遺族厚生年金5年で打ち切り案に思うこと/それで安心して子供を産めますか?
マンネンロウさんの記事で、初めて文字で見かけました。
来年修正案を提案し可決らしい。もし本当にこれが通ったら、
60歳未満の妻にとって恐ろしいことになります。(段階的にこの措置をとっていくということなので、高齢者もじわりじわりと打ち切りにする可能性があると私は思っています)
まず、59歳で打ち切りになったら。
59歳で夫が亡くなったら?
たった1歳の差で、一生貰える人とそうでない人が出るということでしょうか?
こんな不公平で人権無視な思いやりのかけらもない法案を通そうとしているとは恐ろし過ぎます。
「男女差を是正」…詭弁ですね。むしろ女性を徹底的に不利にし男女格差を激化させる事になるでしょう。
そもそも年金は、最低限の生活を維持するためのものなはず。ならば、健康体で働けている夫は、妻が亡くなっても妻の遺族年金はもらえない、これは当然ではなかったのでしょうか。
本当に男女差を是正したいなら夫も妻の遺族厚生年金を需給できる仕組みにすればいいだけ。
しかしおそらくは十分な給与を得ていれば支給停止になるはず。妻の払った年金料は無駄になりますが、それは仕方ないのかなと私は思います。
共働きが増えたといっても、実際は結婚や出産で妻は退職し夫の転勤に帯同し子供が小さいうちは子育てに専念する家庭が多いことでしょう。
そして子供が大きくなると130万円の壁を超えないように、家事育児にもちょうどいい塩梅でパート労働などをする主婦が多いのではないでしょうか。
その方達が受給できるのは主に国民年金のみ。(私は既に受給してますが、月7万円程度です)
仮にパートじゃなく正規雇用で働いたとしても、男性の給与には到底及ばないし勤務年数も少ないから、厚生年金の受給額はたいした金額にはならないでしょう。夫亡き後、家族を養い家を維持していくには到底足りません。
もし子供に障がいがあったら?心の問題があったら?自分自身が健康じゃなかったら?
正規雇用でまともに働けるでしょうか?夫に先立たれた妻自身、そんなに簡単に立ち直れるでしょうか?
夫が洗濯も食事作りもせず仕事に邁進できたのは妻の支えあってこそ。そうやって子供を育てて家庭は成立してきた。その家庭のあり方を崩壊させるのが、この案なのではないでしょうか。
しかも、夫が長年働いて納めてきた年金は5年経過以後全て没収とは。
それなら年金制度いりますか?
こんな愚策を実施したら、国民の貧困化は加速し、結婚、子育てはリスクが高すぎて避けたくなるでしょう。それのどこが少子化対策?少子化推進の間違いではないでしょうか。
これでは、働けない人は死ねと言っているようなもの。国民に対する虐待にも値する悪策だと思います。
折しも、昨日日銀がまた利上げを発表しました。これにより、住宅ローンの変動利率が上がることが予想されています。
我が次男家庭は、まさにこの両方が該当します。
次男は転勤が多く、現在地元に戻ってきたのをきっかけに、去年うちの近くの中古マンションを購入しました。変動で組んでいます。
妻は小2の娘の育児で専業主婦をしていて、この先働く可能性はあると思うけれど、高給取りになれるとは到底思えません。
息子が健康で仕事を続けていられれば何も問題はないけれど、万が一のことがあったら確実に彼女は路頭に迷うことになる。マンションは保険が降りるからローンはなくなるとはいえ、家計を維持するのは相当厳しくなることが予想されます。
5年で打ち切りということは、生涯自分の年金だけで生きていかなくてはいけないということ。
60才、70歳、80歳、90才過ぎても、結婚出産子育てという大仕事をした女性が貧困の中で老後を過ごさなくてはいけないということです。
こんな恐ろしいことを粛々と進めるこの国の政府は狂っているとしか思えません。
内海聡さんの「2025年日本はなくなる」を以前読みました。
そこに、この話はなかったと思いますが、来年この法案が通ったら、
言論統制、ワクチン(粉ワクチンも製造されていますよ〜)増税、畜産・農業衰退政策、売国政策、移民政策(移民に手厚い支援をしまくっています)インフラまで他国に売りまくるこの国は、
内海さんのおっしゃる通り本当に滅亡するのではないかと私も思えて来ました。
こうしてじわじわと国民を苦しめていく、これって戦争で人を殺すことより、もしかしたら残酷かもしれません。
今までも、この国はヤバいと何度も絶望の淵に立って来ましたが、この法案には心底納得がいきません。
近い将来、亡命する人が増えるのではと、そんな気さえして来ました。
もし読んで下さったあなたを暗い気持ちにさせてしまったならごめんなさいね。
けれど、知らないままでいたら政府のやりたい放題が加速するだけ。
まずは、今の政府が国民のことなど微塵も考えていないことを
1人でも多くの方に知って頂きたいと、そんな風に思っています。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました❤︎
コメントお気遣いなくです〜