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東野圭吾著「カッコウの卵は誰のもの」/遺伝子で全ては決まっている?

カッコウという鳥は、「託卵」といって、他人(鳥)の巣に卵を産みつけ子育ても放棄する習性があるそうで、タイトルからそういった話だと想像がつきますね。

story↓

往年のトップスキーヤー緋田宏昌は、妻の死を機に驚くべきことを知る。一人娘の風美は彼の実の娘ではなかったのだ。苦悩しつつも愛情を注いだ娘は、彼をも凌ぐスキーヤーに成長した。そんな二人の前に才能と遺伝子の関係を研究する科学者が現れる。彼への協力を拒みつつ、娘の出生の秘密を探ろうとする緋田。そんな中、風美の大会出場を妨害する脅迫者が現れる―。
「BOOK」データベースより

東野圭吾さんはどれもとても読みやすいのと、人情面でほろりとさせられるのが好きポイントで、文庫になると読んで来ましたが、、
途中は面白かったけど最後あっさりと終わってしまった感じかなぁ。少し物足りなかった(生意気な感想)かな。
違う展開だったら感動的な終わり方になったのではと勝手な感想を抱きました。

ネタバレは避けたいので、詳細な内容は割愛しますが、
「遺伝子」問題には興味があります。

本書の中では、
遺伝子研究グループが優秀な遺伝子を持つ子供を発掘して育てる というサイドストーリーがあります。
持って生まれた才能を開花させるというと聞こえはいいけど、お金を餌に好きでもないスポーツを無理矢理やらされている光景は、昔貧乏な家の子供が口減らしの目的で奉公という名で家を追い出されたり、政略結婚が行われたりした事に通じる気がして嫌な気持ちになりました。

遺伝子というと、ちょっと思い当たる事があります。
私の息子は2人とも何故か足が速かったのですが、これは完全に夫の遺伝。
(夫は他のスポーツは全くダメ。足だけ速かった)
2人とも天然パーマで、これも夫の遺伝。温厚な性格もそうかな〜^^;

妹と私を比較すると、妹は手足が細く、胴体はぽっちゃり型。私は手足がしっかり^^;してて胴体は痩せてはいないけど中肉中背。親と妹は遠視気味で近視は私だけ。内臓は妹は胃腸が強く、これは完全に母譲り。歯の大きさ!これなどそれこそ鍛えようもない持って生まれたものですよね。妹は歯が小さめなので歯並びがいいけど私は上の前歯が大きいので歯並びが悪い。

ついでに、妹の旦那さんは双子で、小さい時に弟は養子に出され離れ離れ。
食べ物など全く違う環境で育っていながら、現在全く同じ身長なのです。

こういう事から、牛乳をたくさん飲んだからとかたくさん寝たから背が伸びた という話は違うのではと勝手に思っていました。

つまり、生まれた時に、いや受精した瞬間に全ては決まっている⁈
考え方を変える事は私は可能だと思いますが、持って生まれたものってやっぱりありますよね。
いい悪いではなくて。

遺伝子研究が進み、将来は医学界でその研究成果が活用される可能性があるという話を聞いた事があります。
例えばガン遺伝子を操作してガンにならない体を持つ事ができたら…それは夢のようなお話ですが、
そうするとますます高齢化になっちゃうのかなー?いいのか悪いのか?…
なーんて、
思考があちこち飛んでいる
今日の私でした。
(でもガンにはなりたくないから研究が進むと良いなぁ。)

取り止めもなく書いてみました。

それではまた。
最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎

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