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LGBTQ

“私の沈黙は私を守ってくれませんでした。あなたの沈黙もあなたを守ることはありません。” – オードリー・ロード (ブラックアメリカン作家・人権活動家)

オードリー・ロード - Wikipedia

LGBTQとは、
L」はLesbian  (レズビアン・女を愛する女性)、
G」はGay(ゲイ・男を愛する男性)、
B」はBisexual(バイセクシャル・両性愛者)、
T」はTransgender(トランスジェンダー・出生時の性別と異なる)、
Q」はQuestioning(クエスチョニング・性自認や性的指向に疑問を持つ)
という意味です。

性的マイノリティ(少数者)ですから、敢えて人権を尊重しなければいけないんですね。異性愛者はストレートと呼ばれます。
日本はサムライ時代、いやもっと前から妾が居たり、芸者と遊女とかの存在があったぐらい「性に対してオープンな国」だったため、男子や男性が女装して接客してたという証拠まで残されている。そのため、アメリカみたいに、平等法はもともと必要がなかったのかもしれません。ただ、宗教柄、家から追い出されたり、いじめられて自殺した日本人たちは居たはずです。
これがあるから同性婚という権利を日本でも認めて欲しかったです。
気が合う里親を待っている、捨てられた子供たちが同性婚カップルによって救えたり、代理母による妊娠の可能性も出て、同性婚カップルだけでなく、不妊治療に苦戦しているカップルまで救う。
同性婚が認められていない故に、表向きは既婚者なのに、裏ではゲイという、騙されていた異性の存在が居るってことをみんなに知って欲しい。これはもう他人の人生を奪ったりして、「騙された人生を返せ」っていうレベルなんですよ。

アメリカは日本と違って元々キリスト教の国だったため、「同性愛は悪魔の仕業」とされ、LGBTQに対するヘイトクライムと差別がとてもなく酷く、異性愛者によるストーカーと集団イジメによる殺人事件まで発展した悲しい過去がある。自分を守るために、自分の性的嗜好を周りに隠したり、心がゲイで愛人は同性で、それでも異性と結婚生活を続ける「クローゼット(一般的な呼び方)、ダウンロゥ(黒人男性に対するスラング用語)」と呼ばれる男性が多く、「隠す、他人を騙す、嘘をつく」という行為に自己嫌悪で悩まされて心理的に疲れてしまい、クローゼット、ダウンロゥの自殺も増加。
このようにマイノリティーの人権の平等さを尊重するために「平等法」が可決されたわけです。
何故、わたしが同性婚をサポートするのかというと。
三つの理由がある。

一つ目。
前夫はダウンロゥだと、彼と別れた後に知った。
マンハッタンいちの大きなバスターミナルの前にあるエロビデオストアの店長による証言。男性客に対し性的なサービスを提供する、ストリート売春夫だったと。よくストアに出入りしたから店長とは友達だったため、彼の正体を教えてくれた。
聞いた時は雷が体じゅうに落ちたか、というぐらいの打撃さだった。
落ち着いてから思い返すと。
そういえば、そうだったな、彼は小学生の時に拳銃による殺人をして10年は牢屋に居たんだから、性的嗜好がこうなってしまったのは、おかしくなかったわけね。一緒に居た頃、お尻の穴だけは見せられず、ゲイなの?と聞けば拳骨で殴られた。私の前では他のゲイを罵倒して、そうやって、自分のゲイを隠し通したんだって。
三回殺されかけた事がある。女性のこと本当は大嫌いなんじゃないか、というぐらい、何回も殴ってきてそれも毎日。体じゅうはアザだらけ。まさしく生き地獄で、彼からの暴力に「どう生き残るか」と必死だった。
当時、同性婚が認められていなかった。このように私を利用して、私の知らないうちに、彼はフードスタンプ、家賃支援やら色んな救援を受けてきたわけよ。同性婚が合法化されていたら、私とは結婚しなかったはず。
ダウンロゥは嘘付き。はっきり言って大嫌い。
私みたいに、他の女性が騙されることがないように、日本の同性婚は認めて欲しい。

二つ目。
私は6歳からハタチになるまで、レズビアンだった。
だからこそ同性愛の人々たちのことを心底から理解できる。

三つ目。
ハタチの時に知った異性の素晴らしさは、ゲイによる影響が大きかった。
素敵な男性の存在を知らせたゲイと、もし出会っていなかったら、今のわたしには三人のママではなく、レズのままクローゼット病にかかり、他人を騙して自分を偽る人生を送っていたかもしれない。
あの時のゲイへの感謝を込めて、同性婚をサポートしている。

声を上げたことで社会から罰や報復を受けることがあったとしても、
「沈黙はあなたを守ることはない」


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