震災の日に寄せて(ヴァイオリン 演奏付き♪^^;)
東日本大震災から、昨日で11年が経ちました。
私は被災者の1人です。
内陸なので被害はゼロに近く、
インフラが再開するまでの苦労のみでしたが。
電気開通まで4日、水道9日、ガス2週間。
トイレ用の水を汲みに学校のプールへ行ったり、どこそこの公園の水道から水が出ると聞けばやかんを持って並んだり、
庭の雪をストーブで溶かしてお風呂に溜めたりというサバイバル生活はとても大変でした。
食料調達やガソリンを入れるのに
どちらも1回4時間程度待つという
のもとても辛かったな〜
ただその日その日を生きて行くだけで必死だったあの時の事を、
毎年思い出します。(でも、息子と一緒に並んでた時結構楽しかったかな^^)
津波でご家族を亡くされた方、お家を流された方に比べたら
何という事もない被害でしたが、、
私のところはそんな感じでした。
✳︎✳︎✳︎
それで、最近少し思う事があります。
「津波被害の事を語り継ぐ」事についてです。
もちろん、忘れてはいけない事です。
自分や大切な人の命を守るためにした方がいい事を伝える事は必要です。
ただ、小さい子供に
あまりにそれを伝えすぎるのは
いかがなものかと。
恐怖を与え、それに備える脳内訓練を過剰にさせられると、
萎縮して、
何事にもトライする事を
恐れる人間に育ってしまうかもしれないのではないか?と思うのです。
親からよく、「世間はそんな甘いものじゃない」とか言われませんでしたか?
そんなネガティブな情報を与えるより、
「大丈夫だよ。大きな地震が来たら、とにかく高い所に逃げるんだよ」
これくらいのソフトさで伝える位で良いのではないか、、と、うっすら思うのです。
私は当事者ではないので、
本当のところはわからないし、
なにが正しいのかは誰にもわからないですが、…
なんとなーく
そんな風に思うのです。
備えは大事。
備蓄も大事。
でも、
怖いよ〜怖いよ〜
いつ来るかわからないから
備えなくちゃいけないんだよ〜
人生は怖い事でいっぱいなんだよ〜
って言うより、
大丈夫、怖い事もあるかもしれないけど、楽しい事の方が多いよ!
なんとかなるよ!
というニュアンスを伝えた方が
良いのではないかと。
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最後に、
やっとYoutubeチャンネルを作り、
限定でアップする術を習得したので^^;
ご迷惑かとは存じますが、
これから
時折過去に撮った演奏動画を載せようと思います。(以前Instagramに投稿したものです。)
お時間のある方は、
よろしければお聴き頂ければ嬉しいです♬
今日は、
コロナに突入した春、つまり2年前の春、鬱々としていた頃に撮った
バッハの「アリオーソ」という曲の動画です。
最後から2番目の「ラ」の音が少し高かったのが恥ずかしいので
そこに注目しないようにお願い致します(⌒-⌒; )