本当に成功したと思える海外転職とは?
今回は、「本当に成功したと思える海外転職」
について話をさせていただきます。
私がいつも最初に体験セッションにお越しになった方にお聞きしているのは、「5年後、10年後のあなたはどこでどんな状態でいたいですか?」です。
この質問をして、はっきりと回答を頂ける方は極々わずかです。
正直、世の中、びっくりするようなことや思いがけないことも起こるかもしれません。
でも、これは周りの状況がそうなって、あなたがそれに巻かれてそうなる状況であって、あなたはどうしたいのか? どういう状態であれば満足がいく、成功したと思う人生を送れるのか?ということです。
長い人生、あなたは、どう生きていきたいのか?
長い海外でのキャリアをどう積んでいきたいのか?
海外転職をすることがまず一旦のゴールだとすると、海外に出てから続くキャリアの方が長い方が殆どだと思います。
それを考えると、憧れの国で仕事が出来たらそれだけで満足ですか?
今回は、自由な生き方をしたい、誰にも縛られない生活をしたいと行きたい国を転々として、日本に帰って契約社員で仕事をして、お金が溜まったらまた海外へという生き方を選ばれる方は今日の話には入ってきません。
そういう方も世界を見ると中には沢山居て、自由に、楽しく国を跨いで行き来している方たちもいます。ただ、そんな方は極まれです。
海外に出て成功するキャリアを積んでいくには、3つの方法で考えていくと良いと思います。
1.最初からあなたのキャリアを積んでいける、間違いなくキャリアアップが出来るという国への転職をする。それには給与面や昇給昇格の制度が整っている。やったらやっただけ評価されて上に上がっていける土壌がある国。
2.将来この国で成功するんだという国が定まっても今のあなたの経験やスキルでは転職が出来ないのであれば、足りない部分をどこでどう埋めていくのかを早めにリサーチして考えていくことです。
3.そして、今のあなたの経験やスキルで直ぐにでも転職できる国があれば、してみる、そこから繋がるキャリアもあると思います。
考えてやるべきことは、早め早めにご自身の現在地を知ることです。
例えば、新卒で入った会社で会計スタッフとして3年間仕事をしている。会計の仕事にはとてもやりがいを感じていて、これからもこの方面でキャリアを伸ばしていきたい。ただ大学生の時に1年間アメリカに留学をして、いつかはアメリカで転職をしたい。そして会計士事務所へ入り、会計コンサルタントしてキャリアを積んでいき、アメリカのクライアントさんへ有益なアドバイスをしていきたい。そして将来は会計士事務所を自分で立ち上げて独立したい。
この方の場合は、かなり具体的に目標を持っている方で、このような方はゴール達成も夢ではないと思います。この方のように現在地を把握している、近未来の目標をある程度定めている方は、そこは辿り着くには、あと何年仕事の経験を積んで、必要な資格などあればそれを早めに知り、またアメリカで転職の場合、会計のニーズはどれだけあるのか? 労働市場を把握すること。就労ビザを取るために条件には何が必要なのか?を早めに知ることです。
そして、それがわかったら、足りない部分を埋めていき、アメリカ転職へ時間が掛かっても着実に進んでいくことです。
そして、アメリカにいざ転職は出来ても、その会社が社員個々のキャリアパスをきちんと考えてくれている会社なのか? 昇給や昇格など制度が整っているのか?などもわかった上で転職をする方が良いと思います。
もちろん待遇面だけではありません。
あなたの経験を十分に活かして、満足いく仕事をしていける会社なのか?
海外は、会社もあなたがどう貢献してくれるか?そして、あなたも会社がどうあなたを評価してくれるのか?そこがとても大事で重要視されています。
私のクライアントさんの中には、日本で仕事をしていて、頑張っても頑張っても昇給が微々たるもの。
クライアントにとても高い評価を得たプロジェクトを完成させても、会社からの感謝はあってもそれがダイレクトに評価制度に響かない。
何年たっても役職が付かない。
安定はしているものの、どんなに頑張っても昇格できるのは勤続年数で決まっている。
そんな日本の現実から抜け出して、海外でガンガン仕事をして、輝かしいキャリアを積んでいる方は世界には沢山います。
何年もそんな状態で日本にくすぶっている必要はないと思うんです。
また、海外転職は出来ても、海外に出てからキャリア迷子になっている人も結構います。
日本の友人からは、「○○ちゃんは海外で仕事をしているなんて、凄い!」と言われても、自分は内心どうかというとキャリアに満足出来ていない人も結構いるのです。
なので、海外転職が最初のゴール、それをクリアしたら、次は、これからの海外でのキャリアアップを考えて、計画を立てながら海外転職活動することをお勧めします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?