アメリカ転職希望者必見:LinkedInを活用した効果的な転職活動 アメリカでは大学生からフル活用
こんにちは。カリフォルニアで海外転職に特化したキャリアコーチをしているブレナー真由美です。
本日、長男の大学の保護者向けニュースレターで「Power of LinkedIn」というオンラインセミナーへの招待があり、参加しました。このセミナーは、大学のキャリアコーチが主催し、保護者や社会人学生、そして現役の大学生が参加するものでした。
アメリカにおけるLinkedInの活用がテーマで、特に転職や採用にどのように影響を与えるかについて多くの示唆が得られました。
私は欧米圏や英語圏への転職を目指す方を支援するキャリアコーチとして、LinkedInの重要性をクライアントにも常に伝えています。
この記事では、セミナーで学んだLinkedIn活用法や転職活動に役立つポイントをご紹介します。
1. 採用担当者の視点とSNSの重要性
アメリカの採用市場では、79%もの採用担当者が応募者のSNSを確認し、投稿内容によっては採用を見送るケースもあるようです。特にLinkedInは、プロフェッショナルな印象を与える場として活用されており、98%のリクルーター、85%の採用担当者が候補者探しに利用しているというデータもあります。
レジュメを送るだけではなく、LinkedInにプロフェッショナルなプロフィールを載せることで、採用につながる確率が飛躍的に高まるのです。
2. 地道な活動が成功を引き寄せる
海外転職は短期間で結果が出るものではなく、地道にコツコツと日々の活動を積み重ねることが求められます。以下のアプローチが効果的です。
会社のフォロー:興味のある企業をフォローし、最新情報をキャッチする。
社員との交流:特に役職の高い人をフォローし、彼らの投稿に「いいね」やコメントをする。
直接応募だけでなく、このような小さな接点を作ることで、企業側に存在をアピールすることができます。転職活動においては、こうした戦略的なネットワーキングが重要です。
3. キーワード:インフルエンサー、グループ、インフォメーショナル・インタビュー
効果的にLinkedInを使うためのポイントは、次の3つです。
① 業界のインフルエンサーを特定する
希望する業界の影響力のある人物を見つけ、その活動をフォローしましょう。彼らの投稿に対して積極的に関わることで、同業界の動向に詳しくなるだけでなく、ネットワークも広がります。
② LinkedInのグループに参加する
業界特化のグループに参加することで、同じ志を持つ人たちとつながり、情報交換ができます。こうしたグループ内での活動が、新たな転職のチャンスを生むことも少なくありません。
③ インフォメーショナル・インタビュー(情報収集のための面談)を活用する
インフォメーショナル・インタビューとは、興味のある企業や職種について働いている人と非公式に話し、その業界の最新情報や働き方の実情を知ることができる面談です。
これは採用プロセスの一部ではないため、自分を売り込む場ではなく、情報収集が目的です。例えば、以下のようなことを聞くと良いでしょう:
その職種で役立つ資格やスキルは?
仕事の実際の様子は?
応募準備やキャリア形成のためのアドバイス
また、この面談を通じて業界のトレンドや採用の動向を把握することもでき、将来的な転職活動に向けた準備になります。
まとめ
LinkedInは、ただのSNSではなく、自分のキャリアを広げるための強力なツールです。戦略的に活用することで、転職市場において他の候補者よりも一歩リードすることができます。日々の地道な活動が成功への鍵ですので、焦らずに着実に取り組んでいきましょう。
これから転職を目指す皆さんにとって、今回の内容が少しでも役立てば幸いです。LinkedInを通じて、希望するキャリアへの扉が開かれることを願っています。