WAKAZO Project
朝日新聞デジタル|「大阪万博はSDGsの一歩先」 学生団体代表が模索する医療の未来
朝日新聞デジタル|空飛ぶクルマ、SDGs…万博が残す後世への遺産とは
月刊事業構想|学生団体が進めるヘルスケアデータ活用 健康課題の解決策を探る
日本経済新聞|全面広告

<WAKAZOとしての登壇記録>
一般社団法人夢洲新産業・都市創造機構|いのちを拡げ、いのちを響き合わせる未来共創フォーラム
日本観光研究学会|第18回「関西から観光立国・立圏を考える」意見交換会「大阪・関西万博と観光 PARTⅡ~万博と観光復興のデザイン」
一般社団法人夢洲新産業・都市創造機構|第8回夢洲新産業・都市創造セミナー『いのちを高める未来社会の共創~2025大阪・関西万博に向けて』
学生団体EXPOやん|第2回 学生万博会議
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会|「いのちを高める」シリーズKickoff!―未来の地球学校:あなたと共に創る協奏社会!― (副代表が登壇)
朝日地球会議|大阪・関西万博 未来社会どう描く
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会|2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた共創とビジネスチャンス(副代表が登壇)

同時にinochi WAKAZO Project全体代表(共同)も務めました

WAKAZOの代表をしながら、メンバーとしては150人くらいが集まるinochi WAKAZO Project全体代表も行うのは両立が本当に難しくて。約5-7個のプロジェクトが走っている、100人超規模の組織の大きな絵図を、リーダーとして描いていく難しさを感じまくりました。

どこまで他プロジェクトのリーダーに任せて、どこまで全体代表の意思決定にするか。うまくいかなかったことがあればどこかのフローで自分の責任も絡んでおり、仕事はメンバーに任せても最終的な責任は全部自分が負うこと。「意思決定」「責任」をとにかく考え続け、でも自分の決断を正解にするしかない、と走り続けた年でした。

最後のフォーラムの統括もしていたため、slackに住むような生活をしていたときもありましたが笑、フォーラムは各プロジェクトの垣根を超えてinochi全員で作っていくものだからこそ、全員で1年の集大成を創りあげる喜びも感じました(喜びじゃないことも頻発しましたが笑)。

↑フォーラムのHP。フォーラム冊子はこちら、活動がまとまっています

「2025年の万博・未来を創る起点となる」パネルディスカッションを目指していた、
グラフィックレコーディング

仕事と違うので生涯inochi WAKAZO Projectをやっていくメンバーはいませんが、それぞれの夢を持ち、うまく団体を活用しながら、「若者の力でいのちを守る社会を創る」プロジェクトを150名程度のメンバーと一緒にできたのは本当に幸せです。きっと一生お世話になる同志です。

大好きなメンバーたち 1年間ありがとう!

代表は次の超優秀なメンバーに引き継ぎましたが、inochiはまだまだ未完です🍊、むしろこれからです(万博までも後3年)!
引き続き応援お願いします、興味がある方はいつでもご連絡ください。学生団体でありながら、普段の大学生活ではあまりできない貴重な経験がたくさんできて、うまく活用すると大きく成長でき、最高のメンバーがそろってます。質問あれば気軽にどうぞ!

inochi WAKAZO Projectの代表も、WAKAZOの代表も、本当に周りの人のサポートのおかげで、1年やり切れました。周りの人のありがたみをこんなに感じたことは無いです。かかわってくれた全ての方、ご指導ご鞭撻いただいた先生方、応援していただいた方、本当にありがとうございました!!
※特にお世話になったメンバーたちに、年賀状代わりに手紙を書こうと思ってもう3か月がたちました、そろそろ書きます。笑

1年を通して自分の変化

どう自分が成長したのか・変わったのか思いつく限り軽くまとめてみました。

①何より、On the Job Trainingでのリーダー経験トップとそれ以外って全然違う。まだ未完成だが、自分がどういうリーダーでありたいか、どういうリーダーができそうか、どういう組織を創りたいか、は実践しつつわかってきました。何かやりたいことがあったら、自分がリーダーとなって進めていける自信もスキルもあるって言えます!!
一方で、私はリーダーをサポートする方が向いているのだろうか?とも時々思ったり。これから実証実験を重ね、都度心の副音声を聞いていきます…!

