黄金のサナギ
オオゴマダラのサナギは
光輝く 美しい金色です
金のサナギが、あちらこちらの枝に
ある時 は まるで、金の実が実っているようにさえ見えます
オオゴマダラの食草は
ホウライカガミ(キョウチクトウ科)
と言う植物です
ホウライカガミは、毒がある植物です
幼虫の時はその葉を食べ、
その毒を取り込んで、私は毒を持っていますよー!
と、言わんばかりに、毒毒しい見た目をしています
我が家も、ホウライカガミを植えて 育てていましたが、オオゴマダラはなかなかの大食漢、数匹の幼虫は葉の取り合いで、あっという間に食べ尽くされてしまいます
(だからあんなに大きな蝶にあるのかな?)
https://www.dainippon-tosho.co.jp/yagi/2014/141215/4.html
朝早くまだ陽のあがらない静かな時間に、ひっそりと羽化し、数時間後には
大きな羽をゆったりと羽ばたかせて飛んで行きます
サナギから出てくる時は
少しの刺激があっただけでも無事に
蝶には成らないので、
羽のシワがしっかり広がり
羽ばたくまでは安心出来ません
時に運悪く、羽のシワが広がらず、何時間経ってもそのままの蝶は
やがてその命を枯らせてしまいます
何が原因だったのか、、
空になったサナギだけがその場に残さます、、
初夏になるとフラっと、オオゴマダラが帰ってくると、
「あぁ、ちゃんと帰ってきたね!
ゆっくりしていってね!」
と、声をかけています
こうして、卵を産みに戻ってくれる
オオゴマダラが愛しいです。