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【682/1096】おうちで性教育 第9回 「避妊と人工中絶」開催しました

1月から開催している全10回のおうちで性教育、第9回めも無事に開催出来ました。
来月でラスト、最終回。
10回シリーズなんて、初めてで大丈夫かいな・・・と始めましたが、毎回時間足りないくらい盛りだくさんで、やっぱり大人の学び直し大事!!と思っております。

第9回は、避妊と人工中絶について。
性的同意とも関連深いですが、性的同意は最終回、「恋愛とデートDV」でじっくりやります。

避妊について、日本では高校になるまで学ぶ機会がないけど、15歳未満の中絶の件数は0ではありません。(2021年度は125件)
避妊や中絶を教えると、「子どもの性行動が活発になる」と思い込んでいる人がいるけれど、これはまったく反対で、正しい知識を得て、友だちと深く考え合ったり話をすることで「性行動に慎重になる」ということがデータからもわかっているし、包括的性教育を行う各国でも初交年齢があがっているというエビデンスも出ている。


柏崎智子 (2018年4月7日付 東京新聞朝刊)より

人工妊娠中絶については、大人も学んだことがない人がほとんどだし、正解のない問いでもあるので、じっくり取り組みたいところ。今日は、実際にあった事件の新聞記事なども取り入れてみた。
子どもの虐待死の一番多い件数は、いつも変わらず、0歳0ヶ月である。
そのことと、中絶に関することは切っても切り離せない問題なので。

人口中絶薬で、初期中絶ができることを知らない人も多いのではないか。
日本はフランスや中国に遅れること30年、2021年にようやく承認がおりたが、いまだに使用に異常なハードルがある。
そして、中絶に関しては、女性の権利と胎児の命の両方の課題があり、ほんとうに正解のないところで、いろんな価値観や考え方があるところでもある。

だからこそ、自分で決める、自己決定権を学ぶ必要があるし、そのための安心、安全、責任についても学び、考える必要がある。

本日の参考文献のご案内。

日々の毛づくろい(雑談)が、いざと言うときに相談できる関係性になる。それを、大切に育みたい。

来月は、2023年9月15日(金)10:00-12:00「恋愛とデートDV」です。
単発でのご参加も大丈夫です!

では、また。


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