②1人でできることって本当に限られていて、一緒にやる人・周りに頼ること・逆にリーダーだからこそすべきことをしていくことの大切さ(と難しさ)を実感。

③inochiに全力を注ぎながら、研究室を並行していたことで、違う組織に行くからこそ見えることがたくさんありました。将来、組織を行き来してそれぞれの文化の輸出入をしてみたいと思うようになった。

④心躍ることも大切にしつつも、仮説思考が備わってきましたた。やる前に何を検証・実験したいのか、プロジェクトでもプライベートでも考えるように。

⑤今まで夢や仕事観など、人の言葉の借りパクのように感じながら話してしまっていたのが、経験を重ねるにつれて自分の言葉で語れるようになってきた感覚があります。嬉しい。

⑥何かを見る時の「目」が増えた。何か見た・知ったときの考える切り口が増えた気がします。いわゆる「視野が広がった」に近いかもですが、それを肌で感じてます。

⑦その他ここ1年で大事にするようになったたくさんのことたち(プロジェクトでも普段の生活でも)↓

きっとまだ気づいてないけどこれから2021年の経験が複利で活きてくることもたくさんあるんだろうと思っています。どう活かされていくのか私自身楽しみです!どんなdotsが将来繋がっていくんだろう。

2022年の抱負

今まで「ヘルスケアの架け橋になりたい」「ヘルスケアと様々なことの共創を起こしたい」といった夢を掲げていました。今でも変わっていないのですが、共創を起こすためには自分の専門があってこそではと思い、今年は「少年院」の軸をもって1年間やってみようと思います
(今の私には、ハードスキルを持って共創するイメージはあまり湧いていない)

2020年に発達障害の課題解決をしていたことも重なり、本来社会が守るべき人たちがむしろ犯罪に走ってしまっている、その最後のゲートキーパーとして守っていきたいと感じるようになりました(もっと語ってもいいよって人は語りに行きます!!笑)。

医療の軸(例:少年院の精神科医)を持ちつつ、少年院に来た背景にある社会課題全般の解決や、少年院の仕組みのアップデートを、様々な方と共創しながらしていきたい!という夢に向かって、今年は行動していこうと思います。大学に入って初めて、医療・ヘルスケアより深ぼった将来進む方向を仮決定してみました。今年はどんな年になるんだろうか、どきどきです。

アメリカでPrison Entrepreneurship Program(刑務所アントレプレナーシッププログラム)がある事例もあり(受講者は再犯率が大きく減っている)、やってみたいななんてと思っています。

そして、それ以外の今年のキーワードは、
#研究 #グローバル #医療の外にも で行こうかなと思ってます。

#研究
今まで、医療者ではない、若者・市民だからこそできることで「いのちを守る」ことを実践してきました。2年生では、inochi WAKAZO Projectのinochi Gakusei Innovators’ Programの運営メンバーとして、中高生と発達障害の課題解決を。3年生ではinochi WAKAZO Projectの代表として、組織を創りつつ、「いのち輝く未来社会のデザイン」が集う万博に向けたプロジェクトを。本当に楽しかったし、できることの多さも実感したが、限界も感じていて。
研究・アカデミアからいのちを守る・医療に携わる方法を、今年は実行し、コミットします(結果も出していきたい)。せっかくinochiでやってきたので、社会と研究のかかわりとか(科学コミュニケーションなど)も実行していきたいです。

#グローバル
今までずっと日本で過ごしてきた私、若者だからこそクイックに世界と繋がれる!と言っても、なかなか実感できずにいました。今年「グローバル」を設定した理由は、純粋に医療×デザインなど違う分野を掛け合わせることだけでも面白いのに、世界に200弱ある他国の文化を見て輸出入出来たら絶対面白い!と感じているから、そして今世界情勢を見てても一つの国だけでの課題解決には限界があると感じていて、国境を超えた活動を将来していきたいと考えたから。
6-11月でアメリカに研究室留学に行ってきます!!「世界」の目を持てるようになって帰ってきたいです。

#医療の外にも
今までは医療・ヘルスケアに分野も一緒に活動する人もどっぷりだったのですが、ヘルスケアの共創・架け橋的なことがしたいからこそ、医療ではないところで自分がどんなバリューを発揮できるのかを実験したいと考えています。
今は、私が大好きなパワポで事業を起こしたばかりのところで、現在インターンしています。後は、2070年の水道を考えるプログラムに参加したり、培養肉コミュニティに参加してみたり。医学生だからこそ、エビデンスを大事にしたり、「やりたい!わくわく」に限らず社会へのインパクトを考えたり、今まで気づいてなかった自分に備わっていた特性に気づけて、面白いです。

…と書いたのですが、1年生のときに想像していたのとは全然違う自分になっていて。偶然の連続の人生、本当にどうなるのかわからないので、旗立てて山登りつつ、ときどき掴むべきチャンス寄り道しつつ、全力でやることには全力で、今年やっていければと思ってます!!後は失敗を恐れず挑戦できる人で居続けたいです。

代表を引き継いでから、時間と心の余裕ができたこともあり、今まで会いたかった人にたくさん会って、話を聞いています。本当に人は、自分の人生を変えてくれるなぁと思うばかりです。

お久しぶりの方、お世話になった方、あんまり話したことない方、5か月の留学行く前にぜひ一緒にご飯やお茶誘ってください!!ズームも大歓迎です!!!

それから、書いてみたものの、正直2021年の経験をここに全然言語化しきれてないし、自分で気づいてない部分も多くあるんだろうなと思ってます。昨年1年間が、どう今後自分の血肉になっていくか、楽しみです!

いいなと思ったら応援しよう!