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沼津の成人式は無くなってしまったけれど、新成人の撮影会がありまして。

今日はプラサヴェルデで行われた新成人の晴れ着姿の無料撮影会の取材に行きました。

沼津市では1951年から成人式が行われていますが、今年はコロナの影響で式典が中止に。

沼津の成人式は中学校区ごとに開催されるので、市内の全ての新成人がドーンと集まるよりは密にならないので、開催されるといいなと思っていたけれど、12月に中止の発表がありました。

この状況なので仕方がないですし、沼津には今は大学が無いので高校を卒業したら県外の大学に…という流れで、各方面から沼津に帰省となると、中止の判断になるのはやむを得ないことだと思う。

神戸大学の感染症内科の岩田健太郎教授のこのブログを読むと、やはり成人式のリスクはあるよな、と思うし、何かあってからでは悔やんでも悔やみきれないだろう。

ただ、新成人にとっては人生に一度の成人式。着物だって去年から準備しているだろうし、着付けの予約だって済ませている。

そんな新成人のために、何かしてあげたい、と企画されたのが今回の無料撮影会。

完全予約制で、1グループ10人以下、15分区切りでの撮影。

検温、アルコール消毒、撮影時以外はマスクの着用と、しっかりとした対策で行われていた。

待っている間に密になってしまう可能性があるだろうからと、誘導の人員も用意したそうなのだが、その必要がないほど参加者はしっかりルールを守ってくれた、とスタッフの方が教えてくれた。

素晴らしいなと思った。


そして、振袖姿の新成人のガール達は、とっても美しかった。

「ママ振を着ることができてよかった」と教えてくれた子もいた。

頷きながら聞いたけど「ママふり」だなんて言葉を初めて聞いたから、動揺がちゃんと隠せていたかどうかが心配だ。

「新成人のために何かしてあげましょうよ、社長」というスタッフからの声がきっかけで実現したという今回の撮影会。

新成人とその親御さんのことを思うと胸が痛むと話してくれた実行委員長さんのお子さんも今年成人を迎えたそう。

相手の思いが分かるからこそ、素敵な企画になって参加者の皆さんにも満足してもらえるものになるのだなと感じた。

新成人のみなさん、おめでとうございます。

コロナが落ち着いて、マスク無しで思いっきり楽しめる日が1日でも早く訪れますように。






 


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