沼津の自動運転の実証実験 ローカル5Gを活用
昨日のnoteにもちょこっと書いたが、沼津駅と沼津港を結ぶ約2kmを直通運転する自動運転車の実証実験の取材に行ってきた。
ラジオの生放送を14時に終え、急いで駅に向かう。
いや、沼津港に行ったほうがいいのか?
駅へ向かう自動運転車を見かけて急いで追いかけるがタイミングが合わず、結局沼津港へ。
30分待機。
きた!
富士山がうまく入るようにシャッターを切るが、動いているものを撮るのは難しい。
この一年で写真の技術を上げていきたいと、強く思った。
昨年度に続き2回目の自動運転の実証実験。
ことしはコロナの影響もあって、6人乗りのワンボックスカーでの実験。
去年の14人乗りのバスは時速19キロ。
乗った時も、やっぱりちょっとゆっくりだな、と思った。
後続の車も渋滞が少し出てしまうし、自動運転バスを優先する信号制御も行なっていたから東西方向の車にも渋滞が出てしまった。
その課題解決のために、今回は信号制御のシミュレーションを小糸製作所が担当。
大手町と三園橋のカメラから渋滞情報を収集して、信号を何秒止めるのがベストかなどを解析して来年度に活かすのだそう。
今回の自動運転は最高時速30km
快適だな、と思った。
区間ごとに細かく走行速度を設定しているのだそう。
なので、30km設定されている区間は、その速度に到達するために一瞬グイン!と加速されるのがちょこっと気になったけれど、でも昨年度に比べたらかなりの快適さ。
そして注目すべきは5Gを活用しているところ。
大手町の交差点に7台のカメラを設置。
路肩の車や、歩行者、自転車などをAI解析して低遅延で5Gで送信して車内の運転席と後部座席に設置されているタブレット端末に反映させている。
人のアイコンがリアルタイムで動いている。
すごい!
5Gの基地局を仮設で商店街のとあるお店に設置して、NECのシステムでAI解析して自動運転車両に瞬時に送るのだそう。
実は去年11月からカメラを設置して、学習させていたそうで。
無知な私は、わからないことがわからない状態で、気の利いた質問が何もできなかった。
自分の不勉強を大いに反省した。
もっと知識を深めていきたい。
ああ、反省。
実装にはまだまだハードルがたくさんあって、法的な問題もあるそうなのですが、
こうやって実証実験を重ねながら、自動運転が当たり前の世の中になってくれたらうれしいな、と思う。
群馬大学の自動運転システムが昨年度に続いて活用されていますが、
群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターのサイトを見たら、あらゆる所で完全自動運転を目指すのはなかなか難しいので、公道で一定の区間で実験を重ねることが実装への近道、といったニュアンスで説明がされていて、とても納得した。
今回の沼津の実証実験でまた課題を洗い出して、来年、再来年とブラッシュアップして、一歩ずつ確実に前に進んでいったらいいなと心から願う。
そしてそのプロセスを間近で感じられる環境に、心から感謝。
